1997年8月29日、人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたはずだった。2020年、新たな脅威が人類に迫ろうとしていた。自動車工場で働くダニー・ラモスはターミネーターに襲われるが、強化型兵士のグレースとサラ・コナーに助けられる。
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』の作品情報
- タイトル
- ターミネーター ニュー・フェイト
- 原題
- Terminator: Dark Fate
- 製作年
- 2019年
- 日本公開日
- 2019年11月8日(金)
- 上映時間
- 129分
- ジャンル
- SF
アクション - 監督
- ティム・ミラー
- 脚本
- デビッド・ゴイヤー
ジャスティン・ローズ
ビリー・レイ - 製作
- ジェームズ・キャメロン
デビッド・エリソン - 製作総指揮
- ダナ・ゴールドバーグ
ドン・グレンジャー
エドワード・チェン
ジョン・J・ケリー
ティム・ミラー
ボニー・カーティス
ジュリー・リン - キャスト
- リンダ・ハミルトン
アーノルド・シュワルツェネッガー
マッケンジー・デイビス
ナタリア・レイエス
ガブリエル・ルナ
ディエゴ・ボニータ
エドワード・ファーロング - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ディズニー
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』の作品概要
『ターミネーター』シリーズ通算6作目に当たり、『ターミネーター2』の正当な続編として制作された作品。ジェームズ・キャメロンが制作者&ストーリーの原案者として制作に携わり、女優のリンダ・ハミルトンがサラ・コナー役でシリーズに復帰している。人類滅亡の日である「審判の日」を回避したはずの2020年、新たな危機が人類に迫っていた。新型のターミネーターが現れ、21歳の女性・ダニーの命を狙った。ターミネーターと戦い続けているサラは何者かの連絡を受け、ダニーの救出に向かった。
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』の予告動画
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』の登場人物(キャスト)
- サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)
- 人類を救うため、ターミネーターと戦い続けている。ターミネーター「T-800」に激しい憎しみを抱いている様子。
- T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)
- かつて溶解炉に入り、消滅したはずの旧型のターミネーター。サラとは因縁がある。
- グレース(マッケンジー・デイビス)
- 強化型の兵士。2042年の未来から送り込まれてきた。ターミネーター「REV-9」に襲われていたダニーを助けようとする。
- ダニー・ラモス(ナタリア・レイエス)
- 21歳。自動車工場で働いている。状況がよく分からないまま、ターミネーター「REV-9」に襲われる。
- REV-9(ガブリエル・ルナ)
- 最新型のターミネーター。身体を変身させるだけでなく、武器を作り出すこともできる。ダニーを抹殺する任務に就いている。
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』のあらすじ(ネタバレなし)
1997年8月29日、人類滅亡の日である「審判の日」が起こる予定だった。だが、サラ・コナーと息子のジョンの活躍により、人類は救われた。
2020年、人類の危機はまだ終わっていなかった。新型のターミネーターREV-9は、自動車工場で働くダニー・ラモスを襲撃した。ダニーが弟のミゲルを連れて逃げ惑う中、強化型兵士のグレースが現れ助けられる。
REV-9の追跡は止まらず、グレース達は追い詰められていく。そこに現れたのは、サラ・コナーだった。ダニーは自分の身に何が起きたのか、サラが何者か分からず困惑する。サラ達はモーテルへと移動し、自分達のことをそれぞれ話し合った。サラは何者かの連絡を受け、ダニーの危機を知って助けに来たのだった。ダニーが狙われた理由とは一体!?
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』の感想・評価
ターミネーター2の正当な続編
ジェームズ・キャメロンが監督を務め、世界中で人気を集めたSFアクション映画『ターミネーター』(1984)。本作はシリーズ通算6作目に当たり、『ターミネーター2』(1991)の正当な続編として制作されている。ジェームズ・キャメロンが制作者&ストーリーの原案者としてシリーズに復帰したことが、大きな特徴と言える。
監督に抜擢されたのは、『デッドプール』(16)を手がけたことで有名なティム・ミラー。脚本は共同で手がけられており、『バットマン ビギンズ』(05)の脚本を執筆したデビッド・ゴイヤー、『コントラクト・キラーズ』(08)の脚本を執筆したジャスティン・ローズ、『ジェミニマン』(19)の脚本を執筆したビリー・レイがタッグを組んだ。『ターミネーター』シリーズでお馴染のセリフ「I’m back!」が物語の中で登場するため、シリーズのファンは必見である。
気になる謎が盛りだくさんの物語
『ターミネーター2』では、ターミネーター「T-800」がサラ・コナーの息子であるジョン・コナーを守るため、AIコンピューターの「スカイネット」が送り込んだ刺客のターミネーター「T-1000」と死闘を繰り広げられる様子が描かれた。物語のラストでは「T-800」自ら溶解炉へと落ち、消滅したはずである。しかし、本作で再び登場し、サラに恨まれている様子が描かれている。サラと「T-800」の間に何が起きたのか、気になるストーリーとなっている。
さらに、サラと息子のジョンによって「審判の日」が回避されたはずなのに、新たなターミネーター「REV-9」が現れる。自動車工場で働く女性・ダニーは命を狙われ、彼女を守る存在として強化型兵士のグレースが現れる。なぜ再びターミネーターが現れたのか、ダニーはなぜ狙われるのか、強化型兵士とは一体どのような存在なのか、様々な謎が物語の中に盛り込まれている。
女優のリンダ・ハミルトンがシリーズに復帰!
『ターミネーター』と『ターミネーター2』でサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンが、本作でシリーズに復帰することになった。63歳を迎えたリンダ・ハミルトンではあるが、その美しさとカッコ良さは全く衰えておらず、武器を手に持ちターミネーターと戦う姿がとにかく嵌っている。
さらに、『ターミネーター2』のジョン・コナー役で一躍有名になったエドワード・ファーロングもシリーズに復帰することになった。『ターミネーター』シリーズファンにとって、嬉しい出演と言える。ターミネーター「T-800」でお馴染のアーノルド・シュワルツェネッガーも出演しており、リンダ・ハミルトンやエドワード・ファーロングとの掛け合いがどのように行われるか注目して欲しい。
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』の公開前に見ておきたい映画
ターミネーター
『ターミネーター』シリーズ第1作目。製作費は約640万ドルという低さだったが、予想を遥に超えた興行収入と高い支持を得た作品。シリーズ2作目となる『ターミネーター2』では、1億ドルを超える製作費が使われている。ジェームズ・キャメロンが監督を務め、ゲイル・アン・ハードと共に脚本を執筆している。
1984年5月12日、ロサンゼルス。ターミネーター「T-800」はサラ・コナーという女性を殺そうとするが、カイル・リースという男によって阻まれてしまう。実は、近未来で人類と機械軍が戦いを繰り広げていた。「T-800」は人類抵抗軍のリーダー・ジョンを産むことになるサラを抹殺するため、未来から送り込まれてきたのだった。そして、カイルは未来のジョンの部下で、サラを守るためにタイムスリップしてきたのだった。サラの運命は!?
詳細 ターミネーター
デッドプール
ティム・ミラー監督の代表作。マーベル・コミック原作の人気漫画『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品。アメリカで放送されたホームコメディドラマ『Two Guys, a Girl and a Pizza Place(ふたりの男とひとりの女)』に出演してスターダムを駆け上がったライアン・レイノルズが主演を務めた。2018年には続編となる『デッドプール2』が公開されている。
ウェイド・ウィルソンは高級娼婦のヴァネッサと恋に落ち、幸せな日々を送っていた。ある日、ウェイドは病に倒れ、末期がんを患っていることが発覚する。がんは脳にまで達しており、有効な治療法がなかった。そんな時、酒場で出会った男から治療と引き換えに、ある実験の被験者になる話を持ちかけられる。ウェイドは話に乗り、過酷な実験を受けることになった。
詳細 デッドプール
ラストスタンド
アーノルド・シュワルツェネッガーが俳優復帰後に初めて主演を務めた作品。田舎町で保安官として第二の人生を歩み始めた元敏腕刑事の男が、犯罪者グループと戦う様子が描かれている。アーノルド・シュワルツェネッガーが主人公のレイ・オーウェンズ保安官を演じたこともあり、日本では3億円を超える興行収入を得ている。
レイ・オーウェンズはアメリカとメキシコの国境近くの町・ソマートンで、保安官として真面目に働いていた。ソマートンがあまりにも平和な町だったため、レイの部下達は銃器コレクターの男の元で遊びほうけていた。そんなある日、レイはダイナーで怪しい2人組の男を目撃する。ソマートンの町にかつてないほどの危機が迫ろうとしていた。
詳細 ラストスタンド
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』の評判・口コミ・レビュー
ターミネーター ニューフェイトは下記のような方にオススメです
・百合が好き
・ババアが強いのが好き
・キングスマンGCで死ぬほど泣いた
・アトミック・ブロンドとか好き
・細かいことはそんなに気にしない
・シュワちゃんの老化をある程度温かい目で見れる— しゅうこせんせい@仙台 (@siyucco) 2019年11月8日
「ターミネーター: ニューフェイト」観た。大傑作でした。サラとT-800のベテラン染みた燻し銀の立ち振る舞いは鳥肌が立つほどかっこよかったです。相変わらず単純明快ではあるものの「T-2」時にあった意外な展開を上手く現代風に包めて持って来た場面が多くて良かった。REV-9のアクションは満点。10/10 pic.twitter.com/bZ8kFyrLXL
— James(ジェームズ) (@James81458933) 2019年11月8日
映画「#ターミネーター ニューフェイト」
T2大好きな身としてあまり期待してなかったが面白かった‼️
特にアクションが良かった😉👍
スピード感ありつつ機械としての重厚感を出した仕上がりに!
話としては良くも悪くも期待を裏切らない内容で概ね満足だが、続編はどうだろ🤔
リンダ・ハミルトン最高😭 pic.twitter.com/3k1IY1MEe0— ザキシマ@映画&アメコミ垢 (@zakishima_movie) 2019年11月10日
ターミネーター ニューフェイト
女性が守り、戦うのは時代を反映してて良いけど、間延びした中盤を子柄なダニーの描写に割けば、感情移入できたかも😨
目新しい所がなく、同じことを繰り返し、ファンムービーの域を出ず😭
妄執・情動的なサラは影を潜め、シュワちゃんのセルフパロも痛々しい😇 pic.twitter.com/9USZbB5L7D— ミノル@洋画好き@相互フォロー (@i8iot4U2X0Ne4qN) 2019年11月10日
『ターミネーター ニューフェイト』を観た。嫁が吹き替えがいいというのでそちらで観たけど、玄田哲章さんのシュワちゃんを聴けて大満足。作品自体も、ストーリー、バトルともに百点満点!シリーズ原点のテイストをバッチリ継承しつつ、新しい感性で創られている。これは自信を持ってお薦めする!!
— 主(ぬし)@なろう&ハーメルン (@k06ee1242000) 2019年11月11日
映画『ターミネーター ニュー・フェイト』のまとめ
本作は『ターミネーター2』から28年の時を経て、正当な続編として制作された。ターミネーターT-1000との激しい死闘を繰り広げ、溶解炉で消滅したはずのT-800が物語に登場する。T-800はなぜ復活しているのか、サラとの間に何があったのか、シリーズのファンにはぜひとも見て欲しい作品となっている。ティム・ミラーが監督を務めたこともあり、アクションは特にシリーズの中でも迫力があり見応えがあるシーンに仕上がっている。『ターミネーター』シリーズを見たことがないという人も楽しめると思う。
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