12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

ホラーサスペンス映画のおすすめランキング(2015年公開)

まだ新作として扱われている、2015年に日本で公開されたホラー映画。その中でも特に注目度が高かったり、とても面白かった作品を、ランキング形式でご紹介します。

ホラーサスペンス映画のおすすめランキング(2015年公開)

ゲームを原作にしたホラー映画が流行りはじめ、ゲームと一緒に楽しんだり、映画が面白かったからゲームにも興味が出てくる、なんてパターンも増えそうな予感がします。そんな2015年に公開されたホラー映画サスペンス映画の中で、注目度や人気が高かった10作品を、ランキング形式にしてご紹介します。

第1位 マザーハウス 恐怖の使者

注目ポイント&見所

滅多に見かけることのない、ベネズエラのホラー映画。ラスト30分の展開はこだわり抜かれたもので、近年のホラー映画の中でもダントツの完成度を誇る。現在と過去のストーリーがうまく絡み合っていて、複雑過ぎず、雑過ぎもしない。ホラー映画なのに、ラストは感動して泣いてしまうような意外性もある。ネタバレを見る前に本編を見て、精巧な演出や緻密に練られたストーリーを楽しんでもらいたい1本。

詳細 マザーハウス 恐怖の使者

第2位 ババドック 暗闇の魔物

注目ポイント&見所

オーストラリアのホラー映画で、女性監督のジェニファー・ケントの作品らしく、女性目線の箇所が多く見受けられる。シングルマザーとして問題児を抱える母親が常軌を逸していくのも、不気味な絵本から出てきた化け物のせいなのか、それとも疲れ果てた母が現実逃避の末に見ている幻覚なのか、ラスト30分まで区別がつかない。「ババドック」が結局何だったのかを明確にしない部分も、ひとつの魅力になっている。

詳細 ババドック 暗闇の魔物

第3位 心霊写真部 劇場版

注目ポイント&見所

元はDVDを2本リリース後に打ち切りになったホラーシリーズ作品だったが、ニコニコ動画で人気に火が付き、映画化まで発展した作品。ファンの声が多く反映された作品で、DVD版から続投したキャストのためのワンシーンが盛り込まれた。ホラー映画であると同時にミステリー映画でもあり、心霊写真の中にある謎を解いたり、マスク殺人鬼の正体に迫るという独特の展開が見もの。

詳細 心霊写真部 劇場版

第4位 死霊高校

注目ポイント&見所

ホラー映画界で影響力を持つ「パラノーマル・アクティビティ」の監督と「ソウ」の監督が製作を務めた豪華作品。POV形式で撮影されていて、オープニングで起こる事故の映像は、観客役のエキストラたちにドッキリを仕掛けてリアル感を出したという手の込みよう。ストーリー展開に無駄が無く、伏線とは思えないセリフやシーンも後に重要な意味を持ってくるという面白さがある。

詳細 死霊高校

第5位 アイズ(2015)

注目ポイント&見所

Jホラーブームの火付け役、「リング」「らせん」の原作者、鈴木光司の短編集の映画化作品。2段構えのどんでん返しが仕組まれていて、弟と家の幸せを壊そうとする少女の幽霊が実は幻覚だったという展開のあと、さらにもう一捻り加えられているのが見どころ。表札の落書きのアナグラムの意外な結末も、独特の不気味さや気持ち悪さがあって面白い。

詳細 アイズ(2015)

第6位 侵入者 消された叫び声

注目ポイント&見所

ゴーストハウスホラーと思わせておいて、実は生きた人間が侵入していたというスリラー映画にガラッと変化するのが見どころ。よく言えば無難にまとまっている、悪く言えばまとまりすぎていてビックリ感がない作品だが、ホラーが苦手な場合は比較的見やすい作品。残酷描写もほとんど無いので、ホラー映画によくあるグロテスクな場面が苦手な苦手な場合も、この映画なら安心。

詳細 侵入者 消された叫び声

第7位 コープスパーティー

注目ポイント&見所

残酷描写が特に有名なホラーアドベンチャーゲームを原作にした作品で、アイドルグループ乃木坂48の生駒里奈が主演した作品。アイドル映画ではあるが、さまざまなメディア展開をしているゲーム作品で、プロットがしっかりしているのが見どころ。ゲームを原作にした映画というよりも、ゲームの実写化という表現がピッタリで、ゲームの見せ場のひとつの残酷描写も見事に表現されている。なお、続編の制作も決定している。

詳細 コープスパーティー

第8位 青鬼 ver.2.0

注目ポイント&見所

人気フリーホラーゲーム「青鬼」の映画化作品2作目で、ブルーベリー色の謎の怪物“青鬼”から逃げて廃墟ジェイルハウスからの脱出を目指すという作品。バージョンアップ版であり、前作とのつながりはないので、本作だけでも楽しめる。デスノートなどのCGを手掛けたスタッフによる、精巧に出来ているリアルな“青鬼”や、バージョンアップによって出現する“フワッティー”という可愛い青鬼も見どころのひとつ。

詳細 青鬼 ver.2.0

第9位 死臭 つぐのひ異譚

注目ポイント&見所

Xbox Liveインディーズゲーム賞を受賞した、人気フリーホラーゲームの映画化作品。平凡な日常が突然変わってしまい、異世界に引きずり込まれた人々の苦悩を描いた作品。独特の雰囲気があって、ほぼ無差別に人を異世界に引きずり込むノースリーブの薄汚れたワンピースに素足、長い黒髪の幽霊“逝絵”の存在感が怖い。ゲームに忠実に再現されたオープニングも見どころ。

詳細 死臭 つぐのひ異譚

第10位 呪怨 ザ・ファイナル

注目ポイント&見所

怖いことで有名なJホラー作品「呪怨」のシリーズ最新作で、完結編でもある作品。完結編という割には完結しなかった“いかにも”な内容は見もの。前作「呪怨 終わりの始まり」の完全な続編で、前作主人公の姉が失踪した妹を探すうちに呪いに巻き込まれる。テレビシリーズ「世にも奇妙な物語」で多くの演出を手掛けている落合正幸が、前作に引き続きメガホンを取ったというのにも注目したい。

詳細 呪怨 ザ・ファイナル

まとめ

特に「マザーハウス 恐怖の使者」と「ババドック ~暗闇の魔物~」は、ギレルモ・デル・トロが製作に回ったホラー映画「MAMA」で満足できなかった人に、おすすめの作品だと思います。「死霊高校」は、近年増加傾向にあるPOVホラーの中でも、リアルさにこだわったのが伝わってくる作品です。新作だからこその真新しさもあるので、ランキングの順位に関係なく、どの作品から見ても楽しんでいただけると思います。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

影山みほをフォローする
ランキング

みんなの感想・レビュー