2014年に公開されたホラー映画、サスペンス映画の中から、特にオススメの10作品を、ランキング形式でご紹介します。
ホラーサスペンス映画のおすすめランキング(2014年公開)
新作としての扱いが終わり、レンタルや動画配信サービスなどで一般作品扱いになってきた、2014年公開のホラー映画やサスペンス映画。シリーズ完結編や、待望の最新作と称されたものも多いです。そんな2014年に公開された映画の中から、おすすめの10本を選んで、ご紹介させていただきます。
第1位 放送禁止 劇場版3 洗脳 邪悪なる鉄のイメージ
注目ポイント&見所
カルト的人気を誇ったPOVテレビドラマ「放送禁止」シリーズの映画化3作目。ドラマ最終話を別の視点からとらえた劇場版1作目、ドラマに登場した大家族のその後を海外のドキュメンタリー作家が追う2作目と続いたが、本作は原点に戻っている。中盤で起こる大どんでん返しや、脱洗脳とは関係のない“写ってはいけなかったもの”など、目が離せない作品。名前こそ売れていないが、出演者の演技力も秀逸。
第2位 ネスト(2014)
注目ポイント&見所
2009年にケビン・コスナー主演で公開された同じタイトルのハリウッド映画があるが、本作はフランス・スペインで製作された、1組の姉妹の物語。「エスターを凌ぐ」という事で注目を浴びたが、エスターよりもスティーヴン・キング原作の「ミザリー」に登場するアニーに似た狂気が垣間見える作品。衝撃的すぎて開いた口がふさがらないような残酷描写、有名作品からちょっとずつネタを拝借してツギハギにしたようなストーリーは、むしろ斬新ともいえる。
詳細 ネスト(2014)
第3位 ジェサベル
注目ポイント&見所
「パラノーマル・アクティビティ」と「ソウ」のスタッフがタッグを組んだ、ビデオテープの恐怖を描いた作品。ブードゥー教の恐怖、亡き母からのビデオレターでのハズレっぱなしのタロット占いという、不気味な雰囲気満点の作品。冒頭で事故にあい、車いす生活を余儀なくされた主人公が、頼れる人のいない地元で孤立していく様子も丁寧に描かれている。何よりも、王道の驚かし方の中にドキッとさせるものがあるのは見もの。
詳細 ジェサベル
第4位 パラノーマル・アクティビティ 呪いの印
注目ポイント&見所
低予算POV映画として大ヒットし、シリーズ化された「パラノーマル・アクティビティ」通称“パラアク”シリーズの最新作で、スピンオフ作品。ところどころに本編のケイティ&クリスティや、姉妹の祖母の魔女ロイスの影がうろつき、2作目で唯一生き残った少女アリが協力者として登場するなど、シリーズを通して見ていれば楽しめる作品。ケイティとミカも、ラストシーンでちゃっかり出演している。
第5位 リピーテッド
注目ポイント&見所
ニコール・キッドマン主演のミステリーサスペンス映画。記憶が1日しかもたない女性が、自分を襲った犯人を探しながら、自分の過去と向き合う様子が描かれている。記憶障害という設定を使ったミスリードや、意外な犯人の正体と大どんでん返しが見どころ。一番の原因が不倫という過ちというのは感情移入しにくいが、ハッピーエンドで終わるストーリーにはホッとさせられる。
詳細 リピーテッド
第6位 青鬼
注目ポイント&見所
フリーゲームの実況プレイ動画から人気に火が付いた、ホラー要素たっぷりの脱出ゲーム「青鬼」の映画化作品。グロテスクなシーンや、いかにもわかりやすい展開はあるものの、ブルーベリー色の化け物“青鬼”に追いかけられるシーンはスリル満点。「デスノート」などのCGも担当したスタッフの手で作られた、不気味な青鬼の姿も見もの。
詳細 青鬼
第7位 7500
注目ポイント&見所
清水崇監督のハリウッド映画で、自らの出世作「呪怨」のハリウッドリメイク版「THE JUON/呪怨」、「呪怨 パンデミック」に続く3作目。タイトルは「ナナゴーゼロゼロ」と読む。東京羽田行きの飛行機7500便の中で、一人の中年男性の怪死をきっかけに起こり始める不気味な現象を描いた作品。どんでん返しとまでは言えないが、意外なラストになっている。
詳細 7500
第8位 REC レック4 ワールドエンド
注目ポイント&見所
スペインの人気POVパニックムービー「REC/レック」シリーズ完結編。前作では出演しなかったヒロイン、アンヘラが再登場し、POVから第三者視点の一般的な映画の撮影方法に切り替えた。前作で、孫の結婚式の最中にウィルス感染に巻き込まれ、唯一生き残った老婆も登場する。これまであやふやになっていた謎のウィルスや教会、屋根裏部屋の少女の謎があきらかにされるのは見もの。
第9位 マザー(2014)
注目ポイント&見所
ホラー漫画家の楳図かずおの自伝的ホラー映画で、自らメガホンを取ったという熱がこもった作品。楳図作品のファンとして有名なタレント、中川翔子が看護師役としてゲスト出演を果たしているのは見どころ。突飛な印象を受けるストーリーだが、好きな人には受けるであろう展開であり、本気で怖がらせようとする映像には背筋が震える。楳図本人の絵がぎっしり張られた教室の壁は、別の意味で怖い。
詳細 マザー(2014)
第10位 劇場版 零 ゼロ
注目ポイント&見所
人気ホラーゲーム「零」シリーズを元にした、ホラーミステリー作品。お嬢様学園が舞台になっていて、キャストのほとんどが女性で占められているという、珍しい作品。公開前には、主演の中条あやみと森川葵の、女の子同士のキスシーンが話題になった作品でもある。同性愛をテーマにした世界観は一般受けしないし、「射影機」というカメラがあってこその「零」シリーズでカメラがほとんど出てこないという欠点が目立ってしまっているのは残念。
詳細 劇場版 零 ゼロ
まとめ
2014年に公開された、公開前の話題性が高かった作品や、オススメしたい作品を中心にランキングにさせていただきました。順位にかかわらずどの作品も面白いですし、「青鬼」は2作目の「青鬼 ver.2.0」製作が決定して2015年に公開されました。「パラノーマル・アクティビティ」シリーズ本編もまだ続くようですし、今のうちに楽しんでしまってはいかがでしょうか。
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