ブルーリボン賞の概要
ブルーリボン賞とは1950年に創設された映画賞である。運営を行っているのは「東京映画記者会」(東京のスポーツ7紙(スポーツ報知・デイリースポーツ・サンケイスポーツ・東京中日スポーツ・東京スポーツ・スポーツニッポン・日刊スポーツ)の映画担当記者で構成されている)。賞状に青色のリボンを結んでいたことから「ブルーリボン賞」の名前がついた。
1月1日から12月31日までに首都圏で公開された映画が選考対象になっており、演技だけではなく映画に対する姿勢も考慮されて受賞者が選ばれている。各紙で受賞者の発表が行われ、前年度の主演男優賞と主演女優賞を受賞した俳優達が授賞式の進行を行っている。
ブルーリボン賞の歴史・沿革
1950年に読売新聞、朝日新聞、毎日新聞の映画記者を中心に「東京映画記者会賞」の名前で賞が創設された。それは、1年間の映画記者同士の成果を賞として世に問うためであった。第1回目の授賞式は1951年3月22日東京劇場で開催された。
1966年自民党を中心に起こった政治不祥事件「黒い霧事件」の影響を受け、一時ブルーリボン賞が廃止されることになった。しかし、再開を望む声が上がり、1975年に再スタートを切ることになる。そのときの新人賞に、今でも実力派俳優として活躍している三浦友和と大竹しのぶが名を連ねている。
ブルーリボン賞の歴代受賞作一覧
作品賞
開催回 | 開催年度 | 受賞作品 |
---|---|---|
第66回 | 2023年 | ゴジラ-1.0 |
第65回 | 2022年 | ある男 |
第64回 | 2021年 | 孤狼の血 LEVEL2 |
第63回 | 2020年 | Fukushima 50 |
第62回 | 2019年 | 翔んで埼玉 |
第61回 | 2018年 | カメラを止めるな! |
第60回 | 2017年 | あゝ、荒野 前篇 |
第59回 | 2016年 | シン・ゴジラ |
第58回 | 2015年 | 日本のいちばん長い日 |
第57回 | 2014年 | 超高速!参勤交代 |
第56回 | 2013年 | 横道世之介 |
第55回 | 2012年 | かぞくのくに |
第54回 | 2011年 | 冷たい熱帯魚 |
第53回 | 2010年 | 告白 |
第52回 | 2009年 | 劔岳 点の記 |
第51回 | 2008年 | クライマーズ・ハイ |
第50回 | 2007年 | キサラギ |
第49回 | 2006年 | フラガール |
第48回 | 2005年 | パッチギ! |
第47回 | 2004年 | 誰も知らない |
第46回 | 2003年 | 赤目四十八瀧心中未遂 |
第45回 | 2002年 | たそがれ清兵衛 |
第44回 | 2001年 | 千と千尋の神隠し |
第43回 | 2000年 | バトル・ロワイアル |
第42回 | 1999年 | 御法度 |
第41回 | 1998年 | HANA-BI |
第40回 | 1997年 | バウンス ko GALS |
第39回 | 1996年 | 岸和田少年愚連隊 |
第38回 | 1995年 | 午後の遺言状 |
第37回 | 1994年 | 棒の哀しみ |
第36回 | 1993年 | 月はどっちに出ている |
第35回 | 1992年 | シコふんじゃった。 |
第34回 | 1991年 | あの夏、いちばん静かな海。 |
第33回 | 1990年 | 少年時代(1990) |
第32回 | 1989年 | どついたるねん |
第31回 | 1988年 | 敦煌 |
第30回 | 1987年 | マルサの女 |
第29回 | 1986年 | ウホッホ探険隊 |
第28回 | 1985年 | 乱 |
第27回 | 1984年 | 瀬戸内少年野球団 |
第26回 | 1983年 | 東京裁判 |
第25回 | 1982年 | 蒲田行進曲 |
第24回 | 1981年 | 泥の河 |
第23回 | 1980年 | 影武者 |
第22回 | 1979年 | 復讐するは我にあり |
第21回 | 1978年 | サード |
第20回 | 1977年 | 幸福の黄色いハンカチ |
第19回 | 1976年 | 大地の子守歌 |
第18回 | 1975年 | 化石 |
第17回 | 1966年 | 白い巨塔 |
第16回 | 1965年 | 赤ひげ |
第15回 | 1964年 | 砂の女 |
第14回 | 1963年 | にっぽん昆虫記 |
第13回 | 1962年 | キューポラのある街 |
第12回 | 1961年 | 豚と軍艦 |
第11回 | 1960年 | おとうと(1960) |
第10回 | 1959年 | キクとイサム |
第9回 | 1958年 | 隠し砦の三悪人 |
第8回 | 1957年 | 米 |
第7回 | 1956年 | 真昼の暗黒 |
第6回 | 1955年 | 浮雲 |
第5回 | 1954年 | 二十四の瞳 |
第4回 | 1953年 | にごりえ |
第3回 | 1952年 | 稲妻(1952) |
第2回 | 1951年 | めし |
第1回 | 1950年 | また逢う日まで |