ハロルドは真面目に働き、良き夫として穏やかな日々を送っていた。そんなある日、自分がクビになることを知ってしまう。しかも、社長であり友人でもあるリチャードが、妻と不倫していたことが発覚する。ハロルドは復讐するため、偽装誘拐を企てた。
映画『グリンゴ 最強の悪運男』の作品情報
- タイトル
- グリンゴ 最強の悪運男
- 原題
- Gringo
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2020年2月7日(金)
- 上映時間
- 111分
- ジャンル
- コメディ
- 監督
- ナッシュ・エドガートン
- 脚本
- アンソニー・タンバキス
マシュー・ストーン - 製作
- レベッカ・イェルダム
ナッシュ・エドガートン
シャーリーズ・セロン
ベス・コノ
A・J・ディックス
アンソニー・タンバキス - 製作総指揮
- トリッシュ・ホフマン
マシュー・ストーン - キャスト
- デビッド・オイェロウォ
シャーリーズ・セロン
ジョエル・エドガートン
タンディ・ニュートン
ユール・バスケス
シャルト・コプリー
アマンダ・セイフライド - 製作国
- アメリカ・メキシコ・オーストラリア合作
- 配給
- キノフィルムズ
映画『グリンゴ 最強の悪運男』の作品概要
デビッド・オイェロウォ、シャーリーズ・セロン、ジョエル・エドガートン、アマンダ・セイフライドなど人気俳優が一堂に会した犯罪×エンターテインメント映画。主人公のハロルドは、正直者でお人好しな性格をしている。だが、自分がクビになると知ったことをきっかけに、友人であり社長でもあるリチャードに復讐することを決意する。ハロルドは人生のどん底から大逆転を遂げることができるのか、最後まで目が離せない展開が待っている!
映画『グリンゴ 最強の悪運男』の予告動画
映画『グリンゴ 最強の悪運男』の登場人物(キャスト)
- ハロルド(デビッド・オイェロウォ)
- 管理部長。リチャードの会社で働いている。心優しく、真面目な性格。クビになることを知り、復讐のため偽装誘拐を計画する。
- エレーン(シャーリーズ・セロン)
- 製薬会社の共同経営者。リチャードの愛人。性悪な性格。ハロルドの誘拐を知っても全く動じない。
- リチャード(ジョエル・エドガートン)
- 製薬会社の共同経営者。ハロルドの友人でありながら、彼のことをあっさり裏切る冷酷な人物。
映画『グリンゴ 最強の悪運男』のあらすじ(ネタバレなし)
ハロルドはサラリーマンとして真面目に働き、良き夫として家族のことを大切にしてきた。ある日、社長のリチャードと共同経営者のエレーンと一緒にメキシコに出張に行くことになる。リチャードはハロルドにとって友人でもあった。
ハロルドは出張中に、リチャード達が自分をクビにしようとしていることを知ってしまう。さらに、妻がリチャードと不倫をしており、離婚を考えていることが判明した。傷ついたハロルドは、リチャード達に復讐することにした。その方法は、偽装誘拐を計画することだった。
ハロルドは帰国したリチャード達に誘拐犯の振りをして連絡を取り、500万ドルを要求した。だが、リチャード達は素直に支払おうとはしなかった。エレーンは性悪な性格で、リチャードは人でなしの極悪な性格をしていた。そんな中、本物のマフィアや殺し屋が現れ、ハロルドはなぜか命を狙われることになる。果たして、ハロルドの運命はどうなるのか!?
映画『グリンゴ 最強の悪運男』の感想・評価
真面目な男の逆転劇
主人公のハロルドは、お人好しで真面目な性格をしている。勤務態度も良く、私生活でも妻のことを大切にしている良き夫である。パッとしないながらも誠実に日々を過ごしてきたハロルドが、人生のどん底に突き落とされる出来事が起きる。会社をクビになりそうなこと、妻が友人で上司でもあるリチャードと不倫していることを知ってしまったのだ。
正直者のハロルドはリチャードと彼の愛人で共同経営者のエレーンに復讐するため、自分自身の偽装誘拐を計画する。しかし、ハロルドが亡くなれば会社に保険金が入ることにリチャード達が気づいたことから、予想外の事態に発展してしまう。さらに、マフィアまで現れ、ハロルドの身に本当の危険が迫る。ハロルドは人生のどん底から一発逆転することができるのか、ドキドキハラハラする展開が待っている!
豪華なキャスト
主人公のハロルドを演じたのは、イングランド出身の俳優デビッド・オイェロウォ。実際にアメリカで起きた「血の日曜日事件」を描いた映画『グローリー 明日への行進』(14)やアフリカ系アメリカ人のホワイトハウスバトラーの人生を描いた映画『大統領の執事の涙』(13)などの話題作に出演しており、高い演技力が評価されている俳優である。
ハロルドの上司で友人でもあるリチャードを演じたのは、オーストラリア出身の俳優ジョエル・エドガートン。俳優の他に映画監督・脚本家としても活躍しており、映画『ザ・ギフト』(15)や『ある少年の告白』(18)などの作品を手がけている。
リチャードの愛人で共同経営者でもあるエレーンを演じたのは、日本でも人気の女優シャーリーズ・セロン。映画『スノーホワイト』シリーズで、邪悪な女王ラヴェンナを演じている。
その他に、映画『マンマ・ミーア!』シリーズで主人公のソフィを演じたアマンダ・サイフリッドや映画『ミッション:インポッシブル2』(00)で物語の重要人物ナイア・ホールを演じたタンディ・ニュートンなど、映画界で活躍している超人気俳優達が集結している。
超一流のスタッフ
監督を務めたのは、リチャードを演じたジョエル・エドガートンの兄のナッシュ・エドガートン。俳優やスタントマンとして活躍していた人物で、スタントマンとして映画『スーパーマン リターンズ』(06)や映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)などの話題作に携わっている。
脚本を手がけたのは、本作の原案者でもあるマシュー・ストーン×短編作家としても活躍しているアンソニー・タンバキス。アンソニー・タンバキスは本作の他に、ナタリー・ポートマンが主演・製作を務めた西部劇の『ジェーン』(16)の脚本を手がけている。そして、人気アニメーション映画『アナと雪の女王』シリーズの音楽を手がけたことで有名なクリストフ・ベックが、本作の音楽を担当している。
映画『グリンゴ 最強の悪運男』の公開前に見ておきたい映画
グローリー 明日への行進
デビッド・オイェロウォの代表作。1965年3月7日、黒人の選挙権を求め、大規模な行進が行われた。本作品はその歴史的大行進にスポットが当てられている。デビッド・オイェロウォは主人公のマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(通称、キング牧師)を演じ、「第72回ゴールデングローブ賞・主演男優賞」にノミネートされている。
1965年アメリカ南部セルマ。黒人差別により、何千人もの人々が殺されていた。キング牧師は黒人の自由と平等を勝ち取るため、戦い続けた。大統領に協力を仰ぐが、受け入れてはもらえなかった。キング牧師は権力や脅しに屈さず、孤独になろうとも前へと突き進んだ。そして、非暴力を貫き、大規模なデモを行った。その様子は全米のニュースで放送された。
詳細 グローリー 明日への行進
スノーホワイト
シャーリーズ・セロンの代表作。グリム兄弟原作の童話『白雪姫』を元に制作されている。シャーリーズ・セロンは邪悪な女王ラヴェンナを演じた。2016年に続編となる『スノーホワイト 氷の王国』が公開されている。主人公のスノーホワイトを映画『トワイライト』シリーズで一躍有名になったクリステン・スチュワートが演じている。
邪悪な魔女であるラヴェンナはマグナス王を殺し、王国を乗っ取った。ラヴェンナの支配によって国は荒廃し、人々は辛い日々を送ることになった。そんなある日、ラヴェンナは鏡に向かい、この世で一番美しい者は誰か尋ねた。答えは、スノーホワイトだった。スノーホワイトはマグナス王と亡き王妃・エレノアの一人娘だった。鏡の精はスノーホワイトの心臓を食べれば、永遠の支配を手に入れることができると告げた。
詳細 スノーホワイト
天使にラブソングを
逆転劇を描いた物語。ウーピー・ゴールドバーグが主演を務めており、クラブ歌手のデロリス・ヴァン・カルティエを演じた。1992年に公開されてから長年愛され続けている作品で、聖歌隊が明るく楽しそうに歌うシーンは特に有名である。1993年に続編となる『天使にラブ・ソングを2』が公開されている。
デロリス・ヴァン・カルティエはマフィアのボスであるヴィンスの愛人となり、クラブ歌手として働いていた。そんなある日、ヴィンスが人を殺している現場を目撃してしまう。デロリスは警察へ逃げ込んだ。そして、修道院に身を隠すことになる。デロリスは禁欲生活に嫌気が差し、修道院での生活を苦痛に感じていた。だが、ひょんなことから聖歌隊の指揮を任されることになり、徐々に修道女達と打ち解けるようになる。
詳細 天使にラブ・ソングを
映画『グリンゴ 最強の悪運男』の評判・口コミ・レビュー
『グリンゴ 最強の悪運男』映画館にて23本目。
真面目一本の勤勉な男がクソ上司への復讐のために偽装誘拐を企てるドタバタ逆転劇…という痛快に面白そうな内容なのに何も残らない。確かに終始ドタバタしてるが意味不明。シャーリーズ・セロンのセクシービッチ上司が素晴らしかった。 #EDDIE映画2020 pic.twitter.com/rQnTQN4z88— EDDIE@Kings19-31 (@eddie2yuji) 2020年2月7日
『グリンゴ最強の悪運男』@バルト9
コミカルな部分とストーリーのテンポが抜群に好い。毎週のように、何か訴えかけられるオスカー絡みの映画が続いていたので、何も考えずストーリーに乗ればいい良作かと。シャーリーズ・セロンのビッチでコミカルな悪役ぶりは必見‼︎ pic.twitter.com/letiqVwvZb— 77717ty (@Duffy0717) 2020年2月7日
『グリンゴ/最強の悪運男』
狂言から始まる騒がしい“誘拐劇”を彩る役者達が、実に楽しそうだ。特に気に入ったのは、元傭兵役のシャールト・コプリーの存在。抜け目なく状況に対応する様子は、急展開の本作の中でも変わらぬカッコ良さをキープしている。
ただ、作品としてはかなり外連味に欠けていた。 pic.twitter.com/iZCSbqWp0Y— レオナ (@ClockworkReona) 2020年2月7日
「グリンゴ/最強の悪運男」
2020年シャーリーズ・セロン出演作第2弾!
演じるのはFワード連発、仕事も出来て、駆け引き上手なエレーン(ちょこっとだけ見せる弱い姿にキュン♡)。ちょい役でパリス・ジャクソンの姿も!ジグソーパズルのような群像劇。横暴な上司を持つ部下の皆さんにお勧めです!笑 pic.twitter.com/lSUQ0jEQ1Q
— (@nomovie_no1ife) 2020年2月8日
「グリンゴ/最強の悪運男」・・・パワハラ上司と正直者の部下のドタバタコメディ!←のつもりで見たら、とんでもなかった!ドンパチありカーチェイスあり、死体ゴロゴロな、ハードボイルドでした。盛り込みすぎでごちゃごちゃがコメディタッチではあるけどな。ジョエルもシャーリーズもまんまwww pic.twitter.com/Yb3woNeF3V
— ぴいちゃん (@Adachiyapchan) 2020年2月7日
映画『グリンゴ 最強の悪運男』のまとめ
ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたことがある実力派俳優のデヴィッド・オイェロウォが主演を務めており、性悪女や最低男達にリベンジしようと奮闘する正直者の男の姿が描かれている。マフィアや殺し屋など個性豊かなキャラクターが登場し、スリリングな展開が繰り広げられる。正直者のハロルドは最低男達に復讐を果たすことができるのか、それとも最低男達に軍配が上がるのか、ハロルドの人生の行く末を見届けて欲しい。
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