東京国際映画祭の概要
東京国際映画祭は日本で唯一、国際映画製作者連盟 (FIAPF)に認定された映画祭である。2018年には109の国と地域と地域からコンペティション部門への応募があった。その本数は1829本にも上る。アジア最大級の国際映画祭へと成長しており、他では見られない素晴らしい作品が集結している。
長編映画のみを対象としており、TOHOシネマズ六本木ヒルズがメイン会場となっている。日本の俳優・女優だけでなく、ハリウッドで活躍する俳優や監督達も来場している。併設しているマーケットには約1500人のバイヤーが訪れており、注目度の高さが伺える。
東京国際映画祭の歴史・沿革
1985年日本映画製作者連盟などの力により、日本初の大規模な映画の祭典として東京国際映画祭が創設された。当初は隔年開催で行われていたが、徳間康快がゼネラル・プロデューサーに就任して以降毎年開催されるようになった。1994年には平安遷都1200周年を記念して、「京都国際映画祭/第7回東京国際映画祭」が京都で開催された。
映画を主軸に、大人だけでなく子供も楽しめるよう様々なイベントを実施している。参加交流型フェスティバルとして、映画クリエイターの新たな才能の発見や映画業界の発展に貢献している。さらに、国際共同製作や国際ビジネスの交流の場としての役割も担っており、日本の映画産業にとって欠かせない映画祭となっている。
東京国際映画祭の歴代受賞作一覧
観客賞
第33回開催から「観客賞」が新たに新設。
| 開催回 | 開催年度 | 受賞作品 |
|---|---|---|
| 第37回 | 2024年 | 小さな私 |
| 第36回 | 2023年 | 正欲 |
| 第35回 | 2022年 | 窓辺にて |
| 第34回 | 2021年 | ちょっと思い出しただけ |
| 第33回 | 2020年 | 私をくいとめて |
東京グランプリ(東京都知事賞)
| 開催回 | 開催年度 | 受賞作品 |
|---|---|---|
| 第37回 | 2024年 | 敵 |
| 第36回 | 2023年 | 雪豹 |
| 第35回 | 2022年 | ザ・ビースト(2022) |
| 第34回 | 2021年 | ヴェラは海の夢を見る |
| 第33回 | 2020年 | なし |
| 第32回 | 2019年 | わたしの叔父さん |
| 第31回 | 2018年 | アマンダと僕 |
| 第30回 | 2017年 | グレイン |
| 第29回 | 2016年 | ブルーム・オブ・イエスタディ |
| 第28回 | 2015年 | ニーゼと光のアトリエ |
| 第27回 | 2014年 | 神様なんかくそくらえ |
| 第26回 | 2013年 | ウィ・アー・ザ・ベスト! |
| 第25回 | 2012年 | もうひとりの息子 |
| 第24回 | 2011年 | 最強のふたり |
| 第23回 | 2010年 | 僕の心の奥の文法 |
| 第22回 | 2009年 | イースタン・プレイ |
| 第21回 | 2008年 | トルパン |
| 第20回 | 2007年 | 迷子の警察音楽隊 |
| 第19回 | 2006年 | OSS 117 私を愛したカフェオーレ |
| 第18回 | 2005年 | 雪に願うこと |
| 第17回 | 2004年 | ウィスキー |
| 第16回 | 2003年 | 故郷の香り |
| 第15回 | 2002年 | ブロークン・ウィング |
| 第14回 | 2001年 | スローガン |
| 第13回 | 2000年 | アモーレス・ペロス |
| 第12回 | 1999年 | 最愛の夏 |
| 第11回 | 1998年 | オープン・ユア・アイズ |
| 第10回 | 1997年 | ビヨンド・サイレンス |
| 第10回 | 1997年 | パーフェクトサークル |
| 第9回 | 1996年 | コーリャ愛のプラハ |
| 第8回 | 1995年 | なし |
| 第7回 | 1994年 | 息子の告発 |
| 第6回 | 1993年 | 青い凧 |
| 第5回 | 1992年 | ホワイト・バッジ |
| 第4回 | 1991年 | 希望の街 |
| 第3回 | 1989年 | ホワイト・ローズ |
| 第2回 | 1987年 | 古井戸 |
| 第1回 | 1985年 | 台風クラブ |
