英国アカデミー賞の概要
英国アカデミー賞とは1947年に創設した賞で、映画に関連した業績の中から優れた作品やスタッフに対して与えられるものである。英国の映画産業に従事する者達によって構成されている団体、英国映画テレビ芸術アカデミーが主催している。
英国内では権威ある映画賞とし有名で、国民の多くから関心を集めている。それと同時に、アメリカのアカデミー賞と同一作品が賞を受賞する場合も多く、「アメリカのアカデミー賞の前哨戦」として世界中から大きな注目を集めている。近年ではコンピューターゲーム賞やアニメ映画賞など、新しい部門が新設されている。
英国アカデミー賞の歴史・沿革
英国映画の進歩に向けて優れた仕事を行った者に対して功績を称えるため、1947年英国映画テレビ芸術アカデミーの前身である英国映画アカデミーによって英国アカデミー賞が設立された。1998年からテレビ中継を携帯電話会社のオレンジ社が提供するようになり、2000年以降から正式名称がオレンジ英国アカデミー映画賞に改変された。
2003年から始まった英国アカデミー賞ゲーム部門の新設は大きな話題を集めた。日本でも人気のFPSゲーム『コール オブ デューティ』や3Dアクションゲーム『スーパーマリオギャラクシー』などが受賞している。
英国アカデミー賞の歴代受賞作一覧
作品賞
開催回 | 開催年度 | 受賞作品 |
---|---|---|
第77回 | 2023年 | オッペンハイマー |
第76回 | 2022年 | 西部戦線異状なし(2022) |
第75回 | 2021年 | パワー・オブ・ザ・ドッグ |
第74回 | 2020年 | ノマドランド |
第73回 | 2019年 | 1917 命をかけた伝令 |
第72回 | 2018年 | ROMA/ローマ |
第71回 | 2017年 | スリー・ビルボード |
第70回 | 2016年 | ラ・ラ・ランド |
第69回 | 2015年 | レヴェナント 蘇えりし者 |
第68回 | 2014年 | 6才のボクが、大人になるまで。 |
第67回 | 2013年 | それでも夜は明ける |
第66回 | 2012年 | アルゴ |
第65回 | 2011年 | アーティスト |
第64回 | 2010年 | 英国王のスピーチ |
第63回 | 2009年 | ハート・ロッカー |
第62回 | 2008年 | スラムドッグ$ミリオネア |
第61回 | 2007年 | つぐない |
第60回 | 2006年 | クィーン |
第59回 | 2005年 | ブロークバック・マウンテン |
第58回 | 2004年 | アビエイター |
第57回 | 2003年 | ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 |
第56回 | 2002年 | 戦場のピアニスト |
第55回 | 2001年 | ロード・オブ・ザ・リング |
第54回 | 2000年 | グラディエーター |
第53回 | 1999年 | アメリカン・ビューティー |
第52回 | 1998年 | 恋におちたシェイクスピア |
第51回 | 1997年 | フル・モンティ |
第50回 | 1996年 | イングリッシュ・ペイシェント |
第49回 | 1995年 | ユージュアル・サスペクツ |
第49回 | 1995年 | いつか晴れた日に |
第48回 | 1994年 | フォー・ウェディング |
第47回 | 1993年 | シンドラーのリスト |
第46回 | 1992年 | ハワーズ・エンド |
第45回 | 1991年 | ザ・コミットメンツ |
第44回 | 1990年 | グッドフェローズ |
第43回 | 1989年 | いまを生きる |
第42回 | 1988年 | ラストエンペラー |
第41回 | 1987年 | 愛と宿命の泉 PART1 フロレット家のジャン |
第40回 | 1986年 | 眺めのいい部屋 |
第39回 | 1985年 | カイロの紫のバラ |
第38回 | 1984年 | キリング・フィールド |
第37回 | 1983年 | リタと大学教授 |
第36回 | 1982年 | ガンジー |
第35回 | 1981年 | 炎のランナー |
第34回 | 1980年 | エレファント・マン |
第33回 | 1979年 | マンハッタン(1979) |
第32回 | 1978年 | ジュリア |
第31回 | 1977年 | アニー・ホール |
第30回 | 1976年 | カッコーの巣の上で |
第29回 | 1975年 | アリスの恋 |
第28回 | 1974年 | ルシアンの青春 |
第27回 | 1973年 | 映画に愛をこめて アメリカの夜 |
第26回 | 1972年 | キャバレー |
第25回 | 1971年 | 日曜日は別れの時 |
第24回 | 1970年 | 明日に向って撃て! |
第23回 | 1969年 | 真夜中のカーボーイ |
第22回 | 1968年 | 卒業 |
第21回 | 1967年 | わが命つきるとも(1966) |
第20回 | 1966年 | バージニア・ウルフなんかこわくない |
第19回 | 1965年 | マイ・フェア・レディ |
第18回 | 1964年 | 博士の異常な愛情 |
第17回 | 1963年 | トム・ジョーンズの華麗な冒険 |
第16回 | 1962年 | アラビアのロレンス |
第15回 | 1961年 | 誓いの休暇(1959) |
第15回 | 1961年 | ハスラー |
第14回 | 1960年 | アパートの鍵貸します |
第13回 | 1959年 | ベン・ハー(1959) |
第12回 | 1958年 | 年上の女(1958) |
第11回 | 1957年 | 戦場にかける橋 |
第10回 | 1956年 | 居酒屋(1956) |
第9回 | 1955年 | リチャード三世(1955) |
第8回 | 1954年 | 恐怖の報酬 |
第7回 | 1953年 | 禁じられた遊び |
第6回 | 1952年 | 超音ジェット機 |
第5回 | 1951年 | 輪舞(1950) |
第4回 | 1950年 | イヴの総て |
第3回 | 1949年 | 自転車泥棒 |
第2回 | 1948年 | ハムレット(1948) |
第1回 | 1947年 | 我等の生涯の最良の年 |