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映画『ちょっと思い出しただけ』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

佐伯照生はプロダンサーになることを夢見ていたが、怪我で諦めることになった。昔、照生には結婚を考えていた恋人がいた。一方、葉は東京でタクシー運転手として働き、忙しい日々を送っていた。

映画『ちょっと思い出しただけ』の作品情報

ちょっと思い出しただけ

タイトル
ちょっと思い出しただけ
原題
なし
製作年
2022年
日本公開日
2022年2月11日(金)
上映時間
115分
ジャンル
ラブストーリー
監督
松居大悟
脚本
松居大悟
製作
太田和宏
和田大輔
沢村敏
製作総指揮
不明
キャスト
池松壮亮
伊藤沙莉
河合優実
大関れいか
屋敷裕政
尾崎世界観
渋川清彦
松浦祐也
製作国
日本
配給
東京テアトル

映画『ちょっと思い出しただけ』の作品概要

ダンサーの夢を諦めた佐伯照生とタクシー運転手・葉の6年間の恋模様を、「ある一日」だけを通して描いた作品。松居大悟が監督&脚本を務めている。「第34回東京国際映画祭
観客賞」を受賞しており、劇場公開前から大きな注目を集めている。実力派若手俳優の池松壮亮×伊藤沙莉が共演している他、YouTuber&女優の大関れいか、お笑いコンビ「ニューヨーク」の屋敷裕政、俳優の成田凌、國村隼、永瀬正敏、女優の市川実和子など、多彩なキャストが脇を固めている。

映画『ちょっと思い出しただけ』の予告動画

映画『ちょっと思い出しただけ』の登場人物(キャスト)

佐伯照生(池松壮亮)
34歳。プロダンサーを夢見ていたが、怪我で断念する。現在は舞台照明の仕事をしている。
葉(伊藤沙莉)
東京でタクシー運転手として働いている。かつて、佐伯照生と交際していた。

映画『ちょっと思い出しただけ』のあらすじ(ネタバレなし)

2021年7月26日、佐伯照生は34歳になった。プロのダンサーになることを夢見ていたが、怪我をしてしまい断念してしまった。現在は、舞台照明の仕事をして、生計を立てている。一方、葉は大都会・東京でタクシー運転手として働き、忙しい日々を送っていた。

かつて、照生と葉は交際していた。二人で誕生日を祝ったり、葉が運転するタクシーでドライブを楽しんだり、花火をしたり、ささやかだが幸せな日々を過ごしていた。照生は葉との結婚を考えており、プロポーズする予定を立てていた。

順調に交際を続けているかのように思われたが、少しずつ歯車が狂い始めてしまう。会話が噛み合わなくなり、険悪な空気になることが増えた。そして、2人は別々の道を歩むことになる。

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映画『ちょっと思い出しただけ』のネタバレ・あらすじ・考察・解説
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映画『ちょっと思い出しただけ』の感想・評価

様々な分野で活躍する松居大悟監督

松居大悟が監督&脚本を務めた作品。オリジナル脚本を元に制作されており、ダンサーの夢を諦めた佐伯照生とタクシー運転手・葉との温かくも切ない恋模様が描かれている。

松居大悟はNHKで放送されたテレビドラマ『ふたつのスピカ』(09)で、ドラマ脚本家デビューを果たす。そして、のりつけ雅春原作のギャグ漫画を元に制作された映画『アフロ田中』(12)で、商業映画監督デビューを果たした。映画監督やドラマ脚本だけでなく、舞台の演出やロックバンド「クリープハイプ」を始めとしたアーティストのミュージックビデオを手掛けており、様々な分野で活躍している。

最近では、約100人のキャストが出演したことでも話題を集めた映画『バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』(21)の監督を務め、大きな注目を集めた。

「第34回東京国際映画祭 観客賞」受賞

本作品は2021年10月30日~11月8日の期間に開催された「第34回東京国際映画祭」で、「観客賞」と「スペシャルメンション」を受賞している。「スペシャルメンション」とは、コンペ部門の受賞には至らなかったが、素晴らしい作品を生み出した監督を称えるために設けられたものである。二つの賞を受賞したことにより、劇場公開前から大きな期待が寄せられている。

上記にも書いたように、本作品は松居大悟監督のオリジナル脚本を元に制作されている。脚本はロックバンド「クリープハイプ」の楽曲『ナイトオンザプラネット』から着想を得て生み出されたものである。この楽曲は主題歌にも起用されているため、ぜひ一度聞いてみて欲しい。また、「クリープハイプ」は本作に出演しており、作品を大いに盛り上げている。

注目の若手俳優、池松壮亮×伊藤沙莉

主人公の佐伯照生を演じたのは、若手俳優の中でも高い演技力を誇る池松壮亮。トム・クルーズが主演を務めた映画『ラスト サムライ』(03)で、映画初出演を果たした人物である。サスペンス映画『デスノート Light up the NEW world』(16)、時代劇映画『斬、』(18)、恋愛映画『宮本から君へ』(19)など、様々なジャンルの作品で主演を務めている。

ヒロインの葉を演じたのは、現在注目度No.1の若手女優・伊藤沙莉。テレビドラマ『女王の教室』(05)に出演し、一躍有名になる。その他、テレビドラマ『これは経費で落ちません!』(19)やNetflix配信ドラマ『全裸監督』シリーズなどの話題作に出演している。2022年1月放送のフジテレビドラマ『ミステリと言う勿れ』では、新人刑事・風呂光聖子役で出演している。これからの更なる活躍が、期待されている人物である。

映画『ちょっと思い出しただけ』の公開前に見ておきたい映画

映画『ちょっと思い出しただけ』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『ちょっと思い出しただけ』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら

松居大悟が監督を務めている。テレビドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズの劇場版作品。テレビシリーズでもお馴染みの田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一が主演を務めている。高杉真宙、濱田岳、芳根京子、役所広司、天海祐希など、若手俳優からベテラン俳優まで多彩なキャストが集結した。ヒップホップユニット「Creepy Nuts」の楽曲『Who am I』が主題歌に起用された。

監督の濱田岳らがスタジオ「バイプレウッド」で映画を撮っていたが、撮影は順調とは言い難かった。そんな中、濱田が出演者を怒らせてしまう。出演者達は撮影をボイコットし、帰ってしまった。困り果てた濱田が出会ったのは、俳優の光石研達だった。濱田は光石達の助けを借りながら、作品を完成させるために奮闘した。

詳細 バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら

斬、

池松壮亮が主演を務めており、浪人の都筑杢之進を演じた。塚本晋也が監督&脚本&製作&撮影&編集を担当した。それだけでなく、塚本晋也は剣の達人・澤村次郎左衛門役で、本作に出演している。「第75回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門」を始めとした海外の映画祭で上映され、大きな注目を集めた。

江戸時代末期、浪人の都筑杢之進は流れ着いた農村で穏やかな日々を送っていた。ある日、浪人・澤村次郎左衛門が現れ、共に江戸に行こうと誘われる。いずれ江戸に行こうと考えていた都筑杢之進は、その誘いを受けた。だが、予期せぬ事態が起きてしまい、旅立つ前に澤村次郎左衛門が無頼者達を殺めてしまう。そして、さらなる恐ろしい出来事が村を襲う。

詳細 斬、

ボクたちはみんな大人になれなかった

伊藤沙莉がヒロインの加藤かおり役で出演している。燃え殻原作の恋愛小説を元に制作された。映画公開と同時に、ストリーミング配信サービス「Netflix」で全世界に配信されている。森山未來が主演を務めており、21歳から46歳の男性・佐藤誠を演じた。ミュージックビデオやCMの監督を務めてきた、森義仁がメガホンを取った。

佐藤誠は美術制作会社で働く平凡な男性である。ある日、フェイスブックで昔の恋人を見つけ、誤って友達申請を送ってしまう。1995年、何も楽しみがなく淡々と日々を生きていたときに、加藤かおりという名の女性に出会う。誠にとってかおりは、初恋の女性となった。二人は交際を始め、幸せな時間を過ごしていた。だが、かおりが別れを告げることもなく、突然姿を消してしまう。

詳細 ボクたちはみんな大人になれなかった

映画『ちょっと思い出しただけ』の評判・口コミ・レビュー

映画『ちょっと思い出しただけ』のまとめ

佐伯照生の誕生日である「7月26日」を切り取り、照生と葉の約6年間の恋愛模様を描いた作品。照生と葉の何気ない日々に、多くの人が共感できる物語になっている。監督&脚本を務めたのは、数々のヒット作を手掛けている松居大悟。松居大悟がオリジナル脚本でラブストーリー映画を撮ったのは、本作が初めてである。今までとはまた一味違う、松居大悟監督の世界観が楽しめる。主演を務めた池松壮亮と伊藤沙莉の自然な演技にも注目してもらいたい。

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