デリーの町で子供の行方不明事件が多発し、ルーザーズ・クラブのメンバーは元凶のペニーワイズと戦った。27年後、ペニーワイズが町に再び姿を現し、人を襲うようになった。ルーザーズ・クラブのメンバーはペニーワイズを倒すため、町へと戻った。
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の作品情報
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の作品概要
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の予告動画
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の登場人物(キャスト)
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のあらすじ(ネタバレなし)
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の感想・評価
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の公開前に見ておきたい映画
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の評判・口コミ・レビュー
- 映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のまとめ
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の作品情報
- タイトル
- IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
- 原題
- It: Chapter Two
- 製作年
- 2019年
- 日本公開日
- 2019年11月1日(金)
- 上映時間
- 169分
- ジャンル
- ホラー
- 監督
- アンディ・ムスキエティ
- 脚本
- ゲイリー・ドーベルマン
- 製作
- バルバラ・ムスキエティ
ダン・リン
ロイ・リー - 製作総指揮
- リチャード・ブレナー
デイブ・ノイスタッター
ゲイリー・ドーベルマン
マーティ・ユーイング
セス・グラハム=スミス
デビッド・カッツェンバーグ - キャスト
- ビル・スカルスガルド
ジェームズ・マカボイ
ジェシカ・チャステイン
ビル・ヘイダー
イザイア・ムスタファ
ジェイ・ライアン
ジェームズ・ランソン
アンディ・ビーン - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の作品概要
本作は2017年に公開され、ホラー映画歴代No.1の記録を樹立した映画『IT イット“それ”が見えたら、終わり。』の続編であり完結編となる作品である。「それ」が現れたら再び集まることを約束したルーザーズ・クラブの仲間達。27年後に再び「それ」が現れた。元ルーザーズ・クラブのメンバーが集結し、「それ」と戦う様子が描かれている。前作に引き続き、アンディ・ムスキエティが監督をゲイリー・ドーベルマンが脚本をそれぞれ担当した。
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の予告動画
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の登場人物(キャスト)
- ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)
- ビル達が「それ」と呼んでいる、ピエロの姿をした悪魔。襲撃する対象者が恐れる悪夢に変化することができる。27年周期でデリーの町に現れ、密かに住民を襲ってきた。
- ビル・デンブロウ(大人:ジェームズ・マカボイ / 少年時代:ジェイデン・リーバハー)
- 少年時代、仲間と共にペニーワイズと戦った。少年時代ベバリーと思い合っていたが、現在は別の女性と結婚している。ロサンゼルスでミステリー小説家として活躍している。
- ベバリー・マーシュ(大人:ジェシカ・チャステイン / 少女時代:ソフィア・リリス)
- 少女時代、仲間と共にペニーワイズと戦った。現在はニューヨーク市でファッションデザイナーとして活躍している。
- リッチー・トージア(大人:ビル・ヘイダー / 少年時代:フィン・ウルフハード)
- 少年時代、仲間と共にペニーワイズと戦った。ビルの親友。現在はシカゴで芸人として活躍している。
- マイク・ハンロン(大人:イザイア・ムスタファ / 少年時代:チョーズン・ジェイコブス)
- 少年時代、仲間と共にペニーワイズと戦った。現在はデリーの町に暮らしており、司書として働いている。
- ベン・ハンスコム(大人:ジェイ・ライアン / 少年時代:ジェレミー・レイ・テイラー)
- 少年時代、仲間と共にペニーワイズと戦った。現在はニューヨーク州北部で建築家として成功を遂げた。少年時代、ベバリーに思いを寄せていた。
- エディ・カスプブラク(大人:ジェームズ・ランソン / 少年時代:ジャック・ディラン・グレイザー)
- 少年時代、仲間と共にペニーワイズと戦った。現在はニューヨーク市で暮らしており、結婚している。
- スタンリー・ユリス(大人:アンディ・ビーン / 少年時代:ワイアット・オレフ)
- 少年時代、仲間と共にペニーワイズと戦った。アトランタで会社の会計士として活躍している。
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のあらすじ(ネタバレなし)
27年前、デリーの町で子供の行方不明事件が多発した。ビルの弟のジョージーも、被害者の1人だった。ビルは友人達と調査を勧め、ピエロの姿をした悪魔のペニーワイズが事件に関わっていることを突き止める。ビル達はペニーワイズと戦い、深手を追わせた。ビル達はもしペニーワイズが再び現れれば、町に戻って来ようと約束を交わした。
大人になったマイクは、デリーの町で暮らしていた。ある日、ペニーワイズが人を殺害しているところを目撃する。マイクは27年前に約束を交わした仲間達を呼び寄せることにした。
デリーの町から離れたところで暮らしていたビル達は、ペニーワイズについての記憶が薄れているようだった。マイクだけは唯一記憶がはっきりと残っており、皆に説明して記憶を呼び起こすのを手伝った。ビル達はペニーワイズのことを思い出し、倒すために再び立ち上がった。
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の感想・評価
大人になった登場人物達
幼少時代、ビル、ベバリー、リッチー、マイク、ベン、エディ、スタンリーは田舎町・デリーに暮らしていた。ルーザーズ・クラブ(負け犬クラブ)を結成し、友情を育んだ。ビル達はピエロの姿をした悪魔・ペニーワイズと戦い、瀕死の重傷を負わす。ペニーワイズが確実に消滅したかは分からなかったため、ビル達は1つの約束を交わした。それは、ペニーワイズが再び現れれば、デリーの町に戻って来るというものだった。
本作では過去の幼少時代と共に、大人になったビル達の姿が描かれている。27年の時を経て、ビル達がどんな生活を送っているのか、彼らの友情はどうなったのか、『ITシリーズ』ファンには必見の物語になっている。特に、ベバリーに好意を寄せていたビルとベンの思いの行方を見届けて欲しい。
ホラー映画歴代No.1の記録を樹立した作品の続編
本作は2017年に公開された映画『IT イット“それ”が見えたら、終わり。』の続編で、完結編となる物語である。前作はホラー映画歴代No.1の記録を樹立した。そして、ホラー版の映画『スタンド・バイ・ミー』と称され、大きな話題を集めた。
前作では弟が行方不明になったビル少年を中心に、ペニーワイズとの戦いが描かれた。また、ホラー面だけではなく、悩みを抱える少年・少女達の成長する姿にもスポットが当たっていたのが大きな特徴だと言える。
本作では前作よりも恐ろしさがさらにパワーアップしている。子供達を恐怖に突き落としたペニーワイズが、再びデリーの町に戻って来る。町を離れていたビル達は友人のマイクに呼ばれ、子供の頃に交わしていた約束を果たすために集結する。ビル達はペニーワイズとの戦いに勝つことができるのか注目して欲しい。
様々な謎
『ITシリーズ』では注目すべき謎が存在している。「なぜ、デリーの町では子供が消えるのか?」、「なぜ、事件は27年周期で起きるのか?」、「“それ”の目的とは?」。本作では全ての謎が明らかにされており、完結編として相応しい物語になっている。前作を見た方は、特に必見の作品だと言える。
前作で監督を務めたアンディ・ムスキエティが、再びメガホンを取った。ハリウッド映画版の『進撃の巨人』(公開時期未定)の監督にも抜擢されており、業界内からも大きな注目が寄せられている人物である。そして、前作で脚本を務めた、ゲイリー・ドーベルマンも続投している。前作の雰囲気を損なわず、怖さとスリリングさが倍増した本作に期待して欲しい。
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の公開前に見ておきたい映画
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
『IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の前作に当たる作品。1990年に公開された映画『IT』のリメイク作品。スティーヴン・キング原作のホラー小説『IT-イット-』が元になっている。アメリカ・メイン州デリーの町を舞台に、子供達と不気味なピエロの悪魔・ペニーワイズとの戦いが描かれている。
デリーの町では子供の行方不明事件が多発していた。少年のビルの弟・ジョージーも、雨の日に行方が分からなくなる。ビルはジョージーのことを諦めることができず、友人達と捜索に乗り出した。その過程で、リアルな幻や不気味な人の姿を目撃するようになる。事件には、ペニーワイズという名のピエロの姿をした悪魔が関わっていた。
シンプル・シモン
ビル・スカルスガルドが主演を務めた作品。アンドレアス・エーマンの長編監督デビュー作品で、アスペルガー症候群の主人公が兄のために彼女を探そうと奮闘する姿が描かれている。ビル・スカルスガルドが主人公のシモンを演じた。「2011年パームスプリングス国際映画祭観客賞劇映画部門・第2位」や「2011年SKIPシティDシネマ映画祭審査員特別賞」を受賞するなど、国内外問わず高い評価を受けた。
アスペルガー症候群のシモンは、人と接することが苦手だった。何か問題が起きると、宇宙船に見立てたドラム缶の中に閉じ籠っていた。そんなシモンが唯一心を開いていたのは、兄のサムだけだった。サムは恋人と暮らす新居にシモンを連れて行こうとした。だが、恋人はシモンのことを受け入れることができず、サムと別れる道を選んでしまう。シモンは落ち込む兄のために、「完璧な恋人」を探すことにした。
詳細 シンプル・シモン
ウォンテッド
ジェームズ・マカボイの代表作。ジェームズ・マカボイはアンジェリーナ・ジョリーと共に主演を務め、平凡なサラリーマンのウェスリー・ギブソンを演じた。海外では後日談のストーリーを用いた、ゲーム『Wanted: Weapons of Fate』が販売されている。日本でも25億円の興行収入を得るなど、大きな話題を集めた作品。
ウェスリーは仕事も私生活も上手くいかず、パニック障害を発症してしまう。ある日、薬局に薬を買いに行くと、見知らぬ女性が話しかけてきた。その女性はフォックスという名前で、暗殺組織「フラタニティ」の一員だった。実は、ウェスリーの失踪した父親も暗殺組織「フラタニティ」の一員で、敵の組織によって殺されていた。
詳細 ウォンテッド
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の評判・口コミ・レビュー
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は普段ペニーワイズを下水道に住んでいる何かよく分からないモノを推してくる変なおっさんだと思ってる人ほど見てほしい映画。本職の怖さだけでなくて「レスバトル弱すぎる変なおっさん」という新たな属性ゲットしたぞ pic.twitter.com/3xpdhdBRP4
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) 2019年11月2日
『IT イット THE END』ペニーワイズさんの有り余るサービス精神が限界突破した驚異の3時間……!もう腹一杯ですよペニさん!長丁場を全く飽きさせないペニさんの多彩なエンタメホラーテクと、ルーザーズの熱い友情に大満足!血みどろっぷりとクリーチャー要素も大大満足!最高の完結編!!やったぜ!! pic.twitter.com/BhB67Rqvqn
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) 2019年11月2日
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(65点)
相変わらずホラー描写は全く怖くなくて、バランスも6割青春映画で4割が頑張って驚かそうとしてきてくれるピエロのアイドル映画。ホラーアイコンアイドル化問題を逆に利用する方向の作風は今後流行るかもしれない。あ、それで失敗したのが貞子か? pic.twitter.com/j7wX2S15bc
— マッツン。 (@destruction_ma) 2019年11月2日
『IT イット: THE END』鑑賞。
前作必須!ペニーワイズのコミカルさにクスッとしながら、牙を向いたらこんな凶暴になんの⁉︎ってくらい前作以上のヤバい形態でバクっと。イースターエッグが結構隠されてるので探しながら観るのも楽しい作品。※クラウンとピエロの違いは知っておきたい。 pic.twitter.com/3MA4mjB47U— qualz (@2qua) 2019年11月3日
映画「IT/イット THE END “ それ”が見えたら、終わり。」
大人は都合の悪い記憶は消す。覚えていたい記憶もあったはず。子供のときの恐怖より具体的な深層心理をペニーワイズという怪物により表し、新しく一歩踏み出し始めるルーザーズクラブ。ホラーエンタメとして最高です!!#イットTheEND pic.twitter.com/zpqFWJRGAk— 映画のある人生が必要なんです (@sutatyan) 2019年11月2日
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のまとめ
スティーヴン・キング原作のホラー小説『IT-イット-』を元に制作され、1990年に映画『IT』が公開された。2017年に公開された映画『IT イット“それ”が見えたら、終わり。』はそのリメイク作品で、小説の前半部分が描かれている。本作は小説の後半部分に当たり、「それ」と呼ばれているペニーワイズが再び町に現れたところから物語が始まる。大人になった元ルーザーズ・クラブのメンバーが集結し、恐ろしいペニーワイズに翻弄されながらも立ち向かっていく様子が描かれている。ただ恐ろしいだけでなく、複雑な人間模様や謎が描かれているところも魅力の作品だと言える。
みんなの感想・レビュー
ペニーワイズ個人のどんな過去が明らかになるか楽しみにしていた本作だったが、結末が予想外でこれはホラー映画以上の領域にまで至っているのだと思った。むしろそれが人知を超えた怖さだったので、前作の印象とは明らかに違った面白さがあるのは確かだ。
LGBTQ要素も含まれているのが意外な点で、知る人ぞ知るグザヴィエ・ドランが出演しているのも嬉しい。ペニーワイズは相変わらずの形相で恐怖を追求することも忘れていないが、ホラーという枠組みを超えた作品として新しさを感じたので私はとても好きだった。