2014年より週刊ヤングマガジンにて連載されているコミック、『ザ・ファブル』。2017年には第41回講談社漫画賞一般部門を受賞するなど、高く評価されている作品がとうとう実写映画化。
映画『ザ・ファブル』の作品情報
- タイトル
- ザ・ファブル
- 原題
- なし
- 製作年
- 2019年
- 日本公開日
- 2019年6月21日(金)
- 上映時間
- 123分
- ジャンル
- アクション
コメディ - 監督
- 江口カン
- 脚本
- 渡辺雄介
- 製作
- 大角正
今村司
藤島ジュリーK.
谷和男
有馬一昭
角田真敏
田中祐介
坪内弘樹
和田俊哉
赤座弘一
大鹿紳
小櫻顕
毛利元夫 - 製作総指揮
- 高橋敏弘
伊藤響 - キャスト
- 岡田准一
木村文乃
山本美月
福士蒼汰
柳楽優弥
向井理
木村了
井之脇海 - 製作国
- 日本
- 配給
- 松竹
映画『ザ・ファブル』の作品概要
現在も連載中の大人気コミック、『ザ・ファブル』がとうとう実写化。岡田准一を始め、安田顕や佐藤浩市など、超豪華キャストが集結!岡田准一の真骨頂とも呼ぶべきアクションシーンも十二分に楽しめる。ただシリアスなシーンばかりが続くのではなく、コメディシーンも多く、軽い気持ちでも楽しめることも魅力の一つ。殺しだけが唯一の取り柄だった男が、ある日突然その特技を取り上げられてしまう。『普通』の生活を送ることを突然強いられてしまった男の、不器用な生き方に愛着が湧くこと間違いなし。
映画『ザ・ファブル』の予告動画
映画『ザ・ファブル』の登場人物(キャスト)
- ファブル / 佐藤アキラ(岡田准一)
- 裏社会に名前を轟かせる伝説の殺し屋。上司の命令で、一年間誰も殺さないという依頼を受けることになる。
- 佐藤ヨウコ(木村文乃)
- ファブルの相棒。ファブルと兄弟という設定で、『普通』の生活を送ることとなる。
- 清水ミサキ(山本美月)
- ファブルが一般生活を送る中、世話になった女性。ファブル関連で、突然拉致されてしまう。
- ボス(佐藤浩市)
- ファブルの上司。ファブルに『一年間誰も殺すな』という依頼を言い渡した張本人。
映画『ザ・ファブル』のあらすじ(ネタバレなし)
『ファブル』とは、寓話(ぐうわ)=例え話という意味。そんな二つ名がつくほどに、まるで伝説の存在とされる殺し屋が裏社会には存在した。殺しの世界にどっぷり浸かっていた彼に、上司がある日とある任務を言い渡す。それは、なんと『一年間、誰も殺すな』という、とんでもないものだった。そのルールを破れば俺がお前を殺す、と脅されたファブルは、仕方なく一般人に紛れながら生活を送ることとなる。バイトを始めたりペットを飼ったり、普通の生活を送りながらも、やはり彼は裏社会の人間が引き起こすトラブルに巻き込まれていくことなる。そして、ついには彼が世話になっていた女性、ミサキが拉致されてしまう。大切な人を守るため、とうとうファブルが牙を剥く。
映画『ザ・ファブル』の感想・評価
最強メンバー集結!
近年続々と発表され続ける大人気コミックの実写映画。本作もその一つだが、他の実写映画とは一線を画する要素がある。それは、キャストのあまりの豪華ぶり。主人公であるザ・ファブルを演じるのが大人気アイドルでありながら、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した岡田准一であることは勿論のこと、その脇を固めるのもそれぞれが主役を務められるほどの大物ばかり。福田雄一作品に多数出演し、バラエティ番組の司会も務める佐藤二朗や、大泉洋らと同じTEAM NACSに所属するミステリアスな俳優安田顕。その他にも柳楽優弥や木村文乃など、個性的な俳優陣が多くキャスティングされている。それぞれの個性がぶつかり合い、作品はとんでもない展開を迎える。
ファイトコレオグラファー岡田准一
ファイトコレオグラファーという職業をご存知だろうか?日本ではあまり馴染みのない言葉だが、ファイトコレオグラファーとは、作中内の殺陣やアクションシーンを指導し統括するアドバイザーのようなもの。アクション映画などにおいては、必要不可欠な人物といえる。そして、本作のコレオグラファーを務めるのは、ハリウッド映画にも数多く携わっているアラン・フィグラスと、なんと主演である岡田准一。ジャニーズアイドルでありながら、カリ、ジークンドー、USA修斗という3つもの格闘技のインストラクター資格を所有している岡田。以前よりその別格の運動神経、格闘技術が話題となっていたが、本作ではとうとう監督する側に。華麗なアクションシーンを楽しもう。
人を殺さずにいられるか
本作の主人公は、裏社会では知らぬ者はいないほどの凄腕殺し屋、ザ・ファブル。しかし、本作はそんなファブルがその圧倒的な技術を活かして次々と敵を打ち倒していく、という明快なストーリーではない。なんと、ストーリー序盤で彼は唯一の取り柄であった殺しを取り上げられてしまうのだ。裏社会から足を洗い、一年間一般人としての生活を強いられることになるファブル。しかし、殺し屋にとって一切の殺人を禁じられるということは容易なことではない。ファブルに恨みを持つ人間、彼を殺そうとする人間は大勢存在し、そんな敵が次々とファブルの元に攻め込んでくる。しかし、もしもルールを破り人を殺してしまえば、次に殺されることとなるのはファブル本人。果たして、彼は最後まで人を殺さずにいられるのか。
映画『ザ・ファブル』の公開前に見ておきたい映画
ジョン・ウィック
『スピード』や『マトリックス シリーズ』などの有名作で一躍ハリウッドの売れっ子にのし上がったキアヌ・リーヴズ。そんなキアヌが新たに主演を務めることになったのが、この『ジョン・ウィック』シリーズ。最新作との共通点は、主人公が殺し屋であり、理由は違えど互いに殺しから手を引くことになるという点。裏社会では知らぬ者はいないほどの凄腕の殺し屋であったジョン・ウィック。しかし、彼はヘレンという最愛の女性と出会い、裏社会から足を洗うことを決意。それから5年間、彼は幸せな毎日を送っていたが、ヘレンが病でこの世を去ってしまう。生きる気力を見出せなくなったジョンの元に、ある一件のプレゼントが届く。それは、ヘレンが生前に手配していた、1匹の子犬だった。その子犬と共に、ジョンは再び前を向こうとする。しかし、その子犬がとあるマフィアに殺されてしまう。そして、ジョンは復讐者として再び裏社会に舞い戻ることになるのだった。
詳細 ジョン・ウィック
SP 野望篇
2007年から2008年にかけて、ドラマが放映されていた『SP 警視庁警備部警護課第四係』。ドラマの大ヒットを受け、二部作の映画が作成された。最新作の主役を務める岡田准一が主演であり、また、彼が格闘技に目覚めるキッカケとなった作品でもある。当時の岡田准一は、その高い演技力が評価され、既にアイドルの枠を超え、一俳優として受け入れられるようになっていた。しかし、まだ細身で、現在の筋骨隆々といったイメージはそれほどなかった岡田准一。岡田は、今作でアクションを経験したことで、格闘技に没頭していったとされている。つまり、今作がなければ最新作で岡田准一のアクションシーン、ましてやファイトコレオグラファーとしての彼は見られなかったかもしれない。そのことに感謝しながら、本作を楽しもう。
詳細 SP 野望篇
映画『ザ・ファブル』の評判・口コミ・レビュー
『#ザ・ファブル』(2019/日)
劇場にて。原作未読。ファブルじゃなくて岡田准一本人が強いしスゴイ映画。戦闘シーン以上に、潜入シーンのあるアクションが「岡田准一を敵にしてはいけない」と観た全員に思い知らせる。ただこれほど稀有な俳優を充分に活かしているかというと物足りなさもありました。 pic.twitter.com/FTrwvt5OPp— 銀色のファクシミリ (@Iin5cjYdKrAm26D) 2019年6月22日
『ザ・ファブル』
ちょっぴり変態で、ピュアな、伝説の殺し屋ファブル😃⤴⤴
このキャラでスーパーアクション出来るのは、もう岡田准一だけ。笑いのツボが絶妙だし😆全裸シーンもファン必見です!
最強の木村文乃と、山本美月の変顔が可愛いかった pic.twitter.com/6lkeuTC4el— 池袋太郎 (@ikeyama4211) 2019年6月21日
『ザ・ファブル』
原作7巻までを完全再現。
当然、自室の佐藤は素っ裸。
敵の数マシマシ、フード男の実力もマシマシなミサキ救出の難易度は原作より格段にUPして最早ミッション:インポッシブルかジョン・ウィック状態。
それを生身でやり遂げてしまうこの男、まさにプロ。
岡田君、プロ過ぎる。 pic.twitter.com/GKB1CLHk8x— エンバ (@enba_mitsuyoshi) 2019年6月21日
『ザ・ファブル』鑑賞。
『イコライザー』と『ザ・コンサルタント』と『ジョン・ウィック』を合わせたようなアクションを邦画で観られる喜び(言い過ぎでは無いハズ)😃🎵
岡田准一、ここまでスゴいアクションスターだったとは⁉️体がスゴい‼️動きがスゴい‼️演技がスゴい‼️#ザ・ファブル pic.twitter.com/C0iikdgtxb— 淳之介 (@pop_junnosuke) 2019年6月21日
映画 #ザ・ファブル (敬称略)
・岡田准一の変顔と肉体美
・光石研と安田顕と向井理のがっつりヤクザ演技
・お待たせしました狂犬柳楽優弥
・佐藤二朗は癒し
・岡田准一超高速アクション、刮目して観よ
・↑が凄すぎて向井理と柳楽優弥のチンピラファイトに安心感を覚えるレベル(人間の動きだ…!て) pic.twitter.com/EYDbNGc6GG— ぬえ (@yosinotennin) 2019年6月23日
映画『ザ・ファブル』のまとめ
大人気コミックの実写化。近年立て続けに発表されており、原作ファンからなにかと批判を買うことも多いジャンルである。最新作もそんなコミックの実写化したものの一つ。しかし、あまりに豪華なキャスト陣、細部までこだわって再現したシーン、岡田准一による圧倒的なアクションシーンなど、本作は他の実写映画と一線を画する仕上がりとなっている。最強の殺し屋なのに殺すことを禁じられ一般社会に放り出されてしまった主人公、ザ・ファブルが何気ない日常に右往左往する様子を楽しもう。
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