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映画『いのちの停車場』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

白石咲和子は東京で救命救急医として働いていた。だが、ある出来事をきっかけに退職し、故郷の石川県金沢市に戻る。白石は「まほろば診療所」で在宅医として働き始める。そして、同僚達や患者との出会いを通して、「命」と向き合うことになる。

映画『いのちの停車場』の作品情報

いのちの停車場

タイトル
いのちの停車場
原題
なし
製作年
2021年
日本公開日
2021年5月21日(金)
上映時間
119分
ジャンル
ヒューマンドラマ
監督
成島出
脚本
平松恵美子
製作
手塚治
亀山慶二
吉崎圭一
原口宰
山口寿一
渡辺雅隆
與田尚志
渡辺章仁
温井伸
能田剛志
吉村和文
丸山伸一
野中雅志
富永理生子
製作総指揮
村松秀信
西新
キャスト
吉永小百合
松坂桃李
広瀬すず
西田敏行
田中泯
石田ゆり子
伊勢谷友介
小池栄子
製作国
日本
配給
東映

映画『いのちの停車場』の作品概要

現役の医師である南杏子原作の医療小説を元に制作された作品。映画『八日目の蝉』を手掛けた成島出が監督を務めた。脚本を執筆したのは、「日本アカデミー賞・優秀脚本賞」を九度受賞している平松恵美子。吉永小百合が主演を務め、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行、田中泯らが共演している。「まほろば診療所」に勤務する医師達と様々な理由から在宅医療を受ける患者&その家族の苦悩する姿と、愛に溢れたやり取りが描かれている。

映画『いのちの停車場』の予告動画

映画『いのちの停車場』の登場人物(キャスト)

白石咲和子(吉永小百合)
元救命救急医。ある出来事をきっかけに、故郷の「まほろば診療所」で在宅医として働くようになる。
野呂聖二(松坂桃李)
医大卒業生。「まほろば診療所」の運転手。白石咲和子のことを尊敬している。
星野麻世(広瀬すず)
「まほろば診療所」の訪問看護師。院長の仙川徹と、患者の診療に当たってきた。他界した姉の子を育てている。

映画『いのちの停車場』のあらすじ(ネタバレなし)

白石咲和子は東京にある救命救急センターで働いていたが、ある出来事をきっかけに退職する。その後、故郷の石川県金沢市に戻り、自分の人生について見つめ直した。そして、「まほろば診療所」で在宅医として新たな人生を歩み始めることを決める。

「まほろば診療所」は院長の仙川徹と訪問看護師の星野麻世の二人で、五名の患者の診療に当たっていた。在宅医と救命救急医では、患者に対する考え方や治療方法が異なっていた。白石は仙川の指導を受けながら、それらを学んでいった。

「まほろば診療所」に医大卒業生の野呂聖二が訪ねてくる。彼は白石のことを尊敬しており、金沢まで追ってきたのだった。野呂は運転手として診療所で働くことになる。彼はある悩みを抱えていた。

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映画『いのちの停車場』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『いのちの停車場』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『いのちの停車場』の感想・評価

診療所を舞台にした命のドラマ

本作は現役医師・南杏子原作の小説を元に制作されている。物語に登場するのは、「まほろば診療所」に勤める医師達。そして、様々な理由から在宅看護を選択した患者とその家族達。

主人公の白石咲和子は、元救命救急医。ある出来事をきっかけに救命救急センターを退社した後、実家がある金沢市に戻ってくる。そこで彼女が次の道に選んだのは、「まほろば診療所」で在宅医として働くことだった。院長の仙川に見守られながら、患者の診療を行っていく。在宅医療を選ぶ患者や家族達には、それぞれ様々な事情があった。白石は救命救急医とはまた違う治療法に戸惑いながらも、真摯に患者に向き合っていく。そんな時、父が病に倒れ、白石はある決断を迫られることになる。「生きる」とは何か、「命」とは何か、深く考えさせられる物語になっている。

大女優・吉永小百合主演作

主演を務めたのは、大女優の吉永小百合。吉永小百合は1957年にラジオドラマ『赤胴鈴之助』でデビューを果たした。女優としてだけでなく歌手としても活躍しており、レコードデビュー楽曲『寒い朝』でNHK紅白歌合戦に初出場を果たしている。2006年には紫綬褒章を受章し、2010年には文化功労者に選出されている。日本の映画&テレビ業界を代表する、大女優である。本作では、元救命救急医で現在は在宅医として働く白石咲和子役を務めた。

主演だけでなく、脇を固めるキャストも豪華!白石に憧れる医大卒業生の野呂聖二役は俳優の松坂桃李。「まほろば診療所」の訪問看護師・星野麻世役は女優の広瀬すず。「まほろば診療所」の院長・仙川徹役は俳優の西田敏行。白石咲和子の父である白石達郎役は俳優の田中泯。その他、女優の石田ゆり子、女優の南野陽子、女優の小池栄子、俳優の柳葉敏郎らが出演している。

映画『八日目の蝉』を手掛けた成島出監督作品

メガホンを取ったのは、成島出監督。映画『油断大敵』(03)で監督デビューを果たす。俳優の堤真一が主演を務めた映画『孤高のメス』(10)や、「第35回日本アカデミー賞・最優秀作品賞」を受賞した映画『八日目の蝉』(11)などの話題作を手掛けてきた。十数年前に父を看取り、自身も肺がんで闘病生活を送っていた経験を持つ。

脚本を手掛けたのは、山田洋次監督の下で助監督・共同脚本を務めている平松恵美子。保健所で起きた実話を元に制作された映画『ひまわりと子犬の7日間』(12)で、監督デビューを果たしている。そして、山田洋次監督と共同脚本を務めた映画『おとうと』(10)や映画『家族はつらいよ』(16)などで、「日本アカデミー賞・優秀脚本賞」を受賞している。

映画『いのちの停車場』の公開前に見ておきたい映画

映画『いのちの停車場』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『いのちの停車場』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

八日目の蝉

成島出が監督を務めた作品。「第35回日本アカデミー賞・最優秀作品賞」を始め、様々な賞を受賞しており高い評価を受けた。角田光代原作のサスペンス小説を元に制作された作品。主演を務めたのは、女優の井上真央。歌手の中島美嘉の楽曲『Dear』が主題歌に起用された。連続テレビドラマ化もされており、2010年にNHK総合にて放送された。

21年前、薫は父の不倫相手だった希和子に誘拐された。誘拐された当時、薫は希和子のことを本当の母だと信じていた。大人になった薫の元に、雑誌記者の千草が訪ねてくる。あの誘拐事件のことを取材しているらしい。薫は千草と一緒に、幼い頃の日々を振り返る。実は千草はカルト教団「エンジェルホーム」で、幼い薫と一緒に過ごしていた。

詳細 八日目の蝉

最高の人生の見つけ方

吉永小百合が女優の天海祐希とダブル主演を務めた作品。2007年に公開されたアメリカの同名映画のリメイク作品。アメリカ版はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンがダブル主演を務めた。ムロツヨシ、満島ひかり、賀来賢人など人気俳優が出演している他、アイドルグループの「ももいろクローバーZ」も作品内に登場する。

専業主婦の北原幸枝が入っていた病室に、女社長の剛田マ子が入院してくる。二人は検査の結果、余命があと僅かだと医師から告げられる。幸枝は病院で知り合った、幼い少女が書いた「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行していくことを思いつく。話を聞いた剛田は、自分も一緒にやることにした。二人はぶつかり合いながらも、リストに書かれたことを思いっきり楽しんだ。

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新聞記者

松坂桃李と韓国出身の女優シム・ウンギョンがダブル主演を務めた作品。「第43回日本アカデミー賞・最優秀作品賞」や「第74回毎日映画コンクール・日本映画優秀賞」などの賞を受賞している。批評家だけでなく、山田洋次監督を始めとした同業者からも高く評価されている。東京新聞記者・望月衣塑子の著書を原案に制作された作品。興行収入6億円の大ヒットを記録している。

東都新聞社の記者である吉岡エリカは、ジャーナリストの後藤さゆりが野党の議員に性暴力の被害を受けた事件を取材した。だが、小さな記事としてしか新聞に載せてもらえなかった。実は、彼女はある目的のため、新聞社で働いていた。一方、内閣情報調査室官僚・杉原拓海は、自分の仕事に疑問を抱いていた。そんな時、元上司の神崎俊尚が飛び降り自殺をしてしまう。

詳細 新聞記者

映画『いのちの停車場』の評判・口コミ・レビュー

映画『いのちの停車場』のまとめ

主演を務めた吉永小百合を始め、松坂桃李、広瀬すず、西田敏行など出演しているキャストがとても豪華。在宅医療を専門としている「まほろば診療所」を舞台に、医師と患者達が「生きること」や「命の終わり」について苦悩する姿が描かれている。物語に登場する患者の一人は、主人公の父である白石達郎。骨折をきっかけに様々な病に罹ってしまい、安楽死を望むようになる。医師であり娘である白石咲和子は、そんな父に対してどんな思いを抱くのか。また、どのような決断をするのか、ぜひ注目して欲しい。

映画『いのちの停車場』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
映画『いのちの停車場』を無料視聴できる動画配信サービスと方法を分かりやすく紹介しています。
この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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