春野美月は高校の入学を機に友達を作ろうとするが、なかなか上手くはいかなかった。そんな時、アルバイト先でバスケットボール部に所属している浅倉永久、若宮恭介、多田竜二、宮本瑠衣と出会い気に掛けられるようになる。
映画『春待つ僕ら』の作品情報
- タイトル
- 春待つ僕ら
- 原題
- なし
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2018年12月14日(金)
- 上映時間
- 109分
- ジャンル
- 青春
ラブストーリー - 監督
- 平川雄一朗
- 脚本
- おかざきさとこ
- 製作
- 高橋雅美
池田宏之
村田嘉邦
角田真敏
山本浩
石垣裕之
高橋誠
吉川英作
渡辺章仁
田中祐介
板東浩二
長坂信人
大畑利久
長澤佳也 - 製作総指揮
- 濱名一哉
- キャスト
- 土屋太鳳
北村匠海
小関裕太
磯村勇斗
杉野遥亮
稲葉友
泉里香
佐生雪 - 製作国
- 日本
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『春待つ僕ら』の作品概要
累計発行部数350万部を超える大ヒット作、あなしん原作の少女漫画『春待つ僕ら』を元に作れた作品。テレビ東京系列のドラマ『鈴木先生』で共演していた、土屋太鳳と北村匠海が再びタッグを組んだ。ラブストーリーだけではなく、友情やバスケットボールに懸ける熱い情熱も描いた青春映画。出演者達は練習を行って撮影に挑んでおり、バスケットボールの迫力ある試合シーンは必見である。一大ブームを巻き起こした大ヒット映画『ROOKIES 卒業』の平川雄一朗監督が、本作品の監督を担当している。
映画『春待つ僕ら』の予告動画
映画『春待つ僕ら』の登場人物(キャスト)
- 春野美月(土屋太鳳)
- 人に対して上辺だけで接してしまう。友達がおらず一人ぼっち。そんな自分を変えようと奮闘する。
- 浅倉永久(北村匠海)
- 高校のバスケットボール部に所属している。「バスケットボール部イケメン四天王」の1人。春野のことを何かと気に掛ける。
- 神山亜哉(小関裕太)
- 春野の幼馴染。春野とは別の高校に通っており、バスケットボール部のエースとして活躍している。帰国子女。
- 若宮恭介(磯村勇斗)
- 高校のバスケットボール部に所属している。「バスケットボール部イケメン四天王」の1人。四天王の中でお兄さん的ポジションにいる。
- 多田竜二(杉野遥亮)
- 高校のバスケットボール部に所属している。「バスケットボール部イケメン四天王」の1人。次期キャプテン。
- 宮本瑠衣(稲葉友)
- 高校のバスケットボール部に所属している。「バスケットボール部イケメン四天王」の1人。明るく無邪気な性格。
映画『春待つ僕ら』のあらすじ(ネタバレなし)
春野美月は上辺だけでしか人と付き合えず、なかなか本当の友達ができなかった。高校の入学を機に「脱・一人ボッチ」を果たそうとするが、上手くはいかなかった。そんな時、アルバイト先でバスケットボール部に所属している浅倉永久、若宮恭介、多田竜二、宮本瑠衣と出会う。始めはチャラチャラしている男子だと思い嫌厭していたのだが、浅倉達は真剣にバスケットボールに向き合っていた。
春野は浅倉達に受け入れられ、友情を深めていった。そんな時、幼馴染の神山亜哉と再会を果たす。神山もまた別の高校のバスケットボール部に所属しており、エース選手として注目されていた。浅倉達は神山が所属するチームと対戦するが負けてしまう。その結果、若宮達の間に険悪な空気が流れてしまう。浅倉はそんな若宮達を諌めた。
映画『春待つ僕ら』の感想・評価
青春物語
この作品はただ女子高生の恋愛物語を描いているだけではなく、熱い友情とバスケットボールを通した白熱した戦いが描かれた青春映画である。映画の元になっているのは、あなしん原作の少女漫画『春待つ僕ら』である。「第41回講談社漫画賞・少女部門」にノミネートされたことがある。累計発行部数は350万部を超える大ヒット作で、2018年8月現在で1~10巻まで発売されている。
少女漫画が原作だが、バスケットボールに懸ける熱い思いや友人を大切にしている気持ちなども描かれているため、女の人だけではなく男の人でも楽しめる作品だと思う。出演者達はバスケットボールの練習を行い撮影に挑んでいるため、手に汗握る試合のシーンは特に注目して見てもらいたい。
絶賛活躍中のスタッフ達がタッグを組んで作り上げた作品
本作品で監督を務めたのは、平川雄一朗である。平川は映画監督の他にドラマの演出家・監督としても活躍している人物である。TBS系列の連続テレビドラマ『JIN-仁-』やTBS系列の連続テレビドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』など、数々のヒット作を世に送り出してきた名監督である。
脚本を担当したおかざきさとこは、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のスピンオフドラマ『とと姉ちゃん もう一つの物語「福助人形の秘密」』や、日本テレビ系列のアニメ『曇天に笑う』のキャラクターソングの作詞など、幅広い仕事を手掛けている人物である。
映画やドラマ業界で活躍している監督と脚本家の他に、大ヒット映画『君の膵臓をたべたい』(17)に携わったプロデューサーを仲間に加え作品を作り上げている。
土屋太鳳×北村匠海の息が合った演技
本作品の主演を務めたのは、人気女優・土屋太鳳である。土屋は「スーパー・ヒロイン・オーディション ミス・フェニックス」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入りを果たす。2018年に公開された映画『累 -かさね-』や『となりの怪物くん』でも、芳根京子と菅田将暉と共にそれぞれダブル主演を果たしている。
浅倉永久役を担当したのは、人気急上昇中の俳優・北村匠海である。浅倉は土屋が演じた主人公のことを何かと気に掛けてくれる男の子で、バスケットボール部でも中心的な位置にいる人物である。北村はテレビ東京系列のドラマ『鈴木先生』で土屋と共演したことがあり、親交が深い。土屋と一緒にボーカルユニットを組み、楽曲を配信するほどである。そんな息の合った土屋と北村の演技にぜひ注目して欲しい。
映画『春待つ僕ら』の公開前に見ておきたい映画
ルパン三世
北村匠海の憧れの人物である小栗旬の代表作。モンキー・パンチ原作の漫画『ルパン三世』を元に作られている。小栗が主人公のルパン三世、玉山鉄二がルパンの相棒の次元大介、綾野剛がルパンの仲間の石川五ェ門、黒木メイサがルパンの敵であり味方である正体不明女性・峰不二子、浅野忠信が銭形警部をそれぞれ演じた。
伝説の秘宝「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」を巡って争いが起きようとしていた。世紀の大怪盗・ルパン三世は「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」を盗むため、仲間と共に孤島に潜入した。「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」は要塞型セキュリティシステムによって厳重に保管されていた。果たして、ルパンは無事に秘宝を盗むことができるのか。
詳細 ルパン三世
シザーハンズ
土屋太鳳の好きな映画。ジョニー・デップとティム・バートン監督がタッグを組んだ作品で、公開から18年経った現在も多くの人を魅了し続けている。ジョニー・デップは主人公のエドワード・シザーハンズを演じている。エドワードは両手がハサミの人造人間で、純真無垢な心を持つ。
ペグは廃屋のような屋敷を訪れた。そこには、両手がハサミで出来た人造人間、エドワード・シザーハンズが暮らしていた。ペグはシザーハンズを1人にしておけず、町に連れて帰ることにした。シザーハンズはそこでペグの娘のキムに出会い、心を奪われる。キムも心優しいシザーハンズに思いを寄せるようになるが、キムのボーイフレンドのジムはそんな2人の仲を引き裂こうとした。
詳細 シザーハンズ
ROOKIES -卒業-
平川雄一朗監督の代表作。TBS系列の連続テレビドラマ『ROOKIES』の続編に当たる作品で、スタッフ・キャスト共ドラマ版と同じ人が続投している。2009年に公開された映画の中で興行収入第1位になっており、85.5億円を記録している。ドラマ版のエンディングを担当していたGReeeeNが主題歌を担当している。
春を迎え、ニコ達は3年に進級した。ニコ達野球部員は川藤幸一の指導の元、再び夏の甲子園を目指すことになった。新しい部員も入部してくるが、新人の赤星は生意気で部に溶け込む様子が全くなかった。ニコ達はそんな赤星に苛立ちを抱え、不満を露わにする。しかし、御子柴だけは野球の上手い赤星に着目し、秘密を探ろうとしていた。
詳細 ROOKIES 卒業
映画『春待つ僕ら』の評判・口コミ・レビュー
「春待つ僕ら」見ました…。
最近少女漫画実写もレベルが高くなってきてたんだけどなぁ〜。序盤は素晴らしくて、傑作を確信したんだけど、その後の脚本が滅茶苦茶で、「終待つ僕ら」と化してました。題材のポテンシャルは活かしきれなかったかなぁ? pic.twitter.com/4JDBwAE8Ia— ナガ@映画垢🐇 (@club_typhoon) 2018年12月14日
#春待つ僕ら🌸
清凌高校のバスケ部🏀四天王は
全然チャラくないよ〜😉👍
バスケやってる姿は上手かったし
カッコ良かったよ〜!😊💕
バスケ×友情×恋愛のキラキラ青春映画やね〜!😄✨
めっちゃキュンキュンしたわ〜😊💕
私も大事なものが見つかるといいなぁ🤔
TAOTAKの主題歌もめっちゃいい🎵#TAOTAK pic.twitter.com/8kmDhOyzqo— Leona🎄映画垢 (@Leona_1ose9) 2018年12月14日
『春待つ僕ら』春を春に出来るかは自分次第。頑張っている人と同じ目線で話す。自分自身が頑張れるものを見つける事で強くなり自信を得て堂々と向き合える様になる。一人の人間が一歩踏み出し一回り成長する。最後の作文でぐっと締まった感じがした。 https://t.co/2JN3wUCBVc
— KJ (@KJ_LINE) 2018年12月15日
『春待つ僕ら』あなしんの原作漫画を土屋太鳳主演で実写映画化した本作は、引っ込み思案な自分を変えようとして出来なかったヒロインが、〝大事なもの〟である仲間や好きな人と出会い、触れ合っていく中で成長していく姿が瑞々しいタッチで描かれる。 https://t.co/GYFBHT2BwE
— 矢口晶一 (@tamagawajyousui) 2018年12月14日
役に立たない映画感想4
春待つ僕ら
青春映画のど真ん中って感じですね。純粋に面白かった。随所随所でほろりとしてしまうところもあって。バスケがテーマってのも、僕が楽しかった部分もあるかな。やっぱ学生時分を思い出すし、試合前の緊張感とか。バスケ技術も問題ないかな〜🏀— kanechika type 俺 (@kaneguiter) 2018年12月15日
映画『春待つ僕ら』のまとめ
主人公の春野美月は人付き合いが下手くそで、友人がいないことを悩んでいる女の子である。きっと多くの人が、春野と同じような悩みを抱えているのではないだろうか。この作品は、無理矢理春野の考え方を変えようとするのではなく、仲間とバスケットボールを大事にしている浅倉永久達からの刺激を得ることで、春野の考えが少しずつ変わっていくところが理解しやすくおもしろい。春野と同じような悩みを抱えている人も、きっと勇気をもらえる作品だと思う。
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