ドラマ・映画に引っ張りダコの人気俳優・西島秀俊と波瑠がお届けする、夢と希望と笑顔溢れるほっこり遊園地ストーリー。“仕事”に対して希望を膨らませる波瑠と、“魔法使い”の異名を持つカリスマ上司西島秀俊が、今日も訪れるお客様のために遊園地を盛り上げる!長編映画初主演の波瑠と、優しく魅力的な笑顔の西島秀俊が、遊園地の裏側お伝えします。
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の作品情報
- タイトル
- オズランド 笑顔の魔法おしえます。
- 原題
- なし
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2018年10月26日(金)
- 上映時間
- 105分
- ジャンル
- ヒューマンドラマ
- 監督
- 波多野貴文
- 脚本
- 吉田恵里香
- 製作
- 齋藤力
志賀玲子
勝股英夫
森広貴
吉崎圭一
小野田丈士
小西啓介
木下暢起
板東浩二
臼井龍至
松井智 - 製作総指揮
- 加太孝明
志賀司 - キャスト
- 波瑠
西島秀俊
岡山天音
深水元基
戸田昌宏
朝倉えりか
久保酎吉
コング桑田 - 製作国
- 日本
- 配給
- HIGH BROW CHINEMA
ファントム・フィルム
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の作品概要
“新入社員”、それは、期待と希望と夢を胸いっぱいに詰め込んでやって来る職場の新しい仲間。女優・波瑠が演じる久瑠美は、大好きな彼氏と一緒に超一流ホテルチェーンに就職。なのに配属先は地方の遊園地!?最初からテンションダダ下がりの久瑠美は上手くやっていけるのか。「海猿」などの小説家・小森陽一原作「オズの世界」を、熊本県に実在する遊園地「グリーンランド」を舞台に、温かみ溢れるハートフルお仕事エンターテインメントとなって、2018年10月登場。監督は、同じ熊本県出身の波多野貴文が担当。
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の予告動画
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の登場人物(キャスト)
- 波平久瑠美(波瑠)
- グリーンランドに配属される新入社員。東京のホテルで働きたかったので、仕事への情熱は薄い。あだ名は「ナミヘイ」
- 小塚慶彦(西島秀俊)
- 新入社員の久瑠美の上司。周りからは“魔法使い”の異名で呼ばれている。
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』のあらすじ(ネタバレなし)
学生時代、主人公久瑠美は大好きなディズニーに自らの青春を捧げた。就職活動時期には、もちろんオリエンタルランドに応募するも、就職はあえなく失敗。言い表せない落胆から、二度と遊園地には行きたくなくなってしまう。
仕方ないので久瑠美は、彼氏と同じ某高級ホテルチェーンに就職をする。彼氏と一緒に仕事ができるとウキウキだった久瑠美に言い渡された辞令は、地方の小さな遊園地勤務。もう、何もかもうまくいかない!またまた仕方なしに東京から地方へやって来る。出てくる言葉は「超田舎!」、初めて見る遊園地もディズニーランドとは雲泥の差。本当にやっていけるのか不安ばかり。
成果を上げれば東京に異動ができるというので、久瑠美は何が何でもとにかく一秒でも早く東京に戻るためにがむしゃらに働く。でもなぜか空回りばかり。一体何がいけないの!?彼氏にも会えないし、仕事も上手くいかないし、良いことなし。
でも不安や悩みを抱えている久瑠美を、遊園地のみんなが応援してくれて助けてくれる。少しずつ仕事に対しての何かを掴んだ久瑠美は、仲間たちと一緒に助け合いながら働く楽しさを覚え始める。嫌な奴だと思っていた上司も、案外良い人かも!とんがっていた新入社員の久瑠美が、遊園地で働くうちにどんどんかっこいい女性に成長してく。そんなある日、久瑠美は“魔法使い”小塚の秘密を知ってしまうのだった。
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の感想・評価
「こんな仕事をするために大学を出たんじゃない!」新入社員にありがち理想との差
波瑠が演じる波平久瑠美は、彼氏と一緒に高級ホテルチェーンでホテルマンとして働くことを夢見て就職。しかし蓋を開けて見れば東京から飛行機の距離の地方へ飛ばされ、しかも自分の好きなディズニーランドとは雲泥の差の遊園地勤務。
「思っていたのと違う」と言うセリフは、求人に記載されている内容、面接時に説明された内容と実情が異なっており、会社で働いたことのあるアルバイトでも正社員でも契約社員でも、誰もが1度は言ったことのあるセリフ。
そして、1月を経たずして会社を去る新入社員がいることも、最近では毎年の風物詩となっている。今年の新人は1週間で辞めた!2週間で辞めた!などの報告が、皮肉と自虐を含んでSNSでよく投稿されている。気持ちはわからなくもない、一度就職したら特に理由がない限り、辞めることなく何年も同じ会社に勤めるのだから、最初から思っていたのと違うとなればモチベーションは下がり、仕事に対して誠意がなくなってしまう。
ところで、久瑠美の偉いと思う点は、そうした現実の中に置かれながら「頑張れば異動できる」と信じてひたむきに働くところだ。「理想と違った、だから辞めよう」ではなく、「理想と違った、だから頑張って認められて異動しよう」とは、なかなかモチベーションが下がった状態で出てくるセリフではない。元は真面目な久瑠美だからこそ、そうしたところが応援したくなるのかもしれない。
働いている全女性に向けてのエール
監督の波多野貴文はこの映画を製作する際の脚本を迷うことなく吉田恵里香にお願いしたという。監督を始め、原作者も製作者も40代~50代のおじさま世代と言うこともあり、若い女性の新入社員をテーマにした話には、若い世代の感性をと声を掛けられたそう。
仕上がった脚本は、原作者の小森陽一も大絶賛し、久瑠美を演じる波瑠も脚本を読んで監督や製作者のイメージする久瑠美を忠実に再現してくれたとのこと。また、劇中の音楽も以前監督の波多野が演出を手掛けた深夜ドラマ『終電バイバイ』で一緒に仕事をした白石めぐみが起用されている。物語に寄り添う女性作曲家ならではの感性で、物語に更に深みが増し映画を魅力的なものにしてくれている。
主題歌にはDream Amiが抜擢され、歌詞はAmiが今作のために書き下ろした新作。監督はAmiに、女性が元気になれるようとオーダーしており、監督が女性に向けて頑張っている姿を応援したいという気持ちが前面に押し出されている。
新入社員として働いている人にも、キャリアを積んでバリバリと働いている人にも、子育てと仕事を両立させながら働いている人にも、全ての女性に笑顔を届けてくれそうだ。
遊園地の裏側って、何をしているの!?
久瑠美が青春をディズニーランドに注いだように、遊園地に魅了されるお客様は多い。若い女性の大半はディズニーが好きだし、男性はUSJの映画さながらの世界観が好きだし、小さい子ならなおさらそうした“非日常”の世界が大好き。
遊園地で仕事をテーマにした映画と言うのは、これまで類を見ないため、プロデューサーの長谷川氏は“これまで見たことのない映画になるかも”と期待を語っている。遊園地は、夢を与える場所であるからこそ、遊園地の中に“現実”を持ち込んではいけない。しかし、働いているスタッフの方は全員が“現実”を生きている人間だ。
そう言った意味では、スタッフさんは常に“現実”と“非現実”の中を行き来していることになる。考えたことがあるだろうか、パレードに出演しているダンサーたちがほぼ毎日、同じダンスを1日に何度も披露しているという“現実”を。しかし、お客様にとって遊園地のパレードは“非現実”の一部である。どれだけ疲れたり、飽きたり、単調な繰り返しであっても、“現実”を垣間見せてはいけないのだ。
安全に楽しく“非日常”を作り出す遊園地スタッフ。彼らが舞台裏で毎日どんなふうに働いているのか、さながらドキュメンタリー番組のような、潜入番組のようなワクワク感がありそうだ。
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の公開前に見ておきたい映画
マリア様がみてる
久瑠美を演じる波瑠が、映画主演を果たした2010年11月公開の今野緒雪原作・少女小説『マリア様がみてる』の実写映画化。私立リリアン女学園高校を舞台にした、青春ストーリー。その人気の秘訣は、上級生と下級生の“姉妹(スール)”という関係性。名門かつ超お嬢様学校かつ秘密の花園的な立ち位置で、可憐な乙女たちの織りなす“姉”と“妹”の関係。そのドキドキとしてしまうようなロマンチックな設定が、小説だけでなく漫画にもアニメにも、果ては映画化までしてしまう秘訣だろう。
波瑠は、その秘密が香る学園の上級生・小笠原祥子役を演じ、ダブル主演の未来穂香演じる福沢祐巳と“姉妹”の契りを結ぶ。
現在TVドラマ・CM・映画に出演している波瑠は、短髪のボーイッシュなイメージがあるが、この頃の波瑠は、お嬢様役と言うこともあり長いストレートの長髪が印象的。スラリと伸びた身長に、美しい髪、“妹”の祐巳を大切にしながらも時には厳しく接する完璧な上級生。
全校生徒の憧れの小笠原祥子を、演じきった波瑠の演技力は、この頃からいかんなく発揮されている。
詳細 マリア様がみてる
散り椿
2018年9月に公開されたばかりのV6岡田准一主演の映画に、西島秀俊がかつての友であり現在は最大のライバルでもある榊原采女の役で登場。テレビCMでは割とコミカライズな役どころもこなす西城秀樹だが、ドラマは映画ではこうしたクールかつポーカーフェイスな役を難なくこなす。
亡くなった妻の最期の願いを叶えるために、脱藩していた瓜生新兵衛は故郷に戻り、過去に藩が犯した不正の真相を暴き、采女と対峙する。しかし、その中で新兵衛は想像もしていなかった大きな力に襲われることに。享保15年の江戸時代を舞台に、己の信ずる道を示すべく、刀と刀がぶつかり合う
2018年9月と10月に立て続けて映画に出演した西島秀俊の、対照的な役どころの演技分けは見事と言うに他ならない。意図して悪役が全く出てこない『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』とは打って変わって、正義と悪・己の信念と建前などが交錯する江戸時代。激動の時代を生きる采女と、人々を笑顔にする仕事に生きがいを見出した上司・小塚が、同じ人物だとは思えないほど。西島秀俊の日本映画界を代表する名演技に、この秋は酔いしれたい。
詳細 散り椿
SP 野望篇・革命篇
フジテレビドラマ『SP』の劇場版2部作品。V6の岡田准一が主演を務め、直木賞作家の金城一紀が脚本を担当したことで話題となる。岡田准一は、この映画のために体を一から鍛え直したことも、当時ジャニーズアイドルの立場でありながら映画に掛ける「俳優魂」が高く評価されていた。
監督は、今作でもメガホンを取る波多野貴文。波多野氏は、このSPで長編映画初監督を務めた。2008年に映画制作の発表があり、その後全くの音沙汰を無くして、翌2009年に正式に制作発表がされる。
ストーリーは、テロリストに対抗するセキュリティポリスに焦点を当てたアクション映画で、映画第1部の野望編では北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射したとの報道から、官房長官を護衛する任に就く主人公・井上薫(岡田准一)たち。国会議事堂に向かう途中テロリストからの襲撃を受ける。第2部の革命編では、通常任務に落ち着いていた井上たちが、国会議事堂へのテロ行為を受け、再びテロリストと対峙する姿が描かれている。
野望編・革命編共に興行収入30億円を超える大ヒットを記録し、野望編は第34回日本アカデミー賞の話題賞作品部門を受賞する。その後、2013年に地上波で放送された際も、3年の年月が過ぎていたにもかかわらず、野望編視聴率13.7%、革命編に至っては17.8%と、近年稀に見る話題作となった。この2作は、名実ともに波多野貴文監督の名作入りを果たしたといえる。
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の評判・口コミ・レビュー
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』を観てきた。田舎の遊園地勤務で不満を持っていたが、同僚たちと接するうちに楽しさを知っていくという話。まぁ王道の泣き笑いストーリーで、卒なくまとまっています。熊本に本当にあるグリーンランド遊園地が舞台なので、画的に華やかなのは良いですね。
— Pumpkinhead (@PHead) 2018年10月28日
TOHOシネマズ日比谷で「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」鑑賞。
が〜ん、中村倫也くんのもったいない使い方にガッカリしたけど、波瑠さんと西島秀俊さんの笑顔で持ち直したというか、実際の遊園地を舞台にしたというだけあって園内の様子や遊園地の裏側なども知ることができて面白かった。— ルパン (@rupanroom) 2018年10月27日
映画「#オズランド 笑顔の魔法おしえます。」をみてきました。本編上映時間があっという間に過ぎるほどに引き込まれました。エンターテイメント作品としてとても分かりやすく楽しめる作品だとお思います。見終わった後に楽しく前向きに頑張ろう!って思える作品っていいですね #波瑠 #西島秀俊
— メタボのつぶやき (@voice1043) 2018年10月27日
映画「#オズランド 笑顔の魔法おしえます。」地方の遊園地へ配属された主人公が魔法使いと呼ばれる天才社員小塚(おづか)や個性的な従業員に囲まれやりがいを見つけていく。西島秀俊がこんな役できるんだっていう驚き。波瑠、橋本愛めちゃ可愛い。人を笑顔にする事の大事さ。心があったかくなる。お薦め pic.twitter.com/AwSbcqxBXX
— KEIちゃん (@kei_chan555) 2018年10月27日
オズランド 笑顔の魔法おしえます。観てきた。波瑠ちゃんが可愛かったのでとりあえず良かったです。あと橋本愛ちゃんが明るい役やってたのもよし。遊園地の裏方もの。大丈夫かなというシーンもなくはなかったですが、グリーンランド全面協力ぽかった。なかなかよい映画
— チャンバー (@chamber11) 2018年10月27日
映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』のまとめ
映画・テレビドラマ・CMと日本のお茶の間を賑わせて止まない2人の名俳優・西島秀俊と波瑠のコンビが、映画で初共演となる今作は、原作ファンからの期待も大きい。特に、現地熊本にゆかりのあるファンは、配役が発表された時から「ぴったり!」と、大いに納得している様子。2人の映画に対するこだわりは、オフィシャルサイトでもひしひしと伝わってくるので、熟読の上劇場に足を運ぶことをお勧めしたい。
みんなの感想・レビュー
こんにちは。
劇中は西島秀俊に大いなる違和感を覚えることが多々あるのはテレビなどでシリアスな彼を見過ぎているのが原因だろうか?それを期待して西島をキャスティングしたのであれば頷け…ない、違和感ありすぎるから。
柄本明を用いたのだからもうチョット彼の見せ場があっても良かったなぁ、ファンとしては。
挿入歌の「ストレイシープ」「匿名」???等が流れる描写は若干テレビドラマを見ている感じがしたのはマイナスかなぁ、ちと五月蠅かった。
でも、脚本は良くて騙されました。だから[6点/10点]☆彡
とても面白い映画です!!!