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全米映画批評家協会賞の歴代受賞作一覧

全米映画批評家協会賞の概要

全米映画批評家協会賞とは、全米映画批評家協会が1966年から開催している賞のことである。毎年1月に会合が開かれ、選出された作品に賞が授与される。「最優秀劇場未公開映画賞、実験映画賞、映画遺産賞」など、他の映画賞にはない珍しい賞があるのが特徴の1つである。アカデミー賞を受賞した作品とはほとんど被ることがなく、独創的で野心的な作品が選ばれやすい。

作品賞を受賞する作品はアメリカで制作された映画に留まらず、フランスやスウェーデンなど海外で制作された映画が受賞する場合もある。それが、全米映画批評家協会賞ならではの独創的な特色を出していると言える。

全米映画批評家協会賞の歴史・沿革

全米映画批評家協会賞を作った全米映画批評家協会は、ニューヨーク映画批評家協会への入会を断られた者達で設立した協会である。そのため、ニューヨークを拠点に活動を始めている。現在はニューヨークの批評家だけに留まらず、ロサンゼルス、ボストン、フィラデルフィアなどで活躍している批評家がメンバーにおり、多彩な視点から賞を受賞する作品が選出されている。

全米映画批評家協会には約60人の会員がおり、週刊紙や日刊紙など批評の場は多岐に渡る。世界中のプロの映画評論家や映画ジャーナリストで構成される国際映画評論家連盟のアメリカ代表という側面も持っている。そんな彼らが授与する賞のため、アメリカ映画賞の中でも権威のある賞として国内で認知されている。

全米映画批評家協会賞の歴代受賞作一覧

作品賞

開催回 開催年度 受賞作品
第57回 2022年 TAR/ター
第56回 2021年 ドライブ・マイ・カー
第55回 2020年 ノマドランド
第54回 2019年 パラサイト 半地下の家族
第53回 2018年 ザ・ライダー(2017)
第52回 2017年 レディ・バード
第51回 2016年 ムーンライト
第50回 2015年 スポットライト 世紀のスクープ
第49回 2014年 さらば、愛の言葉よ
第48回 2013年 インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
第47回 2012年 愛、アムール
第46回 2011年 メランコリア
第45回 2010年 ソーシャル・ネットワーク
第44回 2009年 ハート・ロッカー
第43回 2008年 戦場でワルツを
第42回 2007年 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
第41回 2006年 パンズ・ラビリンス
第40回 2005年 カポーティ
第39回 2004年 ミリオンダラー・ベイビー
第38回 2003年 アメリカン・スプレンダー
第37回 2002年 戦場のピアニスト
第36回 2001年 マルホランド・ドライブ
第35回 2000年 ヤンヤン 夏の想い出
第34回 1999年 マルコヴィッチの穴
第34回 1999年 トプシー・ターヴィー
第33回 1998年 アウト・オブ・サイト
第32回 1997年 L.A.コンフィデンシャル
第31回 1996年 奇跡の海
第30回 1995年 ベイブ
第29回 1994年 パルプ・フィクション
第28回 1993年 シンドラーのリスト
第27回 1992年 許されざる者
第26回 1991年 ライフ・イズ・スイート
第25回 1990年 グッドフェローズ
第24回 1989年 ドラッグストア・カウボーイ
第23回 1988年 存在の耐えられない軽さ
第22回 1987年 ザ・デッド 「ダブリン市民」より
第21回 1986年 ブルーベルベット
第20回 1985年
第19回 1984年 ストレンジャー・ザン・パラダイス
第18回 1983年 サン・ロレンツォの夜
第17回 1982年 トッツィー
第16回 1981年 アトランティック・シティ
第15回 1980年 メルビンとハワード
第14回 1979年 ヤング・ゼネレーション
第13回 1978年 ハンカチのご用意を
第12回 1977年 アニー・ホール
第11回 1976年 大統領の陰謀
第10回 1975年 ナッシュビル
第9回 1974年 ある結婚の風景
第8回 1973年 映画に愛をこめて アメリカの夜
第7回 1972年 ブルジョワジーの秘かな愉しみ
第6回 1971年 クレールの膝
第5回 1970年 M★A★S★H マッシュ
第4回 1969年 Z
第3回 1968年 ベルイマン監督の恥
第2回 1967年 仮面 ペルソナ
第1回 1966年 欲望(1966)