ジャーナリストのエディと地球外生命体「シンビオート」が一体化したことで、圧倒的なパワーを持つ「ヴェノム」が誕生した。ある日、エディは刑務所に収監されている連続殺人鬼に手を噛まれてしまう。その結果、恐ろしい出来事が起きてしまう。
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の作品情報
- タイトル
- ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ
- 原題
- Venom: Let There Be Carnage
- 製作年
- 2021年
- 日本公開日
- 2021年12月3日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- SF
アクション - 監督
- アンディ・サーキス
- 脚本
- ケリー・マーセル
- 製作
- アビ・アラド
マット・トルマック
エイミー・パスカル
ケリー・マーセル
トム・ハーディ
ハッチ・パーカー - 製作総指揮
- バリー・ウォルドマン
ジョナサン・カベンディッシュ
ルーベン・フライシャー - キャスト
- トム・ハーディ
ミシェル・ウィリアムズ
ナオミ・ハリス
リード・スコット
スティーブン・グレアム
ウッディ・ハレルソン - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の作品概要
全世界で940億円を超える大ヒットを記録した映画『ヴェノム』(18)の続編。ヴェノムと人々を恐怖に陥れる凶悪な敵・カーネイジとの戦いが描かれている。俳優としても活躍するアンディ・サーキスが監督を務め、前作にも携わったケリー・マーセルが脚本を手掛けた。トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リード・スコット、ウッディ・ハレルソンら、豪華なキャストが集結している。諏訪部順一、中村獅童、中川翔子、内田直哉らが日本語吹き替えを担当した。
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の予告動画
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の登場人物(キャスト)
- エディ・ブロック / ヴェノム(トム・ハーディ)
- ジャーナリスト。強い正義感を持つ。地球外生命体「シンビオート」に寄生されて融合したことで、圧倒的な力を持つ「ヴェノム」が誕生する。
- アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)
- エディの元婚約者。現在は医師のダンと交際している。エディが地球外生命体「シンビオート」に寄生されたことを知り、心配するようになる。
- クレタス・キャサディ / カーネイジ(ウッディ・ハレルソン)
- 恐ろしい連続殺人鬼。刑務所に収監されており、死刑執行が決定している。同じ孤児院で育ったシュリークとは恋人同士。
- シュリーク(ナオミ・ハリス)
- 「叫び声」によって物を破壊することができる特殊な能力を持つ。そのため、レイブンクロフト施設に収監されている。
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のあらすじ(ネタバレなし)
ジャーナリストのエディは、ひょんなことから地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。「シンビオート」と融合し、一体化したことで圧倒的なパワーを持つ「ヴェノム」が誕生した。
エディはヴェノムにルールを設けた。それは、悪人以外の人を食べないこと。粗暴なヴェノムに振り回されながらも、2人の生活は上手くいっていた。
ある日、刑務所に収監されている連続殺人鬼のクレタス・キャサディが、エディに噛みついて血液を体内に取り入れる。その結果、エディの血液にあった地球外生命体「シンビオート」がクレタスの体内に入り、「カーネイジ」が誕生した。クレタスはカーネイジの力を使い、警官らを虐殺して脱走した。目的は、レイブンクロフト施設に収監されている恋人のシュリークを救うことだった。
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の感想・評価
全世界で940億円を超える大ヒットを記録した大人気作品の続編
本作は日本で2018年11月2日に公開された映画『ヴェノム』の続編に当たる作品である。前作は全世界で940億円を超える大ヒットを記録した。主人公は正義感が強いジャーナリストのエディ。そして、エディと地球外生命体「シンビオート」が一体化したことで誕生した「ヴェノム」。
映画『ヴェノム』シリーズは最先端のVFX技術が使われており、特殊な容姿のヴェノムの活躍をよりリアルに表現している。本作では、エディ&ヴェノムの前に立ちはだかる強敵として、連続殺人鬼・クレタスと地球外生命体「シンビオート」が寄生したことで誕生した「カーネイジ」の姿が描かれている。ヴェノム対カーネイジの戦いは圧倒される迫力があり、手に汗握る展開が楽しめる。
声優の諏訪部順一を始め、豪華なキャストが日本語吹き替えを担当!
主演を務めたトム・ハーディを始め、ミシェル・ウィリアムズ、ナオミ・ハリス、リード・スコット、スティーブン・グレアム、ウッディ・ハレルソンなど豪華なキャストが出演している。だけど、それだけではない。日本語吹き替えを担当しているキャストもとても豪華。
主人公のエディ役は声優の諏訪部順一。テレビアニメ『テニスの王子様』シリーズの跡部景吾役を担当したことで一躍有名になった人物である。そして、ヴェノム役は歌舞伎役者の中村獅童。テレビアニメ『ルパン三世 霧のエリューシヴ』(07)で魔毛狂介役を担当している。
エディの元婚約者であるアン役は、タレントの中川翔子。『劇場版ポケットモンスター』シリーズで何度もゲスト声優として参加している。そして、今回エディの敵として立ちはだかる連続殺人鬼・クレタス役は、声優の内田直哉。ブルース・ウィリスやアンディ・ガルシアなどの吹き替えを担当している。
出演している俳優達の生の声が聞ける字幕版も、豪華なキャストが吹き替えを担当している日本語吹き替え版も、どちらもおすすめである。
俳優としても活躍するアンディ・サーキス監督
本作の監督を務めたのはアンディ・サーキス。俳優としても活躍しており、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズではモーションキャプチャでゴラムを演じた。監督としては実話を元に制作された映画『ブレス しあわせの呼吸』(17)や、ラドヤード・キップリングの小説『ジャングル・ブック』を元に制作された映画『モーグリ:ジャングルの伝説』(18)を手掛けている。
本作の脚本を手掛けたのはケリー・マーセル。脚本家、女優、テレビプロデューサーとしてマルチに活躍している人物である。映画『ウォルト・ディズニーの約束』(14)でスー・スミスと共同で脚本を手掛け、批評家からも高く評価された。前作の映画『ヴェノム』(18)にも携わっており、ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグと共に共同で脚本を手掛けている。
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の公開前に見ておきたい映画
ヴェノム
映画『ヴェノム』シリーズの第一作目。「ヴェノム」はスパイダーマンの宿敵で、悪役ながらも人気が高いキャラクターである。日本では22億円を超える大ヒットを記録した。映画『ゾンビランド』(09)で監督デビューを果たしたルーベン・フライシャーが、メガホンを取った。
記者のエディは人体実験を行っていたライフ財団を取材するが、記事にすることはできず、逆に仕事をクビになってしまう。さらに、その出来事で婚約者のアンにも迷惑をかけてしまい、別れることになる。数か月後、ライフ財団に勤める科学者のドーラから情報を貰い、財団の潜入取材を行うことを決める。その結果、地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。「シンビオート」はエディの肉体を借りる代わりに、強力な力を与えた。
詳細 ヴェノム
ブレス しあわせの呼吸
アンディ・サーキスの長編映画監督デビュー作で、実話を元に制作されている。ポリオに感染したことで体に麻痺が残ってしまった男性・ロビンの努力と、彼を支えた妻や周囲の愛が描かれている。ロビンの実の息子であるジョナサン・カベンディッシュが、プロデューサーとして本作に携わった。
ロビン・カベンディッシュは美しい女性・ダイアナと出会い、恋に落ちる。二人はダイアナの両親の反対を押し切り、結婚することを決めた。子供も授かり幸せな日々を送っていたある日、ロビンが「ポリオ」に感染してしまう。医師からは全身が麻痺すれば数か月の命だと宣告される。首から下が麻痺で動かせなくなり、ロビンは絶望する。しかし、ダイアナはロビンの命を諦めなかった。生まれたばかりの息子を抱えながら、ロビンの世話をする決意をする。
詳細 ブレス しあわせの呼吸
マッドマックス 怒りのデス・ロード
映画『マッドマックス』シリーズの第四作目で、約30年ぶりの新作。トム・ハーディが主演を務めており、メル・ギブソンが演じていた元特殊警察警官隊隊員のマックス役に抜擢された。「第88回アカデミー賞 衣装デザイン賞」を始め、様々な賞に輝いた。本作の前日譚に当たる物語が漫画化されており、アメリカの出版社「DCコミックス」から刊行されている。
近未来。元警官のマックスは、殺された妻子のことを忘れられずにいた。ある日、荒くれ者に捕まり、「シタデル」と呼ばれる砦に連行される。そこは、凶悪なイモータン・ジョーが支配していた。一方、「シタデル」の大隊長であるフュリオサは、生まれ故郷である「緑の地」に帰ろうとしていた。イモータン・ジョーの5人の妻を引きつれ、砦からの脱出を図る。イモータン・ジョーはフュリオサの裏切りに気づき、彼女達の行方を追った。マックスはその騒動に巻き込まれていく。
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の評判・口コミ・レビュー
『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』鑑賞。面白かった!前作の良かった部分とファンから愛されている部分を徹底的に膨らませて上映時間97分にタイトに収めた良作。見ていて何度も「こ、公式が最大手…!」と震えてしまうほどのエディとヴェノムちゃんの関係性も最高。いやー楽しかった! pic.twitter.com/e3t62h9Ld5
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) December 4, 2021
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』観た。前作の欠点だったヴェノムとエディが出会うまでが長い問題が解決しているので、冒頭から終わりまで喧嘩もするけどそれ含めてずっとイチャイチャして、イチャイチャしながら終わった。観客はもう「お幸せに!」しか言えない pic.twitter.com/IggJlAiWnb
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) December 3, 2021
『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』平穏な日々を望むエディと脳味噌に喰らいつきたいヴェノム。決別する2人、そこへ現れた”大殺戮者=カーネイジ“。よりコミカルに!より残虐に!!より2人の夫婦愛は強い!!!アクションラブコメというジャンルに振り切った本作のポテンシャルは計り知れず。 pic.twitter.com/yazJzTNvUt
— K (@alberorius1123) December 3, 2021
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
テンポが速く中弛みはしないが、個々の要素が物足りない(ただしヴェノムとエディのロマンスは十分)。この軽いノリは意図的なものでシリーズの色だろう。ハーディの1人演技やナチュラル・ボーン・キラーズなハレルソンの愉快な演技は見ていて楽しい。 pic.twitter.com/8SYB2iZlwv— Taku (@batmanight) December 5, 2021
確かに前情報通り、恋愛映画って言われてるのは分かる
ただ、カップル的というよりも多重人格が一番しっくりくるし、関係性はバナー&ハルクにそっくり😅あとは…展開が早すぎて、着いてけない感はあった…
内容は、まあ面白いが1程の面白さはないかな😅 pic.twitter.com/PCEHRYsFyX— ペンネ (@MbPBpz0d7Yn5HyP) December 5, 2021
映画『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のまとめ
物語の主人公はジャーナリストのエディと、地球外生命体「シンビオート」に寄生されて一体化したことで誕生したヴェノム。ヴェノムは恐ろしい見た目をしているが、エディとの掛け合いが好評で、意外と女性からも人気を集めている。そんなエディとヴェノムの前に、連続殺人鬼のクレタスと、地球外生命体「シンビオート」と融合したことで誕生したカーネイジが立ちはだかる。エディ達の運命はどうなるのか?迫力の戦闘シーンは必見である。
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