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映画『グリンチ』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

アメリカでは知らぬ人はいないほどの児童文学作家であり絵本作家、ドクター・スース。彼の数多い著作の中でもトップレベルの人気を誇るのが『グリンチ』。この冬見たい映画ナンバー1。

映画『グリンチ』の作品情報

グリンチ

タイトル
グリンチ
原題
The Grinch
製作年
2018年
日本公開日
2018年12月14日(金)
上映時間
不明
ジャンル
コメディ
監督
スコット・モシャー
ヤーロウ・チェイニー
脚本
マイケル・ルシュール
トミー・スワードロー
製作
クリス・メレダンドリ
ジャネット・ヒーリー
製作総指揮
不明
キャスト
ベネディクト・カンバーバッチ
大泉洋

秋山竜次
横溝菜帆
宮野真守
製作国
アメリカ
配給
東宝東和

映画『グリンチ』の作品概要

アメリカではどの子供も読むほどのメジャーな絵本、『グリンチ』。過去何度か映像化されてきた今作だが、アニメーション長編映画は今回が初めて。声優にベネディクト・カンバーバッチ、吹き替えでは大泉洋といった大人気俳優陣を起用する気合の入りようを見せる。主人公は、なんと全身緑色の毛に覆われた化け物!?2018年を代表するクリスマス映画。家族や友人、恋人などあらゆる人と楽しめる気持ちのいい一作。この冬、クリスマスが盗まれる。

映画『グリンチ』の予告動画

映画『グリンチ』の登場人物(キャスト)

グリンチ(ベネディクト・カンバーバッチ)
その外見から、幼い頃から迫害されることの多かった全身緑色の男。人々が楽しんでいるクリスマスを憎んでいる。
シンディ・ルー(横溝菜帆)
山の麓の村に暮らす少女。サンタクロースにあるお願いをするため、クリスマスを心待ちにしている。

映画『グリンチ』のあらすじ(ネタバレなし)

全身が緑色の毛に覆われた謎の生き物、グリンチ。幼少期の体験からひねくれてしまったクリンチは、周りを憎み、街を出て険しい山の中で愛犬マックスと共に生活していた。そんな中、元々グリンチがいた街、フーヴィルではとあるイベントのため町中が活気に満ちていた。そのイベントとはクリスマス。町中が心待ちにしているそのイベントだが、住人を憎み、彼らの楽しそうな様子を見ているのが面白くないグリンチは、とある計画を思いつく。それは、なんとクリスマスを盗み出すことだった。一方で、フーヴィルで暮らす少女、シンディ・ルーは、いつも母親を助けてくれるサンタクロースにお礼を伝えるためとある計画を立てていた。そんなシンディ・ルーとグリンチの計画がぶつかって…?

映画『グリンチ』の感想・評価

どこか憎めない、グリンチのキャラクター

全身緑色の毛に覆われたグリンチ。一見恐ろしい外見だが、幼い頃のグリンチは大きい瞳をした純粋無垢な可愛らしい少年だった。しかし、その外見から不遇な目にあうことの多かったグリンチは、年齢を重ねると共にどんどん捻くれていく。その捻くれ具合は、映画のキャッチコピーに『このあと、どんどんひねくれる』と書かれるほど。人々が楽しみにしているクリスマスを盗み出そうとするほどに捻くれてしまったグリンチ。当然許されないような非道なことだが、グリンチの思惑はハプニングばかりでなかなか上手くいかない。ハプニングに右往左往するグリンチ。その様子が女性ファンの心を鷲掴みにする。そんなグリンチの可愛さこそが、原作の絵本がこれほど長く愛される所以なのかもしれない。

どちらで見る?字幕、吹き替え

過去に実写化を果たした時はコメディ界の帝王、ジム・キャリーが主演を務めるなど気合の入り方は十分だった。その分、最新作ではどんなキャスト陣を揃えて来るのか、再映画化が発表されてからというものの期待が高まっていた。そして、主人公であるグリンチの声優として起用されたのがベネディクト・カンバーバッチ。今やあらゆる映画に引っ張りだこの大人気俳優である。ベネディクトは超低音が売りで、過去に超大作でも声優を務めた経験がある。一方、邦画版で声優を務めるのはあの大泉洋。コメディを得意とする大泉洋の起用は、この映画においてはピッタリかもしれない。ベネディクトとは違った魅力を持つ大泉洋。それぞれの魅力が光る本作、吹き替えか字幕か、どちらで見るか迷うところ。

クリスマスが嫌い!?新たな視点

クリスマスは、みんなが心待ちにしている一年の中でも最も人気の高いイベントの一つ。そのため、かの有名な『エルフ ~サンタの国からやってきた~』や『ホーム・アローン』といった、名作と呼ばれるクリスマス映画の主人公達の殆どが、クリスマスを指折り数え楽しみにしていた。しかし、なんと今作の主人公、グリンチはなんとクリスマスが大嫌いという、数多くいる主人公の中でも珍しいタイプ。クリスマスが嫌いなあまりに、なんとクリスマスを盗んでしまおうというとんでもない計画まで打ち立てる。しかし、そんな彼を待っていたのは、彼には予想のできない、クリスマスが起こす奇跡の連続だった。これまでとは一風違うクリスマス映画、どういった展開になるか注目である。

映画『グリンチ』の公開前に見ておきたい映画

映画『グリンチ』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『グリンチ』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

グリンチ

アメリカではトップレベルの知名度を誇る絵本である『グリンチ』。そんな『グリンチ』は、最新作を除き過去に二度映像化されている。一度目は1966年のテレビスペシャル番組、二度目は今作であり、グリンチシリーズにとって初の映画化。最新作はアニメーション長編映画であるため、現時点ではグリンチシリーズ唯一の実写長編映画である。国民が愛する大人気キャラクターであるグリンチを演じたのは、なんとコメディ界の帝王、ジム・キャリー。その演技は流石の一言。人々の幸せを妬み、クリスマスを盗もうとするグリンチを憎たらしく、かつ、愛されキャラとなるように演じきっている。最新作とは少々ストーリーが異なるため、両方視聴して違いを比較してみるのも面白いかもしれない。

詳細 グリンチ

ポーラー・エクスプレス

最新作『グリンチ』は、アメリカでは知らぬ者はいないほどの有名な絵本が原作となっている。本作も、1985年に出版されて以降長年人々から愛され続けている、海外では有名な絵本『ポーラー・エクスプレス』が原作となっている。グリンチと並んで、数多くあるクリスマス映画の中でもトップレベルの知名度を誇る作品。少し年齢を重ねてきた主人公は、長年信じてきたサンタクロースの存在を信じられなくなってきていた。そして、クリスマスイブの夜、そんな彼の家の前に巨大な蒸気機関車が停まる。その機関車に乗り込み、北極を目指すこととなった主人公。主人公はその旅で、自分の中で失いかけていたもの、必要なものを改めて思い出すことになるのだった。

詳細 ポーラー・エクスプレス

ハットしてキャット

最新作である『グリンチ』は、アメリカを代表する絵本作家、ドクター・スースの著作を原作として映画化されたもの。本作も同じくドクター・スースによる著作、『キャットインザハット』を元に実写映画化された作品。忙しい母親を持つ兄弟、常にイタズラばかりを企む兄コンラットと、真面目でしっかり者の妹、サリー。そんな2人が留守番をしていると、不思議な帽子を被った謎の猫が2人の前に現れた。さらにそこにママの会社の超がつくほど潔癖症な社長や、一見優秀だが実は不清潔でニートなママの恋人、ラリーも登場。キャットの登場をキッカケにハチャメチャな事態に巻き込まれつつも、コンラットとサリーは大きな成長を遂げることとなるのだった。

詳細 ハットしてキャット

映画『グリンチ』の評判・口コミ・レビュー

映画『グリンチ』のまとめ

長年子供から大人まで、幅広い世代に愛されてきた有名絵本、『グリンチ』。そんなグリンチが、発売から60年以上経った現代、初のアニメーション長編映画化。キャスト陣も豪華な顔ぶれが揃い、気合の入り方は別格。クリスマスが大嫌いなグリンチが、クリスマスを盗み出すという大胆な計画を打ち立てる。そんな痛快な計画は、果たしてうまくいくのか。クリスマスはやはり楽しいことを思い出させてくれる一本。今年のクリスマスに見る映画はこれで決まり。

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