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映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

多くの伝説を残す最強の殺し屋、ジョン・ウィックの血に塗れた復讐劇が幕を上げる。その役を演じるのは、映画界も数々の伝説を残す男、キアヌ・リーヴス。映画界を震撼させた『アベンジャーズ エンドゲーム』を抜いて全米初登場1位を獲得した大ヒット作が、ついに日本に上陸する。

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』の作品情報

ジョン・ウィック3 パラベラム

タイトル
ジョン・ウィック:パラベラム
原題
John Wick: Chapter 3 – Parabellum
製作年
2019年
日本公開日
2019年10月4日(金)
上映時間
130分
ジャンル
アクション
監督
チャド・スタエルスキ
脚本
デレク・コルスタッド
シェイ・ハッテン
クリス・コリンズ
マーク・エイブラムス
製作
ベイジル・イバニク
エリカ・リー
製作総指揮
チャド・スタエルスキ
デビッド・リーチ
ジョビー・ハロルド
ジェフ・ワックスマン
キャスト
キアヌ・リーヴス
ハル・ベリー
イアン・マクシェンーン
ローレンス・フィッシュバーン
マーク・ダカスコス
アンジェリカ・ヒューストン
ランス・レディック
エイジア・ケイト・デュロン
製作国
アメリカ
配給
ポニーキャニオン

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』の作品概要

映画界で数々の偉業を成し遂げた無類の俳優・キアヌ・リーヴス。カンフーと銃を融合させたり車とカンフーを融合させたりと、未だかつて見たことのないアクションを観客たちに見せつけてきた『ジョン・ウィック』シリーズの第3弾は、ジョンの粛清から幕を上げる。前作からおよそ2年の歳月が流れたが、勢いは留まるところを知らず、大ヒットを記録した『アベンジャーズ エンドゲーム』の初登場№1すらも掻っ攫っていく。監督やキャストは前作と同様のメンバーが集結し、今回はそれに加えてオスカー女優のハル・ベリーがジョン・ウィックの旧知の仲の女として登場する。孤高の殺し屋から追われる逃亡者の身に落ちたジョンの新たな挑戦に、胸の轟きが収まらない。

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』の予告動画

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』の登場人物(キャスト)

ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)
裏社会で知らない者はいないと言われるほどの伝説を残す、最強の殺し屋。裏社会の掟を破ったことで追われる身となる。
ソフィア(ハル・ベリー)
元殺し屋で、ジョン・ウィックとはかつて“血の刻印”を結んだ深い絆を持っている。現在は、コンチネンタルホテル・モロッコの支配人として働いている。
ウィンストン(イアン・マクシェンーン)
ジョン・ウィックとはかねてからの友人関係にあり、コンチネンタルホテル・ニューヨークの支配人でもある人物。
バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)
ニューヨークのありとあらゆる情報を持つ、通称“キング”と呼ばれる人物。裏社会の更に奥深くの地下に潜み、巨大な組織を率いている。
ゼロ(マーク・ダカスコス)
ジョン・ウィックを負う、暗殺集団を率いている最強の刺客。ジョンのファンであると周りに公言しているほど、ジョン・ウィックについて精通している。
裁定人(エイジア・ケイト・デュロン)
裏社会の秩序を守る裁定人。秩序を破るものには容赦のない処罰を課す。ジョン・ウィックについても冷徹に処罰を下す、性別不明の要注意人物。

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』のあらすじ(ネタバレなし)

伝説と呼ばれた凄腕の殺し屋ジョン・ウィックは、超有名リゾートホテル「コンチネンタル・ホテル」で、とある禁忌を犯す。

コンチネンタル・ホテルは、政界の大物やテレビを彩るあらゆる業界人たちが集うことで有名な、最高級ホテルである。そして、その裏の顔は殺し屋たちが身を休めにくる安寧の場でもあった。その理由は、ここでは一切の殺しが禁止されていた。

ジョンは、そのルールを破りある殺人を犯してしまったことで、懸賞金1,400万ドルの賞金首となってしまった。ルールに反したジョンに、裁定人からの厳しい処罰が下される。ジョンの身にかけられた1,400万ドルの賞金を狙って、世界中から賞金稼ぎが現れてはジョンを襲う。そして、ルールを破ったジョンに対して厳しい処罰を望むコンチネンタル・ホテル側からも、ジョンは襲撃を受けることとなる。

ニューヨークにいられなくなったジョンが向かう先は、かつて血の刻印を交わしたソフィアのいるモロッコ。ここから、ジョンの反撃が始まろうとしていた。

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映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』の感想・評価

前作から続く、監督・脚本・主演の猛攻

監督のチャド・スタエルスキ、脚本のデレク・コルスタットは、前作の2作品を手掛けた人物である。主演のキアヌ・リーヴスはもちろんのこと、今回もこの3人が集い、新たな『ジョン・ウィック』が始まろうとしていた。

更に、キアヌ・リーヴスの周りを固めるのは、イアン・マクシェーンやローレンス・フィッシュバーン、ランス・レディックなど名のある俳優陣。ジョンの過去も明らかになりながら、ジョンとかつての仲間たち、そして新たなる敵との全面抗争は激化の一途を辿る。シリーズの最終章に相応しい戦いが、今始まろうとしていた。

前作の2作品よりも更にヴァージョンアップしたアクションを物語の至る所に散りばめ、過去最高作品にまで上り詰める。カン・フーを主軸とし、拳銃を使った銃・フー(ガン・フー)や、車を使った車・フー(カー・フー)など、オリジナリティ溢れる格闘術が今回も最初から最後まで止まらない。第3作品の今回は、銃や車に加えて犬や馬、刀にナイフなどバトルのバリエーションも様々である。

これまで監督やスタッフたちが培ってきた技術に、観客は度肝を抜かれることだろう。

新たなキャラクターも登場して繰り広げられる怒涛の快進撃

『マトリックス』シリーズでキアヌ・リーヴスのアクション俳優としての地位は、既に確立されたものとなっている。『マトリックス』が公開された当時、キアヌ・リーヴスは35歳であった。この歳でのアクション俳優を演じるのも、さぞ激しかったことだろうが、現在のキアヌ・リーヴスは50歳を超えている。

まだまだそんな年齢を感じさせないリーヴスではあるが、50歳が演じる前作よりも更に過激なアクションぶりに、ファンは鑑賞必至。男性の渋みを増し、男の色気を醸し出すリーヴス演じるジョン・ウィックは、リーヴスと完全に同化していると言っても過言ではない。そのジョンとタッグを組むのは、オスカー女優でも名高いハル・ベリー。ハル・ベリーが演じるソフィアは、ジョンと血の刻印を交わした仲で、敵に襲撃されたジョンが助けを求めた相手でもある。

ソフィアは、銃火器や格闘術だけではなく犬までも使役し、華麗で鮮やかな近接戦闘を見せてくれる。戦いの場で人間以外が登場して敵を翻弄する姿は、斬新であり微笑ましくもある。他にも、ジョンの育ての親のコミュニティの重鎮であるディレクターという人物にも、オスカー女優のアンジェリカ・ヒューストンが登場するなど、観客を飽きさせない配役は憎らしい。

新たな世界的大ヒット作品の誕生

映画のシリーズものは、前作からの大きな期待やプレッシャーなどがあり、人気を維持し続けるのは難しいと言われている。更に最近では、映画館へ足を運ぶ観客の人数も昔より減り、映画の興行収入自体の低迷が叫ばれている時代。それでも、『ジョン・ウィック』シリーズは、公開を数えるごとにファンを増やし、興行成績を伸ばしている。

今回も、シリーズの最終章を迎えるに相応しい量のアクションシーンがふんだんに盛り込まれ、見ている者を飽きさせない趣向が随所に見られる。それ故に、アメリカでは初登場No.1を叩き出し、『アベンジャーズ エンドゲーム』をも凌ぐ勢いでヒットを記録している。名実ともに、世界的メガヒット作品となった『ジョン・ウィック』シリーズ。TVシリーズでも人気を博し、ゲームにもなり、あらゆるジャンルの垣根を越えて上昇し続ける人気は、留まるところを知らない。

現在では、今回のシリーズ最終章から新たな展開を考慮した続編の制作も視野に入れているとのこと。『ジョン・ウィック』の世界は、まだまだ勢いが止まらない。

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』の公開前に見ておきたい映画

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ジョン・ウィック シリーズ

キアヌ・リーヴス主演で、『マトリックス』でもスタントやコーディネートを手掛けていたチャド・スタエルスキ初監督作品。日本のアニメや、香港映画のカンフーなどに大きな影響を受けて、制作された作品である。

第1作品目は、裏社会で名を轟かせていた元凄腕の殺し屋ジョン・ウィックが、殺し屋家業から足を洗い平和な生活を送っているところから始まる。愛する妻を病気で亡くしたところへ、愛犬や車などを襲撃され激怒したジョンは復讐に駆られ、裏社会への復帰を目指す。

第2作品目の『ジョン・ウィック チャプター2』では、1作品目から5日後のこと。復讐を成し遂げたジョンの元に依頼が舞い込み、暗殺家業を余儀なくされる。その最中で、ジョンは裏社会の掟を破ってコンチネンタル・ホテルで殺人を犯してしまう。『チャプター2』では、禁忌を犯したジョンがコンチネンタル・ホテルから逃げ出し、雑炉の中に消えていくところで終わっている。

『パラベラム』は純粋な続編となっているので、この2作品は復習の意味も兼ねて鑑賞しておくことをお勧めする。日本映画に登場する殺陣やカンフーが映画にどのように使われハリウッド・アクションへと姿を変えたのかも、とても興味深い映画である。

詳細 ジョン・ウィック
詳細 ジョン・ウィック チャプター2

スピード

キアヌ・リーヴスが初めて挑んだアクション映画で、この映画をきっかけに、リーヴスの名前は全世界に知れ渡るところとなった。ロサンゼルスで爆破事件が発生し、ロサンゼルス市警のSWAT隊員であったジャック・トラヴェン(キアヌ・リーヴス)他、仲間たちが爆弾の排除と救出を行う。

それ以降、犯人とジャックたちは爆弾を起点に交わることとなり、警察に恨みを持つ爆弾魔のハワードと、SWAT隊員のジャックとの戦いが始まる。高度な技術によって念入りに作りこまれた爆弾がいくつも登場し、そのたびにジャックは何とか危機を乗り越えて、爆弾の被害に脅かされている一般人を救出する。映像は常にハラハラドキドキと手に汗握る展開ばかりで、問題が次々と襲い掛かる設定が、まるでゲームをプレイしているかのような感覚にさせてくれる映画である。

この作品は、1995年のアカデミー賞で2部門を受賞し、日本でも興行収入45億円を超えるヒット作品となった。ちなみに、『スピード2』にキアヌ・リーヴスは出演していないので、キアヌ・リーヴスが見たい人は、1作品目の鑑賞をおすすめする。

詳細 スピード

カンフー・ジャングル

香港映画の代名詞と言っても過言ではないのが、カンフー映画だろう。その中でも、特におすすめなのはもちろん、香港映画きっての名作『燃えよドラゴン』あたりかもしれない。1973年に公開された、ブルース・リーの遺作は現代に至っても人気が衰えないカンフー映画である。

だが、今回お勧めしたいのは2014年に公開されたカンフー映画である。こちらの映画は、とにかくカンフーの物量が多いことで有名である。至る所でカンフーが披露され、大きなスクリーンでは目で追うのが大変なほど、カンフーが散りばめられている。

『ジョン・ウィック パラベラム』でも、ただのカンフーだけでなく銃や刀や動物を使ったカンフーがこれでもかと登場するが、こちらの『カンフー・ジャングル』もカンフーの物量だけなら負けてはいない。

物語自体は、服役中の元警察官が仮釈放の代わりに捜査協力をして、武闘家たちの謎の連続殺人事件を解決に導いていくもの。敵ももちろん超一流の武闘家である。カンフー映画を堪能したければ、この映画を見てスカッとするのも良いだろう。

詳細 カンフー・ジャングル

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』の評判・口コミ・レビュー

映画『ジョン・ウィック3 パラベラム』のまとめ

『ジョン・ウィック パラベラム』の主役であるジョンを演じるキアヌ・リーヴスと、監督のチャド・スタエルスキは2019年9月に、映画の宣伝のため来日を果たしている。映画内では、日本の文化をふんだんに使ったシーンや楽曲が登場し、日本人もきっと楽しんでくれると笑顔で語った。日本人にもおなじみの曲や、忍者なども刺客として登場し、監督の日本に対する愛情を感じずにはいられない。ハラハラドキドキとしながらも、日本を感じさせるシーンを余すことなく感じてほしい映画である。

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