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映画『レプリカズ』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

キアヌ・リーブス暴走。そのキャッチコピーで、全世界を巻き込む、科学者の戦いが始まる。今回キアヌ・リーブスが演じるのは、最早誰にも止められない暴走科学者。『トランスフォーマー』や『RED レッド』制作陣と共に、キアヌが家族のために倫理も道徳も超える。

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映画『レプリカズ』の作品情報

レプリカズ

タイトル
レプリカズ
原題
Replicas
製作年
2019年
日本公開日
2019年5月17日(金)
上映時間
107分
ジャンル
SF
アクション
サスペンス
監督
ジェフリー・マックナノフ
脚本
チャド・セント・ジョン
製作
スティーブン・ハーメル
キアヌ・リーブス
ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
マーク・ガオ
製作総指揮
ニック・バウアー
ディーパック・ネイヤー
ビル・ジョンソン
ジム・セイベル
アラ・ケシシアン
マキシム・レミラール
クラーク・ピーターソン
エリク・ハウサム
チャド・セント・ジョン
ウォルター・ジョステン
グレゴリー・ウェノン
キャスト
キアヌ・リーブス
アリス・イブ
トーマス・ミドルディッチ
ジョン・オーティス
製作国
アメリカ
配給
ショウゲート

映画『レプリカズ』の作品概要

これまで数多くの禁断映画が製作されてきたが、今回も突然家族を喪った天才科学者が、愛する家族を“甦らせる”という禁断のテーマに踏み込む。主役のウィリアム・フォスターを演じるのは、今作の製作にも名を連ね、『マトリックス』で世界中を虜にしたキアヌ・リーブス。監督は、『デイ・アフター・トゥモロー』の脚本を手掛けたジェフリー・マックナノフ。キアヌの脇には『キングコング:髑髏島の巨神』のジョン・オーティスや、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』のアリス・イブが並ぶ。

映画『レプリカズ』の予告動画

映画『レプリカズ』の登場人物(キャスト)

ウィリアム・フォスター(キアヌ・リーブス)
人間の意識をコンピューターに移す研究をしている天才科学者。研究は、もうすぐ完成に至るまでにこぎつけている。
モナ・フォスター(アリス・イブ)
ウィリアムの妻で2人の子供を持つ母親でもある。事故により亡くなってしまうが、ウィリアムがクローン人間として甦らせる。
ジョーンズ(ジョン・オーティス)
ウィリアムが所属している研究所の職員。ウィリアムが行っている研究プロジェクトの上司でもある。
エド(トーマス・ミドルディッチ)
ウィリアムの相棒的な存在で、同じ科学者である。エドが研究しているのがクローン研究だったため、ウィリアムは家族の蘇生をエドに相談した。

映画『レプリカズ』のあらすじ(ネタバレなし)

天才科学者と謳われているウィリアム・フォスターは、人間の意識をコンピューターに移す研究を長年続けてきた。その甲斐あって、ウィリアムの研究は完成目前となっており、研究所では期待が高まっていた。

しかし激しい雨の降るある夜、家族揃って出かけていたところ、突然の交通事故に見舞われ、ウィリアムを残して愛する妻と幼い2人の子供を喪ってしまう。愛する家族との突然の別れに、ウィリアムは嘆き悲しみ、涙を流す日々。

そしてついに、ウィリアムはある決意をする。同じ研究所の職員であるエドに、家族を甦らせたいと相談を持ち掛けた。エドも上司であるジョーンズも、悲劇を招くから家族の死を受け入れろとウィリアムを説き伏せるが、ウィリアムは聞く耳を持たなかった。

悲劇の夜から一転して、ウィリアムは研究に没頭する。そして、ウィリアムの手で4人の人間がクローン(レプリカズ)として息を吹き返した。家族の記憶を少しだけ改ざんして、ウィリアムはこれまで通りの何気ない日常を家族と一緒に過ごす。

しかし、ウィリアムの研究を手に入れるため、政府組織が動き出す。再び、家族を奪われるウィリアム。家族を守るために、科学者のウィリアムが立ち上がった。

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映画『レプリカズ』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『レプリカズ』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『レプリカズ』の感想・評価

人知を超えた“甦り”

これまで、幾度となく死者を甦らせる作品が生み出され、世に送り出された。しかし、どの作品も必ず悲劇が待ち受けている。生きている物をこの世に蘇らせるのは、それだけ難しいことであり、禁断と呼ばれても仕方のないことなのである。

今回の映画は、一見オカルトチックな“甦り”をテーマにしているが、そこに21世紀の科学が加わっている。天才科学者であるウィリアムが駆使するのは、魔法陣でもお札でも呪文でもない。悪魔や神に祈る訳でもない。

自身の最高の頭脳を生かして作り上げた、コンピューターとプログラミングたちである。人間の何百倍もの演算の雨量を兼ね備えたスーパーコンピューターを使って、ウィリアムは死者の甦りに踏み込む。それは、ウィリアムの自己満足かもしれないし、罰せられるべき罪なのかもしれない。天才科学者でありながらも、そんな人間臭さに我を忘れ暴走するキアヌ・リーブスの姿を、世界は注目すべきである。

研究を狙う政府組織

ウィリアムが行っていた研究は、甦りはもちろんのこと考え方や使い方によっては不老不死としても利用可能である。コンピューターに自身の意識をバックアップしておけば、生身の肉体を捨ててロボットに意識を移したとしても、「個」は保たれる。倫理や道徳などはひとまず置いとくとしても、そんな大それた発明を、政府が見逃すはずもない。こうした研究をいち早く試したいと思っているのが、政府要人たちだからである。

物語の進行としては聊かありきたりな内容であるが、クローン人間がいかにして生まれ、そして、予告である通り愛する妻のモナはいつ自分が死んでいると気付くのか、とても楽しみである。更に、この映画の最大の魅力は、最後に至るまでの科学者であるウィリアムの心情である。キアヌはどちらかと言うと表情が豊かではないキャラクターを演じることが多いので、空気感や存在感で役の気持ちを表現している。ウィリアムが纏う負のオーラや、暴走に至るまでの心境、そして最大の敵である政府に立ち向かうときの凛とした姿。どれをとってもキアヌから目が離せない。

映画『レプリカズ』の公開前に見ておきたい映画

映画『レプリカズ』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『レプリカズ』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

デイ・アフター・トゥモロー

お店で売られているDVDのパッケージで、凍り付いた自由の女神の様子を描いた映画がある。それが、2004年にアメリカで製作されたパニック映画・『デイ・アフター・トゥモロー』である。今作の監督であるジェフリー・マックナノフが脚本を手掛けた作品で、最新のVFXを駆使して作られた竜巻や津波の様子があまりにもリアルだったのと、迫りくる脅威の映像が話題を呼び、興行収入1億8,600万ドルにも上った、大ヒット作品である。

この映画は、地球温暖化をテーマにしており、温められた地球がその反動で突然氷河期に入り、あらゆる自然災害を起こす物語である。映画内には、実際に崩壊した南極大陸の棚氷の巨大な亀裂が走る様子なども映し出され、現実味溢れる出来上がりとなった。

主人公の気象科学のエキスパートであるジャック・ホールを演じたのは、『エデンより彼方に』でゴールデングローブ賞にノミネートされたデニス・クエイド。そして、ジャック・ホールの息子で、もう一人の主人公であるサム・ホールは、『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞助演男優賞ノミネートのジェイク・ギレンホールが演じた。

詳細 デイ・アフター・トゥモロー

マトリックス

1999年アメリカンコミックを映画化したSF映画で、全世界を魅了しキアヌ・リーブスの名が再度世に知られるに至った映画である。この映画では、SFでありながらも大掛かりなアクション要素が加えられており、更にVFXとワイヤーアクションなどを融合させた革新的で斬新な映像技術と表現が、後の映画に多大な影響を与えることとなり、「映像革命」として知られることとなった。

1999年のアカデミー賞では、それらの映像技術が認められ、視覚効果・編集・音感・音響編集などの技術面で賞を受賞した。

これまでの映画とは一味違い、自分が住んでいる世界が本当は無理やり見せられている仮想現実だったと言う点も、『マトリックス』が後に3部作に至るまで人気となった理由である。キアヌ・リーブス演じる主人公トーマスが、漠然と「この世界は、もしかしたら夢かもしれない」という漠然とした思いを抱え、天才ハッカー・ネオとしても生きている。

そして実際に夢から醒めたとき、ネオとして生きることを決め仮想現実を作り出し人間を支配しているコンピューターとの大規模な戦いに身を投じることとなる。現代では当たり前になったハイスペックな映像技術だが、この当時の最新の映像技術を懐かしむ意味でも、ぜひ鑑賞をお勧めする。

詳細 マトリックス

フランケンシュタイン(1931)

ホラー映画界の名匠・ジェイムズ・ホエールの代表作。イギリスの小説家・メアリー・シェリーが1818年に匿名で出版したゴシック小説が元になっており、世界で最初のSF小説だとも言われている。

そして、映画自体は今日に至るまで多くの作品を世に輩出してきたテーマ“死者蘇生”について触れられている。若き科学者であるヘンリーが没頭する、生命創造の研究は、墓地から死体を盗み出して接合し、人間の生きた脳を移植することである。

今作の『レプリカズ』とは、同じ科学者でも発想がまるで懸け離れていることから、ヘンリーとウィリアムの目的の違いがはっきりと見て取れる。ウィリアムは、生命創造よりも家族の蘇りに重きを置いていたが、ヘンリーの生命創造は生き返れば誰でも良かったという、今ではサイコパスのような考え方である。

科学者ヘンリーの理論は完璧で、繋ぎ合わせた死体の生物は高圧電流を流したことで目を覚ます。だが、殺人者の脳みそを使ったことで、生物は怪物になり果て、生みの親のヘンリーは怪物を倒すために立ち上がる。この物語から、死者蘇生は“悲劇”を生むと印象付けられている。だが、ヘンリーもウィリアムも自身の“欲”によって引き起こされた事実であることは変わりない。2人の違いを、映画を見比べながら考察したい。

詳細 フランケンシュタイン(1931)

映画『レプリカズ』の評判・口コミ・レビュー

映画『レプリカズ』のまとめ

ウィリアムには、愛する妻のモナと息子、2人の娘がいた。亡くなった4人を蘇らせるために同じ研究者のエドに相談を持ち掛け、クローン生成のポッドを用意するが、資金が足りず用意できたのは3機だけ。くじ引きによって“命の選択”を迫られるウィリアム。こうなってしまっては、生きた人間のエゴイズムであることがありありと見て取れ、相棒だと思っていたエドに見放されるのも頷ける。傍から見れば、1人を切り捨てるなら4人とも静かに眠らせてあげて欲しいと願わずにはいられない。映画を見ながら、こうも観客に葛藤させる作品も珍しい。最後まで、目を反らさずに見ることができるだろうか。

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