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映画『赤毛のアン 初恋』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

孤児院で育ったアンは、ある手違いから農場を営むクスバート家に引き取られた。初めは慣れない生活に四苦八苦していたが、養父母とも仲良くなり、親友とも呼べる少女との出会いもあった。そんなアンが男の子に恋をする。

映画『赤毛のアン 初恋』の作品情報

赤毛のアン 初恋

タイトル
赤毛のアン 初恋
原題
L.M. Montgomery’s Anne of Green Gables: The Good Stars
製作年
2017年
日本公開日
2018年10月5日(金)
上映時間
90分
ジャンル
ラブストーリー
ヒューマンドラマ
監督
ジョン・ケント・ハリソン
脚本
ジョン・ケント・ハリソン
製作
ジム・コーストン
ロス・レスリー
製作総指揮
ジョアン・ランバー
ピーター・ウィリアムソン
ナット・エイブラハム
アイラ・レビ
マイケル・マクギガン
ケイト・マクドナルド・バトラー
ラモン・エステベス
キャスト
エラ・バレンタイン
サラ・ボッツフォード
マーティン・シーン
ジュリア・ラロンド
ドゥルー・ヘイタオグルー
ステファニー・キンバー
ケイト・ヘニッグ
ナタリー・リジンスカ
製作国
カナダ
配給
シナジー

映画『赤毛のアン 初恋』の作品概要

映画『赤毛のアン』シリーズ3部作の第2弾となる作品。ちょっとした手違いで孤児院からクスバート家に引き取られたアンが、学校の人気者に恋をする様子が描かれている。原作者のL.M. モンゴメリの孫娘であるケイト・マクドナルド・バトラーが製作総指揮として作品に携わっており、原作の雰囲気を損なわずに作られている。前作でも監督を務めたジョン・ケント・ハリソンが再びメガホンをとっており、脚本も担当している。

映画『赤毛のアン 初恋』の予告動画

映画『赤毛のアン 初恋』の登場人物(キャスト)

アン・シャーリー(エラ・バレンタイン)
13歳。11歳の頃まで孤児院で育つ。想像力が豊かで、そのせいで騒動を起こしてしまう。
マリラ・クスバート(サラ・ボッツフォード)
アンの養母。頑固者で融通が利かないところがある。働き者。
マシュウ・クスバート(マーティン・シーン)
アンの養父。マリラの兄。口下手で内気な性格。優しい性格で、アンの良き理解者。
ダイアナ・バーリー(ジュリア・ラロンド)
アンの親友。アンの家の近所に暮らす綺麗で美しい女の子。
ギルバート・ブライス(ドゥルー・ヘイタオグルー)
学校の人気者。成績も優秀。出会ったときにアンの赤毛をからかってしまったため、嫌われてしまう。

映画『赤毛のアン 初恋』のあらすじ(ネタバレなし)

アン・シャーリーはもうすぐ13歳になる、お年頃の女の子であった。孤児院で育ったアンは、ある手違いから農場を営むクスバート家に引き取られた。初めは慣れない環境に騒動を起こしてばかりいたが、生活にも慣れ親友と呼べるダイアナとも出会うことができた。

アンは学校で人気者のギルバートのことが苦手だった。昔赤毛であることをからかわれたことが原因だった。だが、ギルバートと交流を持つ内に、次第に彼に惹かれていくのを感じた。アンは自分の中に制御できないもう1人のアンがいるように感じ、気持ちを持て余していた。ただ、1つ分かることは、友達ではいられないということだった。そんなアンに養父のマシュウは、「ロマンスを手放すな」とアドバイスを送った。

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映画『赤毛のアン 初恋』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『赤毛のアン 初恋』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『赤毛のアン 初恋』の感想・評価

小説『赤毛のアン』

『赤毛のアン』はL・M・モンゴメリが執筆した長編小説で、日本でも子供を中心に大人気の作品である。この作品は元々子供向けに書かれた小説ではない。主人公が幼い少女であることやアニメ化されたことで、子供達に受け入れられるようになったのである。また、日本だけではなくカナダやアメリカやイギリスなど、世界各国で人気を集めている。

主人公のアンは男の子と間違えて養父母の元に引き取られる。これは実際に起こった出来事で、新聞の記事に載っていたのを見たモンゴメリが小説に取り入れたのである。また、モンゴメリ自身も両親ではなく祖父母に育てられた経験があり、愛情に飢えた寂しい気持ちを抱えていた。そんなモンゴメリの気持ちが、アンに反映されているのではないかと言われている。

素晴らしいスタッフが集結

原作者のL.M. モンゴメリの孫娘であるケイト・マクドナルド・バトラーが、製作総指揮として作品に携わっている。ケイトは「赤毛のアン・ライセンス局」の理事会メンバーに名を連ね、モンゴメリの作品を保全・活用するために尽力を尽くしている。

監督・脚本を担当したのは、ジョン・ケント・ハリソンである。ハリソンは映画『赤毛のアン・3部作』全てにおいて監督を担当している。主にテレビ業界で活躍しており、『イレーナ・センドラー 2500人の命のために』(09)で「全米監督組合賞」にノミネートしている。

「ケーブルエース賞」など数々の受賞歴があるロン・ウィズマンが編集を担当していたり、カナダのテレビ番組で素晴らしい業績を残した者に与えられる、「ジェミニ賞」に3度ノミネートしたことがあるマイケル・ハリスが衣装デザインを担当していたり、有能なスタッフがこの作品の制作に携わっている。

実力を兼ね備えた俳優・女優達が出演している

主人公のアンを演じたのは、舞台や映画を中心に活躍中の女優・エラ・バレンタインである。エラはオーディションを受け、見事にアン役を勝ち取ったのである。エラの見ている人を明るくさせる笑顔は、想像力が豊かで元気なアンの雰囲気にピッタリと合っている。

アンの養父であり良き理解者でもあるマシュウ・クスバートを演じたのは、ブロードウェイの舞台『The Subject Was Roses』で「トニー賞」にノミネートされたことがある俳優のマーティン・シーンである。

その他にも、「ジェミニ賞・主演女優賞」を受賞したことがあるサラ・ボッツフォードや、劇作家でもあるケイト・ヘニッグなど、カナダを中心に活躍している人気俳優・女優達が多数出演している。

映画『赤毛のアン 初恋』の公開前に見ておきたい映画

映画『赤毛のアン 初恋』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『赤毛のアン 初恋』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

赤毛のアン

映画『赤毛のアン』シリーズ3部作の第1弾となる作品。(『赤毛のアン 初恋』(17)の前作に当たる)。二世タレントとして活躍中の岡田結実が、主人公・アンの日本語吹き替えを担当している。映画の舞台となっているのは、世界一美しいと言われるプリンス・エドワード島である。物語と合わせて素晴らしい風景を楽しむことができる。

マシュウとマリラ兄妹は農作業を手伝ってもらうため、孤児院から男の子を引き取ることにした。だが、やって来たのは少女・アン・シャーリーだった。マシュウはとりあえずアンを家に連れて帰り、様子を見ることにした。アンは活発な女の子で騒動を起こしてばかりいるが、素晴らしい想像力を持っていた。アンはその力で人々の心を動かして絆を深めていった。

詳細 赤毛のアン(2015)

リトル・フォレスト 夏・秋

ヒューマンドラマ作品。五十嵐大介原作の漫画『リトル・フォレスト』を元に作られており、続編となる映画『リトル・フォレスト 冬・春』(15)がある。橋本愛が主演を務めており、友人役で松岡茉優が出演している。主題歌を担当したのは、シンガーソングライターのYUIがボーカルを務めているバンド「FLOWER FLOWER」。

いち子の母は、5年前突然家を出て行方が分からなくなってしまった。いち子は都会を離れ、田舎で自給自足の生活を行った。変わりゆく季節の中で採れる食材を食べ、味わった。その中で、鳥を捌くこともあった。いち子は生きるために食べ、食べるために作るという、昔ながらの人間の暮らしを体現していた。そんないち子は、心の中にある葛藤を抱えていた。

詳細 リトル・フォレスト 夏・秋

ロマンス

ヒューマンドラマ×ラブストーリー映画。元AKB48の大島優子が主演を務めている。東京・神奈川を中心に走っている小田急線のロマンスカーが舞台になっており、小田急電鉄の協力を得て撮影が行われている。監督・脚本を務めたのは、『百万円と苦虫女』(08)で一躍有名になったタナダユキ。

北條鉢子は小田急線・ロマンスカーのアテンダントとして働いていた。いつものように車内販売を行っていると、ある1人の男が商品を盗んだ。その男は桜庭洋一という名で、怪しい映画プロデューサーだった。北條はひょんなことから桜庭と、疎遠になっている母に会うために小田原・箱根を旅することになる。たった1日だけの出会いと別れが、北條の背中を押してくれるきっかけになった。

詳細 ロマンス

映画『赤毛のアン 初恋』の評判・口コミ・レビュー

映画『赤毛のアン 初恋』のまとめ

カナダのプリンス・エドワード島ののどかで美しい風景は、一度見て欲しいと人に勧めたくなるほど素晴らしいものである。そんな美しい景色と、アンの笑顔が印象的な作品である。本作品では活発で元気なアンが、苦手だった男の子に初恋をする姿が見られる。そんなアンの姿が、とても初々しくて可愛らしい。養父のマシュウが初恋に戸惑うアンに寄り添いさり気なくアドバイスする姿は、2人が深い絆で結ばれているのを感じて感動した。

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