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映画『明日の食卓』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

43歳、神奈川在住のフリーライター・石橋留美子。30歳、大阪在住のシングルマザー・石橋加奈。36歳、静岡在住の専業主婦・石橋あすみ。彼女達の共通点は、10歳の「ユウ」という名前の息子がいること。ある日、「ユウ」が母親に殺される事件が起きる。

映画『明日の食卓』の作品情報

明日の食卓

タイトル
明日の食卓
原題
なし
製作年
2021年
日本公開日
2021年5月28日(金)
上映時間
124分
ジャンル
ヒューマンドラマ
監督
瀬々敬久
脚本
小川智子
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
菅野美穂
高畑充希
尾野真千子
柴崎楓雅
外川燎
阿久津慶人
和田聰宏
大東駿介
製作国
日本
配給
KADOKAWA、WOWOW

映画『明日の食卓』の作品概要

椰月美智子原作の小説を元に制作された作品。「ユウ」という名前の10歳の息子を持つ3家族が登場する。ある日、一人の「ユウ」が母親に殺される事件が起きる。どの家庭にも起こりうる悲劇が描かれた衝撃作。約10年ぶりに菅野美穂が主演を務め、高畑充希、尾野真千子、大東駿介、和田聰宏ら実力派俳優達が脇を固めた。音楽ユニット「tokyo blue weeps」の楽曲『Motherland』が主題歌に起用されている。映画『』(20)を手掛けた瀬々敬久がメガホンを取った。

映画『明日の食卓』の予告動画

映画『明日の食卓』の登場人物(キャスト)

石橋留美子(菅野美穂)
43歳。神奈川在住。フリーライター。夫の豊はフリーカメラマン。息子の悠宇は10歳の小学生。もう一人、巧巳という名の息子がいる。
石橋加奈(高畑充希)
30歳。大阪在住。シングルマザー。アルバイトをしながら生計を立てている。息子の勇は10歳の小学生。
石橋あすみ(尾野真千子)
36歳。静岡在住。専業主婦。夫の太一は東京に通勤しているサラリーマン。息子の優は10歳の小学生。

映画『明日の食卓』のあらすじ(ネタバレなし)

43歳の石橋留美子は二児の母。神奈川在住で、夫の豊はフリーカメラマンとして働いている。留美子は家事や育児に追われながら、フリーライターとして活動していた。子供の名前は悠宇と巧巳。悠宇は10歳の小学5年生である。

30歳の石橋加奈は一児の母。大阪在住で、夫とは離婚して一人で子供を育てている。フリーターとして働きながら、必死に生活を支えていた。子供の名前は勇。勇は10歳の小学5年生である。

36歳の石橋あすみは一児の母。静岡在住で、夫の太一は東京に通勤しているサラリーマンである。あすみは専業主婦として、家族を支えていた。子供の名前は優。優は10歳の小学5年生である。

3家族は幸せに暮らしているように思えたが、徐々に綻びが生じる。そんなある日、「ユウ」が母親に殺される事件が起きる。幸せはどこで崩れてしまったのか。

映画『明日の食卓』の感想・評価

小説家、椰月美智子

本作は2016年8月31日に「KADOKAWA」から単行本が刊行された、椰月美智子原作の長編小説を元に制作されている。椰月美智子は2002年に小学6年生の少女を主人公に描いた小説『十二歳』で「第42回講談社児童文学新人賞」を受賞し、華々しい作家デビューを飾った。

代表作には「第45回野間児童文芸賞」と「第23回坪田譲治文学賞」を受賞した小説『しずかな日々』や、「第69回小学館児童出版文化賞」を受賞した小説『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』がある。

ちなみに、小説『しずかな日々』は小学5年生の少年の夏の日々が描かれている。そして、小説『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』は、ワンパクな小学6年生の少年達がおじいさんと知り合ったことで戦争のことを知り、少しずつ成長していく姿が描かれている。

約10年ぶり、女優・菅野美穂主演

主要人物の一人、石橋留美子役を務めたのは女優の菅野美穂。映画の主演を務めたのは、大谷健太郎が監督を務めた映画『ジーン・ワルツ』(11)以来で約10年ぶりとなる。社会現象を巻き起こした映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』(12)や、無農薬リンゴ栽培への挑戦を描いた映画『奇跡のリンゴ』(13)などの話題作に多数出演している。

主要人物の一人、石橋加奈役を務めたのは高畑充希。映画、テレビ、舞台と様々な場所で活躍している人気女優である。2021年6月11日公開予定の映画『キャラクター』にも主人公の恋人役で出演している。

主要人物の一人、石橋あすみ役を務めたのは尾野真千子。フジテレビ系列で放送されたテレビドラマ『最高の離婚』(13)で「第39回放送文化基金賞 演技賞」を受賞した実力派女優。コミカルな役からシリアスな役まで幅広いキャラクターを演じ分けることができる。

瀬々敬久監督作品に素晴らしいキャストが集結

高い演技力を誇る俳優&女優が集結している。菅野美穂が演じる石橋留美子の夫・石橋豊役は和田聰宏。高畑充希が演じる石橋加奈の母・石橋よしえ役は烏丸せつこ。尾野真千子が演じる石橋あすみの夫・石橋太一役は大東駿介。あすみの友人・若杉菜々役は山口紗弥加。あすみの姑・石橋雪絵役は真行寺君枝が、それぞれ務めている。

本作の監督を務めたのは、瀬々敬久。シンガーソングライターのさだまさし原作の小説を元に制作された映画『アントキノイノチ』(11)や、シンガーソングライターの中島みゆきの楽曲にインスパイアを受けて制作された映画『』(20)などの話題作を多数手掛けている。俳優の佐藤浩市が主演を務めた映画『64-ロクヨン- 前編』(16)・『64-ロクヨン- 後編』(16)では、「第40回日本アカデミー賞 優秀作品賞」を受賞している。

映画『明日の食卓』の公開前に見ておきたい映画

映画『明日の食卓』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『明日の食卓』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

瀬々敬久が監督を務めた作品。シンガーソングライター・中島みゆきの名曲『糸』からインスパイアを受けて制作されている。俳優の菅田将暉×女優の小松奈々がダブル主演を務めた。「第44回日本アカデミー賞」で「優秀主演男優賞」&「優秀主演女優賞」&「優秀音楽賞」を受賞している。

平成元年に生まれた高橋漣は、13歳の頃に園田葵と出会った。漣は葵に思いを寄せるようになる。葵は母親の恋人に暴力を奮われていた。漣は葵を連れて逃げ出そうとするが、警察に保護され、彼女とは離れ離れになってしまう。8年後。漣は地元のチーズ工房で働いていた。そして、友人の披露宴で、葵と再会する。だが、二人の思いが重なることはなかった。漣は地元に戻り、葵は生きていくために夜の店で働いた。

詳細

奇跡のリンゴ

菅野美穂が俳優の阿部サダヲと夫婦役を演じている。無農薬リンゴの栽培に成功した実在の人物、木村秋則の波乱の日々を描いた作品。「第3回フィレンツェ映画祭 観客賞」を受賞している。映画『チーム・バチスタの栄光』(08)を手掛けた中村義洋が監督を務め、吉田実似と共に脚本を執筆している。

三上秋則はリンゴ農家の家に生まれたが、サラリーマンとして働いていた。そんなある日、高校の頃に憧れていた女性・木村美栄子と見合いをし、結婚することが決まる。秋則は婿養子に入り、リンゴ畑を継ぐことになった。秋則夫妻は仲睦まじく暮らし、畑仕事に精を出した。そんなある日、美栄子が体調を崩してしまう。リンゴに散布する農薬の影響だった。秋則は妻を守るため、不可能だと言われている無農薬のリンゴ栽培に挑戦した。

詳細 奇跡のリンゴ

ヲタクに恋は難しい

高畑充希が俳優の山﨑賢人とダブル主演を務めている。ふじた原作の人気漫画を元に制作された作品。テレビドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズを手掛けたことで有名な福田雄一が、監督&脚本を担当した。ミュージカルシーンもあり、キャスト達は素敵な歌声とダンスを披露している。

OLの桃瀬成海はアニメや漫画のBL作品が大好きだった。だが、そのことが恋人にバレてしまい、振られてしまった苦い経験がある。ある日、幼馴染でゲームヲタクの二藤宏嵩に告白され、付き合うことになる。二藤にはヲタクであることが知られているため、今更隠す必要がなかった。桃瀬と二藤の交際は一見順調に見えたが、友人以上の関係になかなか発展しなかった。二人はヲタクとは関係のないデートに挑戦することにした。

詳細 ヲタクに恋は難しい

映画『明日の食卓』の評判・口コミ・レビュー

映画『明日の食卓』のまとめ

「ユウ」という名前の10歳の息子を育てる3家族が登場する。3家族の母親は、暮らしている場所も、年齢も、職業も異なる。どの家庭も幸せに暮らしていたはずだった。だが、些細なことをきっかけに、少しずつその幸せが崩壊していく。そして、「ユウ」が母親に殺される事件が起きる。愛情だけではどうにもならない母と子の複雑な関係性や、どの家族にも起こりうる様々な問題が描かれており、観客の心に深く突き刺さる作品になっている。

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