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映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

リンドン・ベインズ・ジョンソンはケネディと民主党の大統領候補を争って敗北し、第37代副大統領に就任した。だが、ケネディが暗殺されたことで、ジョンソンの運命は大きく変わる。

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』の作品情報

LBJ ケネディの意志を継いだ男

タイトル
LBJ ケネディの意志を継いだ男
原題
LBJ
製作年
2016年
日本公開日
2018年10月6日(土)
上映時間
97分
ジャンル
ヒューマンドラマ
監督
ロブ・ライナー
脚本
不明
製作
マシュー・ジョージ
ティム・ホワイト
トレバー・ホワイト
ロブ・ライナー
リズ・グロッツァー
製作総指揮
マーティン・シェイファー
エリザベス・A・ベル
キャスト
ウッディ・ハレルソン
マイケル・スタール=デビッド
リチャード・ジェンキンス
ビル・プルマン
ジェフリー・ドノバン
ジェニファー・ジェイソン・リー
製作国
アメリカ
配給
ツイン

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』の作品概要

第35代アメリカ合衆国大統領・ジョン・F・ケネディで暗殺されたことで、大きく運命を変えた男がいた。その男はケネディの後任で大統領になった、リンドン・ベインズ・ジョンソンである。この作品はジョンソンについて描かれた真実の物語である。ジョンソンを演じたのは、映画『ハンガー・ゲーム』シリーズに出演しているウディ・ハレルソン。監督を務めたのは、映画監督以外にも俳優や脚本家として活躍しているロブ・ライナー。

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』の予告動画

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』の登場人物(キャスト)

リンドン・ベインズ・ジョンソン(ウッディ・ハレルソン)
ケネディが大統領を務めているときに、第37代副大統領に就任する。ケネディが暗殺されてから、第36代アメリカ合衆国大統領に就任する。ケネディのことをライバル視していた。
ロバート・F・ケネディ(マイケル・スタール=デビッド)
ジョン・F・ケネディの弟。ケネディに任命され、司法長官に就任する。
ジョン・F・ケネディ(ジェフリー・ドノバン)
第35代アメリカ合衆国大統領に就任する。国民から愛され、絶大なる支持を受ける。
レディ・バード・ジョンソン(ジェニファー・ジェイソン・リー)
リンドン・ベインズ・ジョンソンの妻。ケネディの人気に苦しむ夫を支える。

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』のあらすじ(ネタバレなし)

ジョン・F・ケネディが殺害されたことで、ある男の運命が大きく変わった。その男の名は、リンドン・ベインズ・ジョンソン。第36代アメリカ合衆国の大統領になった男である。かつて、ジョンソンはケネディと民主党の大統領候補を争って敗北していた。ケネディは北東部のエリートと呼ばれ、ジョンソンは南部の成り上がりと呼ばれていた。

ジョンソンはケネディに対して憧れと強い嫉妬心を持っていた。ケネディが生きていた頃、ジョンソンは副大統領の地位にいた。ケネディはジョンソンの有能さを認めていたが、他の者は副大統領に期待などしておらずジョンソンを蚊帳の外に置いた。そんな中、ケネディが暗殺され、ジョンソンは大統領の地位に就くことになる。ジョンソンは絶大なる人気を誇ったケネディの影に苦悩する。

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映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』の感想・評価

リンドン・ベインズ・ジョンソン

ジョンソンはケネディ政権の下で、第37代副大統領に就任する。副大統領は大統領が死亡・辞任・免職などの理由で職務ができなくなった場合に、臨時で大統領権限を代行して職務に当たることになっている。副大統領の地位は、長年「不要な職」だと蔑まれていた。最近では行政権による肥大化により、大統領と副大統領で仕事を分担することも増えてきた。だが、ジョンソンが副大統領を務めていた頃は、あくまでも「外交儀礼用の副大統領」でしかなかった。

ジョンソンはケネディが暗殺された後、すぐに大統領に就任することになる。大統領宣誓を行ったのが大統領専用機の中であったことから、ジョンソンの環境があっという間に変わったことがよく分かる。期待されていなかった副大統領のジョンソンであったが、大統領に変わってからは、各閣僚と早急に意思の疎通を図り仕事が円滑に進めるよう努力をしていた。ジョンソンは社会福祉や教育制度改革などを推進し、人々が幸せに暮らせるよう尽力を尽くした。

ジョン・F・ケネディ

この映画のもう1人の主役と言っても過言ではないのが、ジョン・フィッツジェラルド・”ジャック”・ケネディ(ジョン・F・ケネディ)である。日本でも名前を知らない人はほとんどいないと言えるぐらい有名な人物である。

アメリカ合衆国大統領に就任した当時、ケネディはアメリカ合衆国史上最も若くして選挙で選ばれた大統領となった。ケネディは不況への対策や人種差別問題など、国内で起こっている諸問題に真摯に取り組んだ。だがその反面、議会との対話は苦手で、調整がうまくいかないこともあった。

ケネディは現代でも好きな大統領ランキングで上位に上がる人物である。それだけ、アメリカ国民から絶大なる支持を受けていたのだ。ケネディの後に大統領になったジョンソンの苦労が、そのことだけでも伝わると思う。

名俳優達が集結

主人公のジョンソンを演じたのは、悪役からコミカルな役まで幅広い演技を行うウディ・ハレルソンである。ハレルソンは『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1994)で恋人と殺戮を繰り返すミッキー・ノックスを演じ、その演技が高い評価を受けて数々の名作品に出演するようになる。

ジョンソンのライバルであるジョン・F・ケネディを演じたのは、アメリカの連続テレビドラマ『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』で主演を務めたジェフリー・ドノヴァンである。このドラマはシーズン7まで放送されており、アメリカ国民に大人気だった。

俳優の他に舞台監督の経験もあるリチャード・ジェンキンスや、J・J・エイブラムスが制作に携わっている『クローバーフィールド/HAKAISHA』(08)の主演を務めたマイケル・スタール=デヴィッドなど、素晴らしい俳優達が脇を固めている。

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』の公開前に見ておきたい映画

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

スタンド・バイ・ミー

ロブ・ライナー監督の代表作。スティーヴン・キング原作の短編小説『恐怖の四季』の中に収録されている、『THE BODY』を元に作られている。主題歌はベン・E・キングの『スタンド・バイ・ミー』で、今でも多くのミュージシャンにカバーされ皆に親しまれている。「アカデミー賞・脚色賞」や「ゴールデングローブ賞・作品賞」などにノミネートされた作品。

作家のゴードン・ラチャンスは、新聞の記事を見て衝撃を受ける。記事には弁護士のクリストファーが刺殺されたことが載っていた。クリストファーはゴードンの親友だった。12歳の頃、ゴードンはクリストファーとセオドアとバーンという友達がいた。彼らはそれぞれ家庭に問題を抱え、心に傷を負っていた。そんなある日、野ざらしになっている死体があることを知り、ゴードン達は死体を見つけるための冒険に出ることになった。

詳細 スタンド・バイ・ミー

ナチュラル・ボーン・キラーズ

ウディ・ハレルソンが主演を務めており、この作品で一躍有名になった。オリバー・ストーンが監督を務め、クエンティン・タランティーノが原案を務めている。殺人を繰り返すカップルの姿が描かれており、アメリカ国内で話題を集め、社会にも大きな影響を与えた。「ヴェネツィア国際映画祭・審査員特別賞」を受賞している。

ミッキー・ノックスは恋人のマロリーと一緒にレストランに立ち寄った。美しいマロリーは男性達の視線を釘づけにするが、彼女自身は気にした様子もなかった。そんな中。マロリーとミッキーは突然男達を襲い、殺していった。2人は自分達が犯人であることを警察に証言させるため、1人だけ生かしておいた。マロリーは幼い頃から父から虐待を受けていた。そんな時、肉の配達に来たミッキーと出会い、恋に落ちたのだ。

詳細 ナチュラル・ボーン・キラーズ

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

政治×ヒューマンドラマ作品。「鉄の女」の異名を持つ英国の元首相、マーガレット・サッチャーについて描かれた伝記映画。主な撮影はマンチェスター・タウンホールで行われており、実際に起こった労働争議での記録映像が作品内で使われている。サッチャーを演じたのは、『プラダを着た悪魔』(06)でカリスマ編集長を演じたメリル・ストリープ。

このお話はイギリス初の女性首相の座に就いた、マーガレット・サッチャーの生涯について描かれている。マーガレットは男だらけの政治の世界に入り、女性だと舐められないように威厳を出すため、発声の仕方を練習した。家族に首相に立候補することを明かすが、夫からは勝手すぎると非難される。マーガレットは仕事を頑張るあまり、子供の相手をあまりせず家庭を蔑ろにしてしまっていた。

詳細 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』の評判・口コミ・レビュー

映画『LBJ ケネディの意志を継いだ男』のまとめ

世界的にも有名なジョン・F・ケネディを題材にするのではなく、彼の後任で大統領になったリンドン・ベインズ・ジョンソンにスポットが当てられているのがおもしろい作品である。ケネディは国民から絶大な人気を集めており、各閣僚達からも高い支持も受けていた。その一方で、ジョンソンはケネディの影に隠れ、特に期待もされていなかった。そんなジョンソンが苦悩しながらも国のために大統領の職務を全うしようとする姿が本当にカッコよく、見る人を圧倒する力を持っていると思う。

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