日本アカデミー賞の概要
日本アカデミー賞とは映画芸術、技術、科学の向上発展のために作られた賞で、優れた作品や関係者達の功績を称えて贈られる賞である。アメリカのアカデミー賞を模しており、映画芸術科学アカデミーの正式な承諾を得て1978年に創設された。日本アカデミー賞協会が運営を行い、会員の投票によって選考が行われている。
授賞式の前年(前々年の12月初から前年の11月末)の間に東京都内で公開された映画が選考対象になっている。国内にある他の映画賞とは違い、技術部門賞を設けているのが大きな特徴と言える。認知度の高い作品や大衆的な支持を集めている作品が賞を受賞しやすい傾向にある。
日本アカデミー賞の歴史・沿革
映画評論家の水野晴郎の発案によりアカデミー賞が創設されることになった。映画芸術科学アカデミーの正式な承諾を得てアカデミー賞を開催しているのは、日本とイギリスの2ヵ国のみである。文化庁初代長官の今日出海氏が日本アカデミー賞協会の名誉会長に就任し、松竹社長の大谷隆三が初代会長を務めた。
第1回日本アカデミー賞授賞式は1978年4月6日に開催され、帝国劇場が会場となった。授賞式の様子は日本テレビで放送され、国民達を大いに楽しませた。そして、第4回目からは賞金・表彰状・ブロンズ像が贈られることになった。アメリカのアカデミー賞でアニメ部門が設立したことに合わせ、日本アカデミー賞でもアニメーション作品賞が作られた。
日本アカデミー賞の歴代受賞作一覧
最優秀作品賞
開催回 | 開催年度 | 受賞作品 |
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第47回 | 2023年 | ゴジラ-1.0 |
第46回 | 2022年 | ある男 |
第45回 | 2021年 | ドライブ・マイ・カー |
第44回 | 2020年 | ミッドナイトスワン |
第43回 | 2019年 | 新聞記者(2019) |
第42回 | 2018年 | 万引き家族 |
第41回 | 2017年 | 三度目の殺人 |
第40回 | 2016年 | シン・ゴジラ |
第39回 | 2015年 | 海街diary |
第38回 | 2014年 | 永遠の0 |
第37回 | 2013年 | 舟を編む |
第36回 | 2012年 | 桐島、部活やめるってよ |
第35回 | 2011年 | 八日目の蝉 |
第34回 | 2010年 | 告白 |
第33回 | 2009年 | 沈まぬ太陽 |
第32回 | 2008年 | おくりびと |
第31回 | 2007年 | 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン |
第30回 | 2006年 | フラガール |
第29回 | 2005年 | ALWAYS 三丁目の夕日 |
第28回 | 2004年 | 半落ち |
第27回 | 2003年 | 壬生義士伝 |
第26回 | 2002年 | たそがれ清兵衛 |
第25回 | 2001年 | 千と千尋の神隠し |
第24回 | 2000年 | 雨あがる |
第23回 | 1999年 | 鉄道員(ぽっぽや) |
第22回 | 1998年 | 愛を乞うひと |
第21回 | 1997年 | もののけ姫 |
第20回 | 1996年 | Shall We ダンス? |
第19回 | 1995年 | 午後の遺言状 |
第18回 | 1994年 | 忠臣蔵外伝 四谷怪談 |
第17回 | 1993年 | 学校 |
第16回 | 1992年 | シコふんじゃった。 |
第15回 | 1991年 | 息子 |
第14回 | 1990年 | 少年時代(1990) |
第13回 | 1989年 | 黒い雨 |
第12回 | 1988年 | 敦煌 |
第11回 | 1987年 | マルサの女 |
第10回 | 1986年 | 火宅の人 |
第9回 | 1985年 | 花いちもんめ。 |
第8回 | 1984年 | お葬式 |
第7回 | 1983年 | 楢山節考 |
第6回 | 1982年 | 蒲田行進曲 |
第5回 | 1981年 | 駅 STATION |
第4回 | 1980年 | ツィゴイネルワイゼン |
第3回 | 1979年 | 復讐するは我にあり |
第2回 | 1978年 | 事件 |
第1回 | 1977年 | 幸福の黄色いハンカチ |