紀元前245年。戦災孤児である信と漂は、天下の大将軍になることを夢見て剣術を磨き合っていた。ある日、漂が大臣・昌文君に召し上げられて王宮に行くことになるが、王弟のクーデターに巻き込まれて命を落としてしまう。
映画『キングダム』の作品情報
- タイトル
- キングダム
- 原題
- なし
- 製作年
- 2019年
- 日本公開日
- 2019年4月19日(金)
- 上映時間
- 134分
- ジャンル
- アドベンチャー
歴史 - 監督
- 佐藤信介
- 脚本
- 黒岩勉
佐藤信介
原泰久 - 製作
- 北畠輝幸
今村司
市川南
谷和男
森田圭
田中祐介
小泉貴裕
弓矢政法
林誠
山本浩
本間道幸
松橋真三
北島直明
森亮介
平野宏治 - 製作総指揮
- 木下暢起
伊藤響 - キャスト
- 山崎賢人
吉沢亮
長澤まさみ
橋本環奈
本郷奏多
満島真之介
阿部進之介
深水元基 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画『キングダム』の作品概要
累計発行部数3800万部を超える、原泰久原作の超人気漫画を元に制作された作品。紀元前245年が物語の舞台となっており、王の座を巡っての争いに巻き込まれる青年達の姿が描かれている。山崎賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈など、人気・実力を兼ね備えた俳優達が集結している。主題歌を担当したのは、世界でも活躍しているロックバンド「ONE OK ROCK」。佐藤信介が監督を務め、原作者の原が脚本の執筆に参加している。
映画『キングダム』の予告動画
映画『キングダム』の登場人物(キャスト)
- 信(山崎賢人)
- 戦災孤児。天下の大将軍になることを夢見て、友人の漂と剣術を磨き合う。
- 漂(吉沢亮)
- 信の友人で戦災孤児。大臣・昌文君に召し上げられ、王宮に行くことになる。嬴政と瓜二つ。
- 嬴政(吉沢亮)
- 成蟜の腹違いの兄。成蟜がクーデターを起こしたことにより王宮を追われる。
- 楊端和(長澤まさみ)
- 女性でありながら、山の民を武力で束ねる。謎多き女性で、信の味方かどうかも分からない。美人。
- 河了貂(橋本環奈)
- 梟鳴(きゅうめい)という山民族の末裔。烏を模した蓑を着ている。金のため、信と行動を共にする。
- 成蟜(本郷奏多)
- 王弟。実母が王族の血を引いており、自分こそが王の座に相応しいと考えている。残虐で野心的な人物。
映画『キングダム』のあらすじ(ネタバレなし)
紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。一度奴隷の身分に落ちた者は、大人になっても奴隷の身分から解放されることはなかった。唯一抜け出す道があるとすれば、剣術で伸し上がっていくことだった。戦災孤児である信と漂は、天下の大将軍になることを夢見て剣術を磨き合っていた。
ある日、漂は大臣・昌文君に召し上げられ、王宮に行くことになる。そこで、王弟・成蟜がクーデターを起こし、戦いが起きた。信は漂の元に向かうが、一足遅かった。漂は致命傷を負っており、信に地図を託して亡くなってしまう。信は友の死を深く悲しむが、漂の望み通り地図が指し示す場所に向かうことにした。辿り着いた場所にいたのは、信と瓜二つの男だった。果たして、その男は何者なのか!?
映画『キングダム』の感想・評価
原泰久原作の漫画『キングダム』を元に制作!
本作は原泰久原作の漫画を元に制作されている。原作の漫画は「第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞しており、累計発行部数3800万部を超える超人気作である。今回の映画化の前にアニメ化・ゲーム化が行われており、幅広い年代の人から支持を集めている。それは、2015年から原の出身地である佐賀県三養基郡基山町のふるさと納税の返礼品として、キングダムのグッズが使われていることからも明らかである。
今回の映画化に当たり、原自身も脚本に参加している。原作の漫画をただ単に踏襲しているわけではなく、オリジナル要素も付け加えられている。初見の人だけでなく、原作漫画のファンも新鮮な気持ちで楽しむことができるようになっている。
超人気俳優達が集結
主人公の信を演じるのは、数々の漫画を原作とした映画に出演している俳優の山崎賢人。山崎はアクションシーンの訓練を行い、肉体改造を行って「信」という人物を演じている。普段の優しい雰囲気とはまるで違う山崎の演技に驚く人も多いはずである。
物語のもう1人の主人公と言っても過言ではない漂と嬴政を演じたのは、『仮面ライダーフォーゼ』の朔田流星役で一躍有名になった吉沢亮である。吉沢は威厳溢れる嬴政を見事に演じており、洗礼された空気を体現している。
その他にも、『銀魂シリーズ』での体当たりの演技が話題を集めた橋本環奈や子役の頃から活躍している本郷奏多、長澤まさみや大沢たかおなど、人気・実力を兼ね備えた俳優達が集結している。
迫力あるアクションシーン
『キングダム』は王の座を巡っての争いや少年達の修業の日々など、人間ドラマが魅力の1つとなっている。だが、魅力はそれだけではない。広大な大地で繰り広げられる戦闘シーンも魅力の1つとなっている。紀元前245年ならではの肉体を使った戦いは迫力があり、映画館のスクリーンで見れば圧倒されるのは間違いない。アニメや漫画とはまた一味違ったリアリティ溢れる戦闘シーンは一見の価値がある。
本作のアクション監督を務めているのは、下村勇二である。下村は『BLEACH』(18)や『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15)など、数々の作品でアクション監督やアクションコーディネーターを務めた実力者で、その道では有名な人物である。
映画『キングダム』の公開前に見ておきたい映画
羊と鋼の森
山崎賢人が主演を務めた作品。宮下奈都原作の小説を元に制作されている。原作の小説は「王様のブランチ・ブランチブックアワード2015大賞」や「第13回本屋大賞」などを受賞している話題作。上白石萌音・萌歌姉妹が映画初共演を果たしたことでも注目を集めた。久石譲×辻井伸行がエンディングテーマを担当している。
ピアノは「羊」の毛で作られたハンマーが「鋼」の弦を叩くことで音を生み出していた。外村直樹は板鳥宗一郎が調律したピアノの音に、「森」の匂いを感じた。彼の音に魅せられた外村は、ピアノ調律師の世界に足を踏み入れた。ピアニストの和音と由仁姉妹に出会い、外村は調律師としての自分の在り方に苦悩する。周囲の人間はそんな外村を励まし、見守った。
詳細 羊と鋼の森
猫は抱くもの
吉沢亮が沢尻エリカと共に主演を務めた作品。大山淳子原作の連作短編小説集を元に制作された作品で、猫と人間の絆が描かれている。水曜日のカンパネラのコムアイはこの作品で映画デビューを果たし、劇伴も手がけている。吉沢が演じたのは、自分を人間だと思い込んでいる猫の良男。沢尻はこっそり飼っている猫の良男に愚痴を零す、妄想好きな女性・沙織を演じている。
猫の良男はアラサーの元アイドルである沙織に恋をした。良男は自分のことを人間だと思い込んでおり、ねこすて橋に集まる猫達は困惑し馬鹿にした。良男は周囲の声など気にせず、沙織の傍にいられることに幸せを感じていた。だが、ある男の登場で危機的な状況に陥る。その男は売れない画家のゴッホだった。良男は自分が猫だと自覚し、沙織のことを支えられない自分に苦悩した。
詳細 猫は抱くもの
図書館戦争
佐藤信介の代表作。有川浩原作の小説を元に制作された作品。原作の小説は「第39回星雲賞日本長編作品部門」を受賞しており、漫画化・アニメ化もされている人気作。2015年には続編となる『図書館戦争 THE LAST MISSION』が公開された。V6の一員である岡田准一が主演を務め、榮倉奈々がヒロインを演じた。
本を読む自由が奪われた世界。そこには本を読む自由を守るための、「図書隊」と呼ばれる部隊があった。笠原郁は高校生のとき、図書隊の隊員に良化機関員の検閲から守ってもらったことがあった。笠原は顔も名前も分からない隊員に強い憧れを抱き、図書隊に入隊することを決める。入隊先には、鬼教官として恐れられている堂上篤という男がいた。笠原は堂上に反発しながらも少しずつ惹かれていった。
詳細 図書館戦争
映画『キングダム』の評判・口コミ・レビュー
『キングダム』
・山崎賢人が終始叫んでる
・でも今までにない演技幅
・長澤まさみカッコ美しい
・吉沢亮までカッコ美しい
・橋本環奈着ぐるみだカンナ
・高嶋政宏安定の側近役
・ヤな奴演技日本一だぜ本郷奏太
・早過ぎてカメラに写らない坂口拓
・地味に要潤が良い
・大沢たかおが全部持っていく pic.twitter.com/Zbu5GSgaLt— papiko (@papiko5656) 2019年4月20日
はいキングダム
これ観たらもう邦画に目覚めるしかないですよね。原作も予告も全然見ずに空っぽで行ったんですけど楽しすぎた。原作ファンはどう思うか知らないけどとりあえず所見の自分には最高でしたね。この映画を観て原作を初めて読む人や読み直す人は何人いるんだ…こりゃ財布がまた寂しくなる pic.twitter.com/A0xQ8WlHvw— 三黒@映画垢 (@aimai_mikuro) 2019年4月21日
『#キングダム』
王の風格漂う吉沢亮の開戦を告げる一太刀、美オーラ全開 長澤まさみの二刀流ワイヤーアクションから涙が溢れ続け、1人だけ紛れ込んだ本物 坂口拓の「現実見せてやるぜ」にビビって目が覚める。アクションで泣ける映画が日本で誕生しましたよ。その事にまた泣くでしょ!#背骨映画 pic.twitter.com/MMHreEP80L— 背骨 (@sebone1126) 2019年4月21日
キングダム観てきました😊
役のキャストが良くって
アクションシーンやストーリーが面白いから引き込まれていきました😄
信と漂の2人の友情には感動しました🤝🙈
王騎さんは存在感やインパクトが半端じゃなかったです🐲💨
続編をしてほしい作品です👍 pic.twitter.com/p52hGXVhiQ— 🍪ピース🍩 (@qpPWaRmA3DBTK5z) 2019年4月20日
キングダム
原作再現度めっちゃ高い! 俳優さん達の演技も凄くて… 特に王騎は表情や仕草がまんま 😳 声や話し方までアニメ版そっくりとは…大沢たかおさん凄すぎ!!
あと山民族の城は思ってた以上に岩だった 笑#映画 #キングダム #長澤まさみ #大沢たかお #吉沢亮 #橋本環奈 #山崎賢人 pic.twitter.com/Fd3Lmp8cg5— そこからのせんちょ (@Skipper_TINY) 2019年4月21日
劇場版『キングダム』、期待してたよりも5億倍山崎賢人と吉沢亮が演技が自然で上手くて、殺陣も凝ってて音楽も良くて、長澤まさみが余りにも尊くて、漫画原作の映画版の歴史に残るお手本だった。続編も必ず観たい。100点満点中100点。
— 長場 (@v9wkw7oo1) 2019年4月20日
映画『キングダム』のまとめ
実現不可能と言われた作品が、満を持して映画化された。戦闘シーンやたくさんの家来達が集まっているシーンなど、映画だからこそ感じられる迫力あるシーンがたくさん散りばめられている。圧倒的なスケールの大きさは、感動すること間違いない。実際に中国で撮影が行われており、漫画『キングダム』の雰囲気が忠実に再現されている。主題歌を担当したONE OK ROCKの楽曲も物語に合っており、壮大な物語が描かれていることが音楽を聞いただけで分かるようになっている。
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