DCコミックスが誇る、紅一点のスーパーヒーロー、ワンダーウーマンがスクリーンに帰ってきた。今作の敵は、天才的な頭脳を誇る実業家と謎のヴィラン、チーター。果たして、ダイアナは仲間と共に再び世界を守ることができるのか。
映画『ワンダーウーマン 1984』の作品情報
- タイトル
- ワンダーウーマン 1984
- 原題
- Wonder Woman 1984
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2020年12月18日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アクション
- 監督
- パティ・ジェンキンス
- 脚本
- ジェフ・ジョンズ
デビッド・キャラハム - 製作
- チャールズ・ローベン
デボラ・スナイダー
ザック・スナイダー
パティ・ジェンキンス
ガル・ギャドット
スティーブン・ジョーンズ - 製作総指揮
- レベッカ・ローベン・オークリー
リチャード・サックル
ジェフ・ジョンズ
ウォルター・ハマダ
ウェスリー・カラー - キャスト
- ガル・ギャドット
クリス・パイン
クリステン・ウィグ
ペドロ・パスカル
ロビン・ライト
コニー・ニールセン - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『ワンダーウーマン 1984』の作品概要
DCコミックスとは、アメリカにおいてあのMARVELコミックスと人気を二分するほどの有名漫画出版社。近年、MARVELコミックスはアベンジャーズシリーズを大成功させ、歴代映画興行収入でアバターを抜き第一位になるなど目覚ましい活躍を見せている。しかし、DCコミックスも負けてはいない。スーパーマンやバットマンなどの有名スーパーヒーローを擁し、特にバットマン三部作の『ダークナイト』は映画史に名を残す名作として有名。一旦の完結を見せたアベンジャーズシリーズとは違い、ジャスティス・リーグの戦いは始まったばかり。これから映画史を担うのは、DCコミックスなのかもしれない。そんなDCコミックスが誇る、紅一点のワンダーウーマンの単体作品第2弾。
映画『ワンダーウーマン 1984』の予告動画
映画『ワンダーウーマン 1984』の登場人物(キャスト)
- ダイアナ / ワンダーウーマン(ガル・ギャドット)
- 女だけの島、セミッシラで生まれ育った王女。頭脳、力、美貌を兼ね備えた、まさに才色兼備なスーパーヒーロー。
- スティーブ・トレバー(クリス・パイン)
- ダイアナを外の世界に連れ出した張本人。前作で命を落としたと思われていたが…?
映画『ワンダーウーマン 1984』のあらすじ(ネタバレなし)
勇敢な女だけが住む島、セミッシラ。そんなセミッシラで生まれ育ったダイアナは、かつて島に偶然辿り着いたスティーブ・トレバーに連れられ外海へと飛び出した。スピード、力、頭脳の全てを持ち合わせていた彼女は、かつて仲間達と共に世界の危機を救った。しかし、その戦いの最中で、最愛の人であるスティーブを失ってしまう。そして、時は流れ1984年。その年、人々からの注目を一身に集める人物がいた。その人物とは、実業家であるマックス。人々の欲望を叶えるマックスだったが、実は、その裏ではとある陰謀が渦巻いていた。さらに、謎の敵であるチーターもダイアナの前に立ち塞がる。果たして、1人立ち向かうダイアナの運命は。
映画『ワンダーウーマン 1984』の感想・評価
生きていたスティーブ!?
スティーブ・トレバーは、セミッシラで外界を知らずに生きてきたダイアナを外の世界に連れ出した人物であり、彼女が生涯にたった一人愛した男でもある。しかし、そんな彼は、前作で世界を守るため一人爆弾を空へと飛ばし命を落としてしまった。しかし、本作ではなんと、そんなスティーブが戻ってきた!果たしてあの威力の爆発から、どのようにして生き延びたのだろうか。しかし、恋するダイアナの可愛らしい姿が再び見られるのは嬉しいところ。前作では、自由奔放すぎるダイアナに振り回されながらも暖かく見守る、圧倒的な包容力を見せつけ株を上げたスティーブ。スティーブとダイアナの見ていて微笑ましいタッグが、本作で再び復活!
ガル・ギャドットの美しさ
ワンダーウーマンシリーズを見ていて、誰もが気になるのが、主演のガル・ギャドットの美しさ。その美貌と圧倒的スタイルは勿論のことだが、彼女のキレのあるアクションシーンも見ているものの目を奪う。なぜ彼女にあれほどアクションシーンが似合うのか。実は彼女、元々は軍隊に所属していたのだ。彼女が生まれたイスラエルには兵役義務があるために、実際に彼女も2年間、国防軍に所属し厳しいトレーニングを積んできた。ワンダーウーマンを演じる際にも軍でのトレーニングを思い出した、と発言している。実際に軍隊での経験が、彼女をアクションもできる女優へと成長させたのだろう。美しく、アクションまでこなせるガル・ギャドット。現在ハリウッドで引っ張りだこの彼女の魅力に見惚れること間違いなし。
新衣装登場!
ワンダーウーマンの衣装といえば、トップスが赤のアーマー、下は青いミニスカートで金色の装飾が施されている、どこか製作国であるアメリカを彷彿とさせるカラーリングだった。ミニスカートでの戦闘シーンも、逞しさの中に可愛らしさがあり好評だったが、今作では新衣装が登場!なんと、全身がゴールデンに光っているというド派手な衣装にバージョンアップした。真のヒーローにだけ着用が許されるという設定のそのゴールデンアーマー。正直、あまりの派手さ故に着るものを選ぶ衣装である。しかし、そこは流石ガル・ギャドット。圧倒的なスタイル、そして、全身金色に負けない顔の派手さで見事にその衣装を着こなしている。装いを新たにパワーアップして帰ってきたワンダーウーマンから目が離せない。
映画『ワンダーウーマン 1984』の公開前に見ておきたい映画
ワンダーウーマン(2017)
2017年に公開された、ワンダーウーマンシリーズの記念すべき第一作。女性が監督を務め、さらに女性が主役を務めたアクション映画としては、初週・累計収入ともに歴代1位を獲得するなど爆発的な人気を博した。主人公であるワンダーウーマンことダイアナは、女しかいない島、セミッシラで生まれ育つ。その島では女性達が戦士として幼い頃より厳しい訓練を積んでおり、ダイアナはその島の王女だった。しかし、ある時、その島に偶然スティーブ・トレジャーという男が流れ着く。兵士であるその男から、現代の外界が醜い戦争下にあることを知らされたダイアナ。人々がそれだけの非道に走るのは、きっと戦いの神であるアレスの策略に違いないと思い込んだダイアナは、スティーブと共に人類を救うべく島を飛び出すが…?
キャプテン・マーベル
ワンダーウーマンは、DCコミックスが誇るスーパーヒーロー集団、ジャスティス・リーグの一員。彼女は、現時点で映画化されているDCヒーローの中で、唯一の女性ヒーローなのだ。Avengersを抱えるMARVELコミックスでも、なぜかヒーローというものは男性が多い。しかし、女性も男性に負けず劣らず強いのである。むしろ、アベンジャーズの中で最強と名高いのは、女性ヒーローであるこのキャプテン・マーベル。ファンの間では、もし最初から彼女がいれば世界はあれほどの危機には陥らなかったとさえ言われている。なぜ彼女は最強の存在となったのか。今後、アベンジャーズ を見ていく上では本作の視聴は必須。戦う女性の美しさに見惚れよう。
詳細 キャプテン・マーベル
ジャスティス・リーグ
前述したように、ジャスティス・リーグとはDCコミックスが誇るスーパーヒーロー達が共闘する時のチーム名。DCコミックス版のアベンジャーズと言えば分かりやすいだろうか。そんなジャスティス・リーグには、バットマン、スーパーマン、アクアマンなど錚々たるメンバーが所属している。MARVELと比較して、DCコミックスは比較的シリアスなシーン展開が多いことが特徴的。本作でも、あの最強ヒーローであるスーパーマンが敵に回るという絶望的な展開が待ち受けている。ジャスティス・リーグとしての映画は2017年に公開された本作のみだが、第二弾の製作も既に決定している。どんどん広がっていくDCコミックスワールドに置いていかれないよう、今のうちにチェックしておこう。
詳細 ジャスティス・リーグ
映画『ワンダーウーマン 1984』の評判・口コミ・レビュー
やっと公開された『ワンダーウーマン1984』。米ソ冷戦末期を背景にした娯楽大作。21世紀初頭のDCヒーローの苦悩をまとうダークな演出はなく、おおらかさも感じる王道展開で、時代の変化を感じた。ガル・ガドットの魅力は盤石だが、少女期を演じるリリー・アスペルの輝きも凄かった。もう一度見たい。 pic.twitter.com/ojYmzz45Za
— Sharp (@sharpc) December 19, 2020
#ワンダーウーマン1984 鑑賞🎬欲望に溺れた人類の願いを叶える謎の石に翻弄され崩壊していく世界を果たして彼女は救えるのか。
舞台は84年だけどこの激動の2020年のフィナーレに相応しい映画だった。今年観れて本当に良かった。孤独と闘うすべての人をワンダーウーマンが導いてくれます。最高でした! pic.twitter.com/myP3O9k1A7— naopeko (@nw32451) December 18, 2020
#ワンダーウーマン1984 鑑賞。
ガル・ギャドットが美しく、目を奪われます😊アクションも迫力があって良かった♪ヴィランのクリステン・ウィグも良き♪
ストーリー展開は気になる点がいくつかありますが美しいガル様見られて満足です😁あの鎧?の装着シーンは丁寧に描いて欲しかったかなぁ😅 pic.twitter.com/CkTGffXcfg— Akira.H (@zaitession) December 19, 2020
2020年126本目#くぼちゃんの映画批評。#ワンダーウーマン1984
爽快!痛快!興奮!華麗!
長い作品は苦手だけれど、体感時間は疾風の如くの150分。メッセージ性はあるが、ストーリーは幼稚。それでも150分惹き付けるのはスゴい。大作嫌いの俺でも大満足。(続) pic.twitter.com/XIG3ycB9vE— くぼちゃん😎 (@kubochan48) December 19, 2020
#ワンダーウーマン1984
「希望」の願いが込められた、2020年最高のアメコミヒーロー映画。
欲望が渦巻く80年代に、ダイアナが真実を手繰り寄せるこの物語は、80年代にとどまらない普遍性を持つだろう。
そう、今の苦しい世界に「希望」の明かりを灯してくれる。
DCからのクリスマスプレゼントを、是非 pic.twitter.com/2hPmXrsUV2— ボクテクン (@bokute9112) December 19, 2020
映画『ワンダーウーマン 1984』のまとめ
男性ヒーローのような筋骨隆々の肉体、力強さは、もしかすると女性ヒーローにはないかもしれない(ワンダーウーマンの場合、男性に引けを取らない筋力があるが)。しかし、女性ヒーローには細やかな配慮、しなやかな動き、そして、周りを魅了する美貌がある。前述したように、前作である『ワンダーウーマン』は興行収入としてはこれ以上ないほどの大ヒットを博した。それは、そういった女性キャラクターが持つ魅力が、視聴者から高く評価された結果だろう。女性の監督と女性の主演というタッグだからこそ、女性が持つその強みをうまく発揮できたのかもしれない。男性、女性共にファンが多いであろうキャラクターに仕上がった。
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