都市伝説としても名高い雪男「イエティ」の存在が、人間との出会いによって明らかになる! 未確認生物のイエティは、人里離れた村で暮らし、彼らは人間「スモールフット」を伝説の存在として信じていた。まだ見ぬ世界を信じて、雪男・ミーゴの人間探しの大冒険が今始まる!
映画『スモールフット』の作品情報
- タイトル
- スモールフット
- 原題
- Smallfoot
- 製作年
- 2018年
- 日本公開日
- 2018年10月12日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- ファンタジー
アニメ
ミュージカル - 監督
- キャリー・カークパトリック
- 脚本
- 不明
- 製作
- ポニーラドフォード
グレン・フィカーラ
ジョン・レクア - 製作総指揮
- ニコラス・ストーラー
フィル・ロード
クリストファー・ミラー
ジャレッド・スターン
セルジオ・パブロス
キャリー・カークパトリック - キャスト
- チャニング・テイタム
ジェームズ・コーデン
ゼンデイヤ
コモン - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『スモールフット』の作品概要
人里離れた雪深くの村に生息する未確認生物「イエティ」。そこで暮らす、大きな体だが心優しく少し臆病でおっちょこちょいのミーゴが、人間「スモールフット」を見たと話したことで村から追放される。広い世界に放り出されたミーゴは、持ち前の心を揺さぶる歌声と共に人間の村を目指す。主人公イエティのミーゴを『キングスマン ゴールデン・サークル』に出演したチャニング・テイタム、ミーゴと出会う人間の少年パーシーは『ピーターラビット』でピーターラビットの声を担当したジェームズ・コーデンが演じる。『ミニオンズ』や『怪盗グルー』シリーズの音楽を手掛けたヘイター・ペレイラの音楽に乗せて、心温まるストーリーが10月公開。
映画『スモールフット』の予告動画
映画『スモールフット』の登場人物(キャスト)
- ミーゴ(チャニング・テイタム)
- 未確認生物イエティのオス。体は大きいが臆病でおっちょこちょい。歌が上手い。
- ミーチー(ゼンデイヤ)
- 未確認生物イエティのメス。村から出て行かなくてはならなくなったミーゴに、村の外へ出るための勇気を与えてあげる。
- パーシー(ジェームズ・コーデン)
- 人間の少年。動物ドキュメンタリームービーの撮影をしている。ミーゴと出会った際、パーシーのカメラにミーゴが映し出されたことで、大騒動に巻き込まれる。
- ストーンキーパー(コモン)
- ミーゴとミーチーが暮らす村の長。掟を重んじて、スモールフットを見たと話すミーゴを村の外へ出す。
映画『スモールフット』のあらすじ(ネタバレなし)
深く雪に覆われた人里離れた雪山の山頂に、その村は静かに存在していた。そこに暮らしひているのは人ではない。未確認生物「イエティ」が暮らしている村だった。そこに住むミーゴは、毛むくじゃらで大きな体をしているが、心優しく穏やかでときにおっちょこちょいで、心揺さぶる歌声を持っていた。
イエティの村では、伝説の生き物「スモールフット」の存在は架空の生物だと信じられていた。しかし、ある日たまたまミーゴはスモールフット=「人間」と出会ってしまう。村の人は誰1人ミーゴの話を信じず、ついに村の掟を守るストーンキーパーに、村から追い出されてしまう。
気を取り直して、ミーゴは伝説の存在スモールフットを追う。そしてついに、ミーゴは伝説の存在を見つける! 出会ったのは、少年パーシー。動物の動画を撮影していたパーシーは、突如として現れた巨大な毛むくじゃらの生物を目の当たりにして、気を失ってしまうのだった。
映画『スモールフット』の感想・評価
人間が「伝説の存在」!?
ロマン溢れる未確認生物UMAの存在は、日本でも数多くの推理推測がなされ、TVでは特番などを組んで放送されることもしばしば。雪山にはイエティ、海にはネッシーやクラーケン、陸にはビッグフットなど。日本でも河童やツチノコなどは、古くから言い伝えられている未確認生物。
「未確認生物」とは、人間がまだ発見していない生物のことをそう呼んでいる総称なのだが、「未確認生物」から見た人間は、彼らから何と呼ばれているのだろう。なんと今回の映画では、イエティらから人間が伝説の生物「スモールフット」と呼ばれているらしい。
日本語吹き替え版で、人間の少年パーシー役を演じる宮野真守氏は、脚本をもらったときに、人間がイエティ側からしたら伝説の存在だったと言う設定に斬新さを感じ、作品に対しての期待感を覚えたとのこと。地球上で70億を超える数を記録する人間は、もしかしたら彼らからしたら「未確認生物」なのかもしれない。
未確認生物は歌がお好き!?
言葉が通じなくとも、音楽を通じて人と人はコミュニケーションを図る生き物だ。そして、それはイルカやアシカ、シャチなどの知能の高い動物にも多少のなりの影響を及ぼし、家庭で家族として受け入れられている犬や猫にしても、音楽に興味や反応を示す個体もいる。
未確認生物のイエティはどうだろう。心優しいイエティのミーゴは、音楽によって自分の気持ちを露わにする。そしてその歌声は、皆の心を揺り動かす。言葉が通じなくても、種族が違っても、価値観が違っても、食べるものが違っても、音楽によって心躍る気持ちは変わらない。
音楽を愛する心が、2種族を繋ぎとめていく。日本でも大人気の『ミニオンズ』『怪盗グルー』シリーズを手掛けた音楽家、ヘイター・ペレイラの楽曲に合わせて、キャラクターたちが思い思いに歌を歌う。楽しそうな歌に、覚えやすいメロディーラインが流れたら、思わず見ている方も笑顔になり、体を揺らしてしまいそうだ。
UMAがインターネット上に大拡散!?
新聞記者や雑誌記者、いわゆる「特種!」を追っている人たちは、ビデオカメラやカメラを使って民衆の興味を引きそうなものを探し、撮り、記事にする。一般人ではどうだろうか。最近でこそインターネットが普及したため、小学生でも自分が撮った動画を一瞬で全世界に配信することができる。
パーシーが偶然撮影したイエティの動画も、そうしたインターネットを通じて瞬く間に世界中にその存在を知らしめることになる。現代社会ならではの事象と言えるのではないだろうか。これまでなら、新聞社などに動画や写真を提供し、プロの記者が事実を確認しに取材などに訪れ、それが記事やTV番組として作成され、一般の人たちの知るところとなる。
しかし、急速に広まってしまったイエティの存在は、一度知られてしまえば取り消すことなどできるはずもない。話題の中心人物となったイエティ・ミーゴと少年パーシーの運命は、社会に呑まれず楽しくミュージカルを奏でていられるのだろうか。彼らに巻き起こる大騒動で、多くの予測が飛び交いそうだ。
映画『スモールフット』の公開前に見ておきたい映画
ピーターラビット
世界中で最も有名なクマと言えば「くまのプーさん」だろうし、世界中で最も有名なネズミと言えば「ミッキーマウス」だろう、そして、世界中で最も有名なウサギと言えば、言わずもがなイギリスが生んだ名絵本の主人公「ピーターラビット」ではなかろうか。
2018年5月に、ついにハリウッドで実写映画化し、ジェームズ・コーデンがいたずらっ子のピーターラビットに声で命を吹き込んだ。ストーリーは、突如都会からやってきた人間の男性トーマスが、潔癖症故にピーターたちを追い払おうとする。
美しい湖水地方の自然に囲まれ、画家をしている人間のお友達・ビアと、大好きなウサギの仲間たちとの楽しかったピーターラビットの生活が台無しに! どうにかして追い払われる前にトーマスを追い出さなければ! ウサギの少年の平穏無事な暮らしへの奪還作戦が始まる。
詳細 ピーターラビット
怪盗グルーのミニオン大脱走
今作の音楽を手掛けるヘイター・ペレイラは、これまでに『ミニオンズ』だけでなく、『おさるのジョージ』や『アングリーバード』などのアニメーション映画から、『恋するベーカリー』や『ビバリーヒルズ・チワワ』などの話題作を担当している。
『怪盗グルーのミニオン大脱走』は、2017年に公開されたばかりのミニオンズと怪盗グルーとのおもしろコメディアニメーション映画。ミニオンたちの訳の分からない言葉もさることながら、ミニオンたちが歌う歌もまた面白くて子供たちだけでなく大人でも真似してしまう。
ハートフルで憎めない愛すべきキャラクターのミニオンたちの大活躍を、ヘイター・ペレイラの音楽と共に堪能してほしい。
ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!
1977年に制作されたディズニーアニメーション映画『ビアンカの大冒険』の続編が、1990年に誕生した。美しい白いネズミのミス・ビアンカと、ビアンカに恋心を寄せる小心者の茶色のネズミ・バーナードが繰り広げる大冒険。
今作で、監督・製作総指揮を担当しているキャリー・カークパトリックが脚本を手掛けたこの作品は、公開から約30年経つ今でも、ディズニーファンに根強い人気を誇っている。人間の少年コーディとミス・ビアンカ、バーナードが密猟者からゴールデン・イーグルを助ける友情の物語。
この映画を観れば、種族は違えど大切にする根底は同じなのだと、今作の『スモールフット』のハートフルな内容にも納得がいく。人間がネズミと一緒に大鷲を助けるなんて、誰がそんな話を信じるだろう。人間が伝説の存在とされていて、イエティが歌って踊るなど誰が想像していただろうか。その「誰も思いつかない」斬新な設定が、冒険に更なるドキドキとワクワクを与えてくれるのだ。
詳細 ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!
映画『スモールフット』の評判・口コミ・レビュー
スモールフット見てきました!✨
パーシー登場から歌のシーン、セリフまでグッと引き込まれて、さすがでした。小さな子たちも盛り上がっていました!パーシーとイエティとの出会いから、世界が変化していきます。
歌は予告編よりも少し長く聴けます!
面白くて優しいパーシーの表現がとても良かった。 pic.twitter.com/qHwTU2KymO— はるちぃ⑅◡̈*@\Just only you/ (@chii03206328) 2018年10月14日
スモールフット吹替版で観てきた。とーっても楽しかった!良いお話だったなぁ。声優さん達みなさん演技も歌も素晴らしかった。吹替版は声援に挑戦!みたいな名前だけ有名な人が声あててガッカリってのが時々あるけど、これは本当に良かった。子供に見せたい映画。
— ひろ@ (@hiiro_hiroto) 2018年10月13日
日本語吹替版での鑑賞でしたが、ミュージカル仕立てです。原語版では主人公のイエティの声をチャニングが当てているんだが、どうやら歌っているようなんです。チャニングの歌声を想像すると、字幕版が観たくなる!#スモールフット#チャニング・テイタム pic.twitter.com/KCmWijaP0T
— Lovelife♥ (@mylovelife0617) 2018年10月13日
「スモールフット」
異文化コミュニケーションとは難しいものだが、よく知らない相手に対して恐怖を感じることでそれが敵意を生むのがこの映画でよく分かる。仲良くしようとしてくる相手にすら、言葉が通じないと武器を向けてくるのだから。言葉よりも、お互いを理解しようとすることが大事なんだね😌 pic.twitter.com/P3VvzCHLZJ— Lovelife♥ (@mylovelife0617) 2018年10月13日
スモールフットを観賞。イエティの氷と岩で作られた高度?な文明が面独特だった。テーマは昔からのしきたりとそれに反発する若者的なベタな話だが、ツボを押さえた展開で面白かった
— なかむらようすけ (@nakamurayoyoyo) 2018年10月13日
映画『スモールフット』のまとめ
愛すべき毛むくじゃらの生物・ミーゴを初めて見たとき、ピクサー映画『モンスターズ・インク』に出てくるキャラクター・イエティを思い描いた。『モンスターズ・インク』のイエティも、雪男なので真っ白のふわふわの毛を持ち、雪玉で作るレモン味のアイスを好んでいるかわいい雪男だ。モンスターは怖くない、そんな夢を与えてくれるのも、未確認生物ならではかもしれない。歌って踊れる“もじゃかわ”イエティの活躍が、今から楽しみだ。
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