ゲームオタクでプログラマーのハミオンは、高いハッキング技術を見込まれ香港警察から協力を求められる。ハミオンは覆面捜査官として、国際的なサイバー犯罪グループに潜入することになった。
映画『サイバー・ミッション』の作品情報
- タイトル
- サイバー・ミッション
- 原題
- 解碼遊戯 Reborn
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2019年1月25日(金)
- 上映時間
- 99分
- ジャンル
- アクション
サスペンス - 監督
- リー・ハイロン
- 脚本
- 不明
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- ハンギョン
リディアン・ボーン
リー・ユエン
山下智久
マイケル・パパジョン
リウ・カイチー - 製作国
- 中国・香港合作
- 配給
- プレシディオ
映画『サイバー・ミッション』の作品概要
「ホワイトハッカー」と「ブラックハッカー」のハッキング対決の他、本格的なアクションシーンが満載の手に汗に握る戦いが楽しめる作品。国際的なサイバー犯罪グループのボスとして、山下智久が出演している。主演を務めたのは、韓国のアイドルグループ「SUPER JUNIOR」のメンバーとして活躍してきたハンギョン。様々な有名俳優にアクション指導を行ってきたニコラス・パウエルが、アクション監督として本作に携わっている。
映画『サイバー・ミッション』の予告動画
映画『サイバー・ミッション』の登場人物(キャスト)
- ハオミン(ハンギョン)
- ハッキング世界大会の優勝者。ゲームオタク。フリープログラマー。ホワイトハッカーを夢見ている。高いハッキング技術を見込まれ、香港警察から協力を求められる。
- チャオ・フェイ(リディアン・ボーン)
- モリタケシの仲間。コードネーム「ゼブラ」。ブラックハッカー。ハッキング対決でハオミンに負けたことがある。
- スー・イー(リー・ユエン)
- モリタケシの仲間。チャオ・フェイの恋人。中国人孤児で、幼い頃から犯罪に手を染めてきた。高い戦闘能力を持っている。
- モリタケシ(山下智久)
- 国際的なサイバー犯罪グループのボス。表向きは慈善家として活躍している。元ブラックハッカー。
映画『サイバー・ミッション』のあらすじ(ネタバレなし)
モリタケシは凄腕のハッカーを雇い、裏の世界で暗躍していた。彼の仲間に、コードネーム「ゼブラ」を名乗る男がいた。ゼブラをハッキング対決で負かしたことがあるゲームオタクでプログラマーのハミオンは、香港警察から協力を求められる。
ゼブラは仲間のスー・イーを使い、ハミオンを仲間に引き込もうと接触してきた。ハミオンは覆面捜査官として、サイバー犯罪グループへの入団テストを受けることになった。そのテスト方法は、銃を突きつきつけられたまま60秒以内にハッキングすることだった。ハミオンは恐怖を抱きながらも、何とかテストに合格する。
ハミオンはゼブラやスーと共に、「オアシス」をハッキングするよう命令される。「オアシス」とはインフラ管理システムのことで、公共交通機関を完璧に管理していた。ハミオン達は世界最高峰のセキュリティシステムを突破し、ハッキングに成功する。しかし、ハミオンは予想だにしない事態に巻き込まれてしまう。
映画『サイバー・ミッション』の感想・評価
山下智久・初海外進出作品
ジャニーズに所属している山下智久が、サイバー犯罪グループのボス役で出演している。山下にとって本作品が初の海外進出作品となった。今までにもドラマや映画に多数出演しており、テレビドラマ『金田一耕助VS明智小五郎』(13)では探偵役、映画『近キョリ恋愛』(14)では先生役など、幅広い役柄を演じてきた。
山下は幼い頃から海外に強い憧れを抱いており、独学で英語を学んできた。フジテレビ系列で放送されていた英会話バラエティ番組に出演していたこともあり、山下の英語力の高さは周知の事実である。本作品内でも流暢な英語と中国語のセリフを披露している。山下が悪役を演じるのは本作が初めてである。今まで見たことがない、山下の新たな一面を感じられる作品になっている。
ハッカー対決
「ハッカー」と呼ばれる者が全員罪を犯すわけではない。「ハッカー」とはコンピューター関連に深い知識と高度な技術を持つ人達のことを指す言葉である。
本作品では「ブラックハッカー」と呼ばれる者と、「ホワイトハッカー」と呼ばれる者が登場する。「ブラックハッカー」と呼ばれる者は「ハッカー」としての技術を悪用し、お金を得るために個人情報を入手したり、国や社会を攻撃するためにシステムへ侵入を行ったりしている。
「ホワイトハッカー」と呼ばれる者は、システムのテストを行ったり、善意目的で「ハッカー」としての技術を活用したりしている。世界中で「ホワイトハッカー」は求められており、日本でも「ホワイトハッカー」の人材不足が深刻な社会問題になっている。ネットワーク社会の現代において、「ホワイトハッカー」はなくてはならない存在である。
迫力あるアクションシーン
「ハッカー」の技術を駆使したネット上の緊迫したやり取りだけではなく、銃や肉体を使ったアクションシーンが満載なのも見所の1つ。主演を務めたハンギョンは、スタントマンを使わずに8階のビルから飛び降りるなど、危険なアクションにも挑戦している。
本作のアクション監督を務めたのは、長年映画のスタントマンとして経験を積んできたニコラス・パウエル。ニコラスはブラッド・ピットや渡辺謙など、数々の有名俳優達にアクション指導を行ってきた人物である。また、映画『バイオハザードV リトリビューション』(12)や映画『ボーン・アイデンティティー』(02)など、有名ハリウッド映画のアクション監督も務めてきた人物である。ぜひ、アクションシーンにも注目しながら見て欲しい。
映画『サイバー・ミッション』の公開前に見ておきたい映画
近キョリ恋愛
山下智久の代表作。山下は英語教師の櫻井ハルカ役を務めた。ヒロインを演じたのは、映画『渇き。』(14)で一躍有名になった女優の小松菜奈。興行収入は11.7億円、観客動員数は80万人を超える大ヒット作。教師と女子高生が織り成す、純愛ラブストーリー映画。サカナクションの『蓮の花』が主題歌として提供されている。
高校に通う枢木ゆには成績優秀な女の子だが、唯一苦手な教科があった。それは、英語。ゆには放課後の補習をするため、イケメン英語教師の櫻井ハルカから呼び出しを受けてしまう。ゆには英語が嫌いなこともあり、ハルカに対して苦手意識を持っていた。しかし、ハルカの指導のお蔭で、ゆには英語が理解できるようになっていった。ゆにはハルカに対して思いを寄せるようになっていく。
詳細 近キョリ恋愛
So Young 過ぎ去りし青春に捧ぐ
ハンギョンの代表作。主要人物の1人であるリン・ジンを演じた。インターネット小説を元に作られた青春群像劇。「第22回上海映画批評家大賞・新人監督賞」や「第49回金馬奨・脚本賞」など様々な賞を受賞しており、中国で大きな話題を集めた作品。日本でも2013年に「第26回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス部門」で上映されている。
1990年代の中国のとある町。ウェイは思いを寄せていた先輩を追って、同じ大学に入学した。しかし、先輩はウェイに何の説明もせずに、アメリカへと留学してしまう。ウェイは大学の入学と同時に失恋することになった。そんな時、ウェイはアオチョンと出会う。勝手に自分の荷物を触られたことで、アオチョンはウェイを突き飛ばして怒った。ウェイはそんなアオチョンに嫌悪感を抱くが、会っている内に次第に彼のことが気になっていった。
詳細 So Young 過ぎ去りし青春に捧ぐ
ブラック・ハッカー
ブラックハッカーが登場するサスペンススリラー作品。映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのフロド・バギンズ役で有名俳優の仲間入りを果たした、イライジャ・ウッドが主演を務めている。ナチョ・ビガロンドが監督・脚本を担当している。
ニック・チェンバースは人気女優ジルのことが大好きで、ファンサイトを作って運営を行っていた。ある日、映画のイベントで、ジルと一緒にディナーができる企画が発表される。ニックはそのイベントに見事当選した。浮かれた気持ちでホテルに行くが、ジルはそこにはいなかった。代わりにパソコンが置いてあり、コードと名乗る責任者が連絡をしてきた。コードは企画の中止を伝え、ジルの盗撮映像をニックに見せてきた。
詳細 ブラック・ハッカー
映画『サイバー・ミッション』の評判・口コミ・レビュー
#サイバー・ミッション 観てきた✨展開が早くスピード感があって、アクションも多いからドキドキした!!冷酷な笑みを浮かべるモリタケシ…いったい何が目的で、どうやってここまできたのか、彼の事をもっと知りたくなった…
舞台挨拶と同じ人とは思えないギャップ!!演技力の幅に脱帽✨#山下智久— なつみかん。 (@MIYU8549) 2019年1月27日
2019年洋画鑑賞
12.『サイバー・ミッション』
トムのミッションみたいな大陸サイバーアクション。ハッキング大会やJKなコスプレやら突っ込みどころ満載、所々にチープさがあり大味な仕上がり… 山Pのシリアス演技とスピード感溢れる逃走スタントは見事! pic.twitter.com/dYsswcXjWe— dobaitan (@dobaitan) 2019年1月27日
家族でサイバー・ミッションを観てきました。娘は中国の映画は初めてでしたが、テンポ良いしアクションも激しくてとても面白かったと!皆大満足でした🤗悪役やまぴーが美しい✨#ツイート・ミッション #サイバー・ミッション #山下智久 pic.twitter.com/0AIfLXdaJU
— ナナ@sweetie 今だけマリ♪ (@yamap_nana) 2019年1月27日
12 サイバー・ミッション
中国映画に山Pでてます
天才ハッカーと秘密警察と彼女
3人で、サイバーテロ?に立ち向かう山Pはここでは悪人
頬もこけて冷たい感じでした
遠隔操作だったり、車のエンジンをハッキングだったりこんなことできるの?なことがたくさんでした。
山Pのセリフは英語☆3つ pic.twitter.com/N9cH0XcKoU
— MARI5296 (@I0823Marinko) 2019年1月27日
『サイバー・ミッション』素材は今風のハッキングだが、ふた昔前の香港映画の趣でツッコミどころ満載、それを含めて楽しいエンタメ作品だった。これが初海外進出だという山Pは英・中国語も巧みで大好演。こういう非人間的冷酷な悪役合ってるんじゃないかな。これからも海外のいい映画に沢山出てね pic.twitter.com/HNsOQ2kaZq
— Maymay (@RUCHMAY) 2019年1月27日
映画『サイバー・ミッション』のまとめ
制限時間がある中での、ハッカー達の緊迫したやり取りにハラハラさせられる。またそれだけではなく、銃撃戦や肉弾戦など迫力あるアクションシーンが楽しめる作品になっている。ネットが普及した現代だからこそ作られた作品だと言える。また、山下智久の悪役は様になっており、慈善家としての優しい表の顔と、犯罪組織としての裏の顔を見事に演じ分けている。英語や中国語も流暢で、他の俳優とのやり取りも違和感が全くない。ぜひ、山下の演技にも注目しながら見て欲しい。
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