世界最強の殺し屋「ガンサー」を始末するため、殺し屋達がチームを組んだ。ガンサーは自分が狙われていることに気づき、怒りを募らせる。殺し屋VS殺し屋の、前代未聞の戦いが幕を開けた。
映画『キリング・ガンサー』の作品情報
- タイトル
- キリング・ガンサー
- 原題
- Killing Gunther
- 製作年
- 2017年
- 日本公開日
- 2018年7月14日(土)
- 上映時間
- 93分
- ジャンル
- アクション
コメディ - 監督
- タラン・キラム
- 脚本
- タラン・キラム
- 製作
- キム・リードフォード
スティーブン・スクイランテ
タラン・キラム - 製作総指揮
- アーノルド・シュワルツェネッガー
チャールズ・ボナン
チャールズ・オーティ
アレックス・ハマー
D・トッド・シェパード
ジョー・シンプソン
ウィリアム・V・ブロマイリー
ネス・サバン
シャノン・ベッカー - キャスト
- アーノルド・シュワルツェネッガー
タラン・キラム
ボビー・モナハン
ハンナ・シモーヌ
コビー・スマルダース
アリソン・トルマン
アーロン・ヨー
ポール・ブリテン - 製作国
- アメリカ
- 配給
- クロックワークス
映画『キリング・ガンサー』の作品概要
アーノルド・シュワルツェネッガーが演じるのは、「痕跡なし・目撃者なし・手がかりなし」で、正体が不明の世界最強の殺し屋ガンサーである。そんなガンサーを始末するため、殺し屋達がチームを組んだ。チーム結成の発案者は、ヒットマンのブレイク。この作品の監督・脚本を担当しているタラン・キラムが演じている。殺し屋達は己の武器を最大限に生かし、相手を始末するために戦った。果たして誰が生き残るのか。最後まで読めない展開に目が離せない。
映画『キリング・ガンサー』の予告動画
映画『キリング・ガンサー』の登場人物(キャスト)
- ガンサー(アーノルド・シュワルツェネッガー)
- 「痕跡・目撃情報・手がかり」全てを残さずに仕事を行うため、正体が分かっていない殺し屋。世界最強の座に君臨している。
- ブレイク(タラン・キラム)
- ヒットマン。世界最強の座を狙い、ガンサーを始末するため、他の殺し屋とチームを組む。
映画『キリング・ガンサー』のあらすじ(ネタバレなし)
「痕跡・目撃情報・手がかり」全てを残さない殺し屋がいた。その凄腕の殺し屋は裏社会に君臨しており、ガンサーという名前だった。ヒットマンのブレイクはそんなガンサーを始末し世界最強の座に君臨しようと、世界中から凄腕の殺し屋達を集めチームを作った。爆破のプロ・8歳から殺しの教育を受けた女性・「クラッシャー」と呼ばれる強力な握力を持った殺し屋など。
ガンサーは自分が狙われていることに気づき、腹を立てた。自分にはかなわないことを思い知らせるため、返り討ちにしたりFBIに殺し屋の情報を流したりした。ガンサーと殺し屋達の戦いは過激さを増していった。そんな中、ブレイクはガンサーのアジトを発見し、潜入を開始した。果たして勝利に微笑むのはどちらなのか!?
映画『キリング・ガンサー』の感想・評価
アーノルド・シュワルツェネッガー主演
アーノルド・シュワルツェネッガーは映画『ターミネーター』(84)で大ブレイクを果たし、日本ではシュワちゃんの愛称で親しまれている人気俳優である。『ターミネーター』以外にも数々の映画に出演し、1995年の第52回 ゴールデングローブ賞では、最優秀主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)にノミネートされている。
15歳の頃にボディビルダーとして活躍しており、70歳を超えた現在でも強靭な肉体を誇っている。今作品では、そんなシュワルツェネッガーの迫力あるアクションが楽しめる。年齢を感じさせない程軽快に動き、敵をボコボコにやっつけていく姿はまさに圧巻である。コミカルな演技もお手の物で、見ていてとても楽しい映画になっている。
豪華なキャスト
アーノルド・シュワルツェネッガー以外に出演しているキャストも、とても豪華である。今作の監督・製作・脚本を務めているタラン・キラムが、新進気鋭のヒットマンとしても映画に登場している。タラン・キラムはアメリカで俳優・声優・コメディアンとして活躍している人物で、映画『それでも夜は明ける』(13)や『アダルトボーイズ遊遊白書』(13)などに出演している。
他にも、タラン・キラムの実生活のパートナーであるコビー・スマルダースが出演している。コビーは映画『アウトロー』(12)の続編映画『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(16)に、主人公の元同僚役で出演している。さらに、アメリカの連続テレビドラマ『New Girl ダサかわ女子と三銃士』で主人公の友人役を熱演したハンナ・シモンが出演している。
悪人VS悪人
主人公のガンサーも裏社会に生きる殺し屋であり、ガンサーの命を狙っている者達もまた殺し屋である。両方とも悪人のため、相手を始末するための攻撃の手段を選ばず、驚くような戦いが繰り広げられている。爆弾を使ったり、冷蔵庫のドアを破壊して攻撃の手段に使ったり、その荒っぽい戦い方が見ていて爽快である。この次にはどんな手段を使って攻撃するのだろうという、ワクワクした気持ちを抱くようになる。
色んなタイプの殺し屋が登場しているのが面白い。8歳から殺しの教育を受けている女性は、抜群のプロポーションを持つ女性で、とても美しい人物である。そんな女性が平然と銃を扱っている姿はもの凄くカッコいい。しかも、父親が殺し屋である娘のことを「さすが俺の娘だ」と褒めるのだ。そんな奇抜な設定が、この映画の面白いポイントだと思う。
映画『キリング・ガンサー』の公開前に見ておきたい映画
ターミネーター
アーノルド・シュワルツェネッガーの代表作とも言える人気作。後に、『ターミネーター2』(91)、『ターミネーター3』(03)、『ターミネーター4』(09)と続編が公開された。さらに、本作のリブートとなる『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(15)も公開されている。
アーノルド・シュワルツェネッガーが演じたのは、2026年に量産された人間抹殺用のアンドロイドT-800である。動きがどこかぎこちなく、表情に乏しいアンドロイドを見事に演じきっている。T-800はスカイネット(人工知能)の脅威となるジョン・コナーを抹殺するために、1984年の過去にタイムスリップする。ジョンを執拗に追いかけるT-800はとても不気味で、人間が演じているとは思えない迫力があった。
詳細 ターミネーター
ラストスタンド
政治家として活動していたアーノルド・シュワルツェネッガーが、俳優として復帰し主演を務めた作品。また、韓国の映画で監督・脚本家として活躍していたキム・ジウンが、初めて撮ったアメリカ映画でもある。
アーノルド・シュワルツェネッガーは「8000万ドルから1億ドル規模の大作映画を2つオファーされたが断った。僕としては小規模予算の映画から始めたかったからだ。そうすれば、撮影も演出もじっくりできるから良作に仕上がる可能性が高いし、役者の演技力に依存した映画になると思ったからだ。だから、僕にとって『ラストスタンド』は正しい映画だった」とコメントを残しており、この映画にどれほどの熱意を持って撮影に挑んだかがよく分かる。
ロサンゼルス市警察の刑事として活躍していたレイ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、年齢を理由に第一線を退いた。その後、メキシコ国境付近にある町の保安官として赴任し、穏やかな時間を過ごしていた。そんなある日、移送中の凶悪犯が脱走し、車で街に向かっているとFBIから連絡が入る。警察の応援が間に合わない中、レイは仲間の保安官や町で暮らす人の協力を受け、問題に対処することになった。
詳細 ラストスタンド
ランボー
ベトナム帰還兵×警察との戦いを描いた、アクション映画。ディヴィッド・マレルの小説『一人だけの軍隊』を映画化した作品であり、社会から孤立したベトナム帰還兵の姿を描いている。主人公のジョン・ランボーを演じたシルヴェスター・スタローンの、代表作とも言える作品である。
1981年、ベトナム帰還兵のジョン・ランボーはかつての戦友の元を訪ねた。だが、戦友は戦争で浴びた化学兵器の影響で、既に亡くなっていた。失意の中ジョンが街に向かっていると、保安官から声を掛けられ因縁をつけられてしまう。保安事務所に連行されたジョンは暴行を受け、戦争時代の辛い体験がフラッシュバックしてしまう。ジョンは保安官を叩きのめすと、その場を逃げ出した。
詳細 ランボー
映画『キリング・ガンサー』の評判・口コミ・レビュー
今日はキリング・ガンサー見ました……見たんです!とにかく登場人物皆ハチャメチャで、殺し屋チームのテンションが高すぎてついていけない!凄いドタバタとした作品でした。シュワちゃんが登場してからの衝撃がまたすごい! なかなか面白かったです!#キリング・ガンサー
— 水上 太郎 (@mizutaro123) 2018年8月1日
キリング・ガンサー観てきたよ~💪。ドキュメンタリー風コメディ映画だったよ~💪。姿を見せない謎で最強の暗殺者シュワをなんとか見つけだして絶対に倒してやる~!と言うアホな暗殺者主人公がアホな暗殺者仲間達を集めてシュワを倒すために頑張る映画だったよ~💪 pic.twitter.com/VekJfLFIBD
— マクレーン🐧怒ロー1巻発売中 (@comic_mcclane) 2018年8月1日
『キリング・ガンサー』
謎に包まれた最強の殺し屋を暗殺しようとする殺し屋達のフェイクドキュメンタリーコメディ。
グダグダで失笑に次ぐ失笑だが、観てる内になんだか微笑ましくなってくる。
終盤でやっと登場するシュワじいじがとてもカワイイ!しかし…戦いの顛末などやはり良く分からず(笑) pic.twitter.com/GoOcRv0xKM
— Hidezou (@hidezou777) 2018年7月31日
キリング・ガンサー、観完了。フェイクドキュメンタリー形式の愉快なコメディ、といってもサシャバロンコーエンのあれらとは狙いどころが違い、シュワちゃんが楽しそうなだけ。残念ながら続編「私の愛したガンサー」は無さそうだ。
— あだー (@ender_adder) 2018年7月30日
今日は『キリング・ガンサー』を観てきた。酷評が多いけど自分的には中々にアホっぽくて楽しめました。このノリは嫌いじゃないですかね〜。しかし上映期間と上映館が少なすぎてちと観るのに一苦労。#映画#映画鑑賞 pic.twitter.com/HfXCRGOnBq
— 大門@うどん (@denjin_a) 2018年7月29日
映画『キリング・ガンサー』のまとめ
世界最強の殺し屋を始末するために、殺し屋がチームを組んで攻撃を仕掛ける。という奇抜な発想が面白い作品である。アーノルド・シュワルツェネッガーが主人公を演じることでも興味を引かれる作品だが、それだけではなく、登場する殺し屋達の個性的なキャラクターもぜひ楽しんで欲しい。ここまでボコボコに殴られるのかと驚くほどやられてしまう人や、子供のように悪態を吐く人など、殺し屋だとは思えない程ユニークなキャラクター達が登場する。
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